便利なウェブサービスは遠く離れ人と情報を共有できるのがメリットです。しかしその一方で設定を間違ってしまうと意図しない形で情報公開をしてしまう危険性も孕んでいます。
カンバン方式を用いたプロジェクト管理ツールで人気の「Trello」が公開範囲の設定を誤り個人情報や重要情報、恥ずかしい写真などを「公開」してしまっているユーザーが大多数いると話題になっています。
Trelloを利用している方は今一度設定を見直してくださいね。
公開設定するとGoogle先生にインデックス化されちゃうよ!
インターネットに公開された情報はアドレスが分かればGoogleのロボットがクローリング(巡回)し、検索対象としてデータベースにインデックス化されます。
対象サイトとキーワードを指定することで目的の情報を検索可能です。例えばTrelloだと、「site:trello.com キーワード」で検索すれば・・・出るわ出るわ。自分事のようにゾッとしました。
Trelloの公開設定を見直そう、基本は非公開を推奨
Trelloを利用されている方はボードの公開設定を確認しましょう。
ボードごとに公開設定ができます。ボードを開いて設定状況を確認してみましょう。自分専用としたい場合は「非公開」となっていることを確認しましょう。
「公開」となってる場合は、インターネットに接続しているすべての人がボードを閲覧できます。Googleも例外ではなく、検索対象となることに注意してください。
「公開範囲設定」を注意するのはTrelloだけではない
今回はTrelloの公開範囲を「公開」としていることによる情報流出の危険性が大きな話題になりましたが、これはTrelloに限ったものではありません。
その他のToDo管理サービスや自分専用のメモアプリ、OneDriveなどのオンラインドライブ、Googleフォトなどのオンラインアルバムなどなど。
初期設定では「非公開」となっているものがほとんどですが、意図せず「公開設定」をしてしまうこともあるでしょう。また、フォルダ自体を公開設定した場合、そのフォルダ内すべてが、知らず知らずに情報公開されてしまうこともよくある事故です。
ウェブサービスは便利なサービスですが設定ひとつで予想外の大きなトラブルや被害を引き起こすものだということを十分に理解して利用するようにしましょうね。