2021年3月5日全世界で劇場公開が開始したディズニー映画「ラーヤと龍の王国」はディズニーの有料ストリーミングサービス「Disney+」で月額700円(税込770円)のユーザーが2,980円(税込3,278円)のプレミア アクセス料金を追加で支払うと視聴が可能となります。
劇場公開と同時に自宅のリビング、タブレット、スマホで視聴できるとは・・・。スゴイ時代になったものです。
プレミア アクセスは一般的なオンデマンドビデオサービスと違い72時間などの時間制限はなく、Disney+に加入中はいつでも視聴できます。一度解約後も再契約すれば視聴できます。また、数か月後にはDisney+の一般コンテンツで配信されることが予想されます。
実際に2020年秋に「ムーラン」(実写版)が新型コロナウィルスの影響で幾度となく公開が延期されついに劇場公開は中止、Disney+の独占プレミア アクセスとして公開されましたが、2021年3月現在、追加料金は必要なく視聴できます。
https://disneyplus.disney.co.jp/
プレミア アクセスは劇場を殺すか?
「ムーラン」に続き「ラーヤと龍の王国」がDisney+会員専用 プレミア アクセス の配信を決行したディズニーですが、映画館への影響、ディズニーの興行収入への影響はどのくらいあるのか興味あるところです。
映画館にとっては面白くないのでしょう。新作映画は集客力も大きくディズニー作品ならなおさらです。しかし「ラーヤと龍の王国」はトーホーシネマやMOVIXなどで上映がありません。これは東宝や松竹が強い不信感を持っていることは明らかです。
私はこのご時世なので映画館に行くのは控えたいと考えています。プレミアアクセスのおかげでディズニー作品をいち早く楽しめたと感謝しています。一方で映画は映画館で観ないと・・・。という方も多いのも事実です。映画館はそれほど気にする必要はないのではないかと思います。
もし両方の売り上げを確保したいのならば映画館で視聴した場合、プレミアアクセスの価格を値引きすればいいのではないか?と思います。そうすれば何度も見たいというファンの要望にも応えられますし映画館で観る意義も成り立ちます。
いずれにせよこの流れは今後も加速すると思います。映画の新しいカタチになるでしょう。映画館も一律に拒絶するのではなく共存する方法を模索していくことを期待したいです。