2020年4月8日に商用サービスが開始した第4のMNO、楽天モバイル。サービス開始日開通組の私は、2021年4月8日についに課金が開始されます。1年間利用をして様々な記事を書きました。
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楽天モバイルは商用開始を記念し300万回線まで1年間利用料無料キャンペーンを開催し、1年弱で300万回線を達成しました。2021年4月7日についに1年間利用無料キャンペーンを終了します。
楽天モバイルを利用するつもりが無い人であっても2021年4月7日までに契約をしておいて損はまったくありません。また、4月8日以降であっても利用一定条件を満たす方にとっては引き続き魅力的なサービスであることは間違いありません。
今回は試用期間フル1年間体験した私が、取りあえず楽天モバイルに契約しておけばいいよ!という内容とその理由をお話をご紹介したいと思います。
楽天モバイル自体のデメリット・デメリット
はじめに楽天もモバイル自体のメリット・デメリットをご紹介します。1年間利用してきて強く感じたことですので自分の生活パターンに合致するかをイメージしながらご覧ください。
ひとことで表現するならば楽天モバイルのエリア内であれば最強のプランです。一方で肝心の電波が不安すぎます。この1年で急速に改善しましたが楽天モバイルが使用するBand 3自体の特性もあり圏外になりやすく、それを補完するはずのau回線(パートナー回線)の契約も終了を迎えつつある今、メインの携帯電話の回線として楽天モバイル1回線だけで利用するのはお勧めしません。
メリット
- 楽天モバイル圏内であれば通信・通話において快適・無敵
- 固定電話・携帯電話どこにかけても通話料無料、SMSも無料なのは安心感がある(ナビダイヤルなど一部通話除く)
- 20GB以上利用しても月額3,278円は安い
- 1日10GB以上利用すると3Mbpsに低速化するが充分
デメリット
- 楽天モバイルのエリアはこの1年で急速に広がったが全国レベルで見るとまだまだ狭い
- 楽天モバイルの圏内であっても屋内や地下などで圏外なることがある
- パートナー回線契約がなくなり圏外となる空白エリアがある
- 楽天LINKアプリを利用せず電話標準アプリを利用すると30秒10円の通話料がかかる
- 現状ではメイン回線では使えないと強く感じる
楽天モバイル回線をどのように利用したらよいか
現状の楽天モバイル回線の状況からどのように利用するのがよいか考えてみました。
- 自宅の固定回線として
- モバイルWi-Fiとして
- DSDVスマホで、他社回線と併用利用して携帯電話かけ放題として
- DSDVスマホで、他社回線と併用してデータ通信が多いときだけ楽天モバイル回線を利用
前半の2つはインターネット回線として利用する案です。1日10GBまでの制限がありますがこれはなかなかの通信量になります。家族3人以上でみんなが動画をバリバリみない状況であれは足りる容量だと思いますし、10GB超過後も速度制限は3Mbpsと使用に耐えうる速度だと思います。
後半の2つはDSDVスマホと組み合わせる方法です。メインで利用する電話番号は楽天モバイルへMNPします。これにドコモ・au・ソフトバンクの回線と組み合わせることで「圏外」を防止します。この回線はデータ専用回線でも構いません。MVNOやサブブランドなど月額2,000円までのプランを利用するといいと思います。
ちなみにDSDVスマホはAndroidならSIMフリー機で多くの機種で対応していますし、iPhoneならばiPhone XR以降の機種ならば、楽天モバイルをeSIMで利用することで2回線利用できます。(iPhone XR、XS、11、SE 2、12)
2021年4月7日までにどのような契約したらよいか?
ここまで楽天モバイル回線自体のメリット・デメリットを見てきました。ラストスパートを迎えたプラン料金が1年間無料のキャンペーンは2021年4月7日に終了します。
このキャンペーンは月額3,276円が無料になるもので20GB以上利用しても1円も発生しません。楽天LINKアプリ以外で通話した場合やナビダイヤルなどは通話料が発生しますが基本的に1年間0円となるため、取りあえず契約しとけ!と話題になっています。
ではどんなパターンの方が契約すればよいか考えてみましょう。
- メイン回線を楽天モバイルだけで利用はしない
- DSDVスマホを持っていれば併用するドコモ・au・ソフトバンク回線を併用させることができれば、メイン回線を楽天モバイルにMNPしてもOK
- 新規契約する場合、1,100円を別途支払えば自分の好みの番号を取得できる
- 特に利用する予定はないけれども新規契約でモバイルルーターやスマホをゲットしておく
しつこいようですがメイン回線を楽天モバイルで一本化することは激しくお勧めしません。DSDVスマホで他の回線と併用できる方ならメイン回線をMNPしてもいいでしょう。何を言っているかわからない方はメイン回線はそのままで。
また、新規契約をする場合、1,100円を出せば自分で番号を選べます。携帯電話会社でMNO、サブブランド、MVNOいずれにおいてもオンライン契約時に番号を自由に選べるのは初ではないでしょうか。実はこれはスゴイサービスかな?と思っています。
使う予定がなくても取りあえず新規契約をしておけば色んなポイントキャッシュバックもありノーリスクで回線と端末をゲットできます。
2021年4月8日以降も楽天モバイルへの契約がおすすめなのは続く
2021年4月8日以降は通常のプラン料金が適用されますが、楽天モバイルの契約は引き続きオススメな状況は変わりません。その理由をご紹介します。
- キャンペーンでポイントをもらえる
- 1GBまで0円(ひとり1回線まで)、3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、20GB超過後はどれだけ使っても3,278円と業界で最安値レベル
- 契約手数料 0円、解約違約金 0円、MNP転出料 0円
- eSIM、物理SIMの切り替え手数料 0円
- 1,100円で番号を選べる
もっともオススメな使い方は前述の通りですが、その他にもメリットがいっぱいです。1GBまで0円、契約手数料、解約違約金、MNP転出料が0円なので気軽に申し込んだり解約ができる、というのはこれまでの携帯電話業界にはない気軽さがあります。
MNP転出料が0円ということは、他社のMNP加入キャンペーンを適用するために回線を準備することができます。
1,100円で好きな番号を選べるのも大きいです。例えばお子さんに新しい携帯電話を与えるときに楽天モバイル以外の回線を考えていたとしても、番号は好きな番号を選びたいな、と思った場合、一度、楽天モバイルで新規契約、番号を選択・取得をした後、MNPで予定する契約会社へ転出すればOKです。ここでは楽天モバイルでかかるコストは1GBまで0円のため番号取得にかかる1,100円のみとなります。
さいごに
今回は楽天モバイルを1年間利用してきて分かったメリット、デメリットについてまとめてみました。楽天モバイルが打ち出した2,980円という価格はahamo誕生のきっかけにもなったし、MNP手数料無料化も進む結果になりました。携帯電話業界に大きな風を起こしたのは間違いありません。
取りあえずは契約をしておけば損はない楽天モバイル。まだ未契約の方は1回線、契約されてはいかがですか?