富士通は19日、親指シフト関連商品の販売・サポートの終了を決定したと発表しました。
親指シフトは富士通が開発した日本語入力です。現在はローマ字入力やかな入力が主流となり、親指シフトと少数派となっています。
1980年5月の日本語ワードプロセッサ「OASYS100」発表以来40年もの間、関連製品を提供してきましたが、事業継続のため業務効率化や商品の価格アップなどの施策を講じてきましたが、やむなく販売・終了を決定したとのことです。
https://www.fmworld.net/biz/fmv/whatsnew/20200519/index.html
対象製品は以下の通り。
親指シフトキーボード
品名 | 型名 | 販売終了時期 | サポート終了時期 |
---|---|---|---|
親指シフトキーボード(PS/2接続) | FMV-KB613 | 2021年5月 | 2026年6月 |
親指シフトキーボード(USB接続) | FMV-KB232 | ||
LIFEBOOK親指シフトキーボードモデル (企業向けノートPCカスタムメイドオプション) |
FMCKBD09H | 2021年3月 | 2026年4月 |
日本語ワープロソフト・入力ソフト
品名 | 型名 | 販売終了時期 | サポート終了時期 |
---|---|---|---|
OASYS V10.0 | B5140XD0C | 2021年5月(*1) | 2024年5月(*1) |
Japanist 10 | B514C081C | 2026年6月(*2) |
(*1)個人の顧客向けは販売終了が2020年9月、サポート終了が2023年9月
(*2)2024年6月以降は事例ベースのサポートとし、新規の障害調査/修正提供は行なわない
親指シフターはどうなるのか?
私は親指シフト愛用者ですが、私を含め、親指シフターの今後はどうなるのでしょうか?実はそれほど大きな影響はないかと思われます。
親指シフトは専用キーボードである必要はなく、スペースキーが短いJISキーボードであれば親指シフトは可能です。実際、HHKBやMacBookで親指シフトをしている人が多くいらっしゃいます。WindowsではDvorakJで親指シフトインストーラーが配布されていますし、MacではLacailleという素晴らしいソフトが存在します。
富士通の親指シフト関連製品の販売、サポートは終了してしまいますが、親指シフトは不滅です!!
親指シフトを開発(発明)してくれた富士通さんに感謝とお礼を言いたいと思います。長い間、ありがとうございました。
ひとぅブログでは親指シフト関連の記事を色々と公開しています。お時間があるときにどうぞ!