昨年3月から約1年間利用した、LINKSYS VELOP。我が家全体をメッシュWi-Fiで包み込んで快適にネット環境を提供してくれています。この間、障害は二度ほどありましたが機器本体の故障はなく再セットアップや本体の再起動で解決しましたし、その安定感は過去に利用してきたルーターの中でも群を抜いた性能と安定感、という私の評価です。
導入時のレビュー記事は以下。
フィルタリングサービスを導入することにより、LINKSYS VELOPに接続する機器に対し、有害なサイトを遮断することが可能です。Linksys Sheldというサービスで年額5,500円または、月額550円で提供されています。
30日間の無料期間があったためそろそろ更新の時期がやってきたので更新の有無を検討しました。結果はタイトルにある通り、サービス利用を継続し、契約を1年間更新することにしました。
今回はその理由と1年間使ってきた感想をご紹介します。
https://www.linksys.com/jp/linksys-shield/
Linksys Sheldの機能は?
Linksys SHeldの設定は、Linsysスマホアプリで行います。App StoreあるいはGoogle Playで料金の支払いを行います。
「保護者による制限」から機器ごとに選択すると制限の範囲を設定できます。機器は最大14台まで登録できます。制限はインターネットの接続自体を制限したり、カテゴリ別に有害なサイトを遮断したり、特定のウェブサイトのアクセスを禁止することが可能です。
はじめに年齢帯を選択します。例えばティーンを選択すると13?17歳に適した制限を自動でセットしてされます。それぞれ任意にON/OFFを切替え設定することができます。
悪意のあるサイトを禁止するのは当然ですが、テストされていないウェブサイトも遮断することも可能です。サービス提供するセキュリティ会社、トレンドマイクロが安全性を確認・判定できてないサイト(新しいサイトも)は遮断することもできます。これを設定するとかなり安全性が高まりすが、逆に利便性が低下しますね。
インターネット接続を許可しない時間帯を曜日で設定可能です。週末は夜遅くまで使えるけども、平日は21時まで!とルールを決めてなおかつルーターでタイマーで自動的に設定できるので便利ですね。
Linksys Shieldの不満点もある
一度設定するとその後は放ったらかしでいいので、簡単かつ安心なのはいいのですが不満点もあります。年間5,500円の有償サービスなのでぜひ改善や機能追加をお願いしたいところです。
- ロギング機能を搭載して欲しい
- 対象機器を選択して設定するだけでなく全機器に対してフィルタリングをかけデフォルト値を設定したい
- LTE回線にした場合、閲覧できてしまう(これ自身はLinksys Shieldの不満点ではなく課題と感じている点)
1つめはログ機能の充実です。危険なサイトへのアクセスをブロックした履歴は欲しいところです。子どもや家族がどのようなサイトにアクセスしようとしたか。知るキッカケにできます。また、対象機器は個別で登録が必要で最大14台までとなっています。
しかし我が家では30台以上の機器が稼働しておりすべてを網羅することはできていません。ブラウザ機能を搭載しない機器もありますが、接続された機器はすべて対象とし、デフォルトで監視対象となると嬉しいです。
最後の項目はLinksys Sheildの不満点ではなく課題と感じている点ですがiPhoneなどLTE回線で接続された場合、当然ながらフィルタリング対象から外れてしまいます。当然こどもたちはこの事にも気づいていますしテザリングをして回避することも覚えていくでしょう。
現時点では携帯回線の通信量をたまに確認して異常に使っている時は何をしていたか個別で確認していますが、トータル的に管理できるソリューションの登場が待たれます。
さいごに
日々、新しいサイトが生まれるインターネットの世界は悪意のあるサイトを私たちユーザーは判断が難しいですし、ウォッチするコストがばかになりません。年間5,500円はなかなかいい価格ですが、それらの管理コストだと考えると決して高くないと思います。これはウィルス対策ソフトと同様の考え方ですね。
もう1年間更新を決めた、Linksys Sheldですが、これからも我が家の家族をインターネットの脅威、悪意のあるサイトから守ってくださいね!!よろしくお願いします。
みなさんもルーターを購入する際、フィルタリングサービスが導入可能かも判断基準のひとつに含めることをお勧めします。