GoogleはAndroid 11をリリースしました。自社スマホPixelシリーズから配信が始まりました。私のPixel 4aにも配信されたので早速、ダウンロードして使ってみました。
Google謹製のピュアAndroidのPixelシリーズだから実現した、正式リリース当日の最新OS公開は新しいもの好きにとっては嬉しい限りです。アップデートは1時間弱でできました。
Android 11の新機能や使ってみた感想を書こうかと思いましたが、他のサイトにお任せするとして、今回はすこし視点を変え、昨今のOSの高機能化を受けてOSの在り方について考えてみました。
スマホOSのあるべき姿は?
Android 11ではさらに便利になる機能追加・機能改善・セキュリティ強化が図れました。
iOSとAndroidはすでに要求されるであろう基本的な機能は搭載されており、お互いに足らずの機能を真似しさらに高みを目指しているという状況です。
それでは少し考えてみましょう。OSがあるべき姿はなんでしょうか?
- 安定性
- 高機能化
- セキュリティ強化
これに尽きます。
しかし、これはアプリ開発者側から見ればその目指すものすべてが歓迎するものとは限りません。OSのアップデートの度に動作確認と対応をしなければならないし、セキュリティ強化があればその対応もしなければならない。一度リリースをすれば終わりなき維持管理を続けなければなりません。
逆に、利用者からすれば、OSの高機能化により標準機能で搭載してくれればアプリをインストールする必要はなくなりますし、Androidの場合、機種が変わっても操作が変わらないメリットもあります。
この流れは今後も変わることは無いでしょう。
iOSとAndroidはますます似通ったものに近づき、現在はアプリのインストールが必要な機能の多くがOSに取り込まれ標準機能化していくことが容易に想像できます。
私個人の考えはこの流れは基本的に賛成です。OSの肥大化は元々は必要無い。と考える派でしたが、Apple製品の成功・人気の理由は、OSの新設設計があります。IT技術に詳しい人が想像する以上に、アプリをインストールすることに興味がない人が実に多いです。
この十年で大きく環境が変わりました。IT技術に詳しい、興味がある人よりも、詳しくない、興味の無い人の方が圧倒的に多くなりました。こうなるとOSの肥大化を否定するのではなく、むしろ家電製品のように、誰もが使えるものに近づけるように設計していく必要があるのだろう、と考えるようになりました。
Android 11を触りながら、今後のOSのあるべき姿をこんな風に考えていました。
みなさんは、「OSのあるべき姿」についてどのようなお考えでしょうか?