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大阪都構想、いよいよ投票へ。大阪市民の方は必ず投票に行こう!

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いよいよ、大阪市廃止。特別区設置住民投票が2020年11月1日に行われます。

告示後、賛成派、反対派の意見をできる限り同じ量だけ見るようにしました。今回は賛成・反対の意見ではなく色んな雑音を排除して、投票の際に判断したいポイントをシンプルにまとめてみました。

もし実現すれば130年ぶりの大変革となります。今回の投票の結果が今後、10年、数十年後の大阪の形を作ります。大阪市民の有権者のみなさんは必ず投票へ行きましょう。

目次

大阪市を廃止し特別区を設置

大阪市を廃止し特別区を設置されます。

大阪市を廃止し、24ある区が4つの特別区に再編されます。それぞれの特別区は大阪府の他の市と同様の権限となり、住民サービスを担います。

ポイントは「他の市と同様の権限となり」の部分だと私は考えます。

そもそも市は人口によって一般市、中核市(20万人以上)、政令市(50万人以上)といわゆるランクがあります。ランクが上がるにつれ「財源」と「権限」が増えます。

つまり、人口260万人いる政令市の大阪市を60〜80万人程度の4つの特別区に分割されます。

特別区になると政令市にあったお金と権限を大阪府に委譲することになります。

  • 大阪市の豊富な財源を大阪府へ譲渡
  • まちづくりの権限を大阪府が持つ

大阪市の権限は縮小され財源は大阪府へ

特別区は一般市と同程度の権限(それよりも低いという意見もあります)になることで、堺市を除き大阪府から見ると他市と同じ位置付けとなります。

大阪府に財源と権限を戻すことで政策は進めやすくなります。財源は大阪全体の発展のため利用できるようになります。

例えば大阪府全体で高速道路の整備ができるようにもなりますし、鉄道の整備もできるようになります。

  • 大阪府が全体の政策を進めやすくなる
  • 大阪市の財源を大阪府全体の政策に使える

大阪府全体の発展を考えていく制度

政令市となり260万人を抱える大阪市はお金と権限を持ちすぎて大阪府と衝突することがこれまで大きな問題でした。

現在は維新の会が府知事・市長のポジションのため調整や決定がスムーズに行っているものが、体制が変われば過去のように、大阪府と大阪市が対立しものごとが進みにくくなることが十分に考えられます。

つまり、現在のような状況を続けよう、というのが今回の最大の目的です。

ただし、大阪市の意見が今後、特別区の声として同じ声の大きさで大阪府に届くかは話しは別です。ここから先は民主主義の話しとなり、その時の府議員や府知事が大阪府をどういう形にしようか、と考えることになります。

その政策は大阪全体のためになるか?がポイントとなり特別区の意見が通りにくくなるのは当然あるでしょう。

一方で大阪の中心は紛れもなく特別区のエリアです。このエリアを蔑ろにする政策は考えにくいとも言えるでしょう。最優先されるべきであるのは間違いありません。

しかし大阪市という形がなくなる以上、それを保証することは誰もできなくなります。

さいごに

賛成派・反対派の意見は過去の話し、未来の話しが混在して分かりにくくなっているような気がします。

一度、大阪市を解体すると二度と戻ることはできません。また、特別区を設置すると隣接する市は住民投票をすることなく特別区に編入が可能になります。

有権者のみなさんには、何が起こるか、今後はどういった状態になるかをきっちり理解したうえで未来の大阪のために一票を投じて欲しいとも思います。

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