今回は我が家の携帯電話事情をご紹介したいと思います。まず家族構成から。夫婦と息子・娘、そして母親の5人家族。すべての回線を私名義で利用しています。
ソフトバンク回線からMVNOへ
ガラケー時代は家族親戚、ソフトバンクのホワイトプランで午前1時から午後9時まで通話無料でコストダウンを図っていました。スマホの台頭で話し放題は必要なくなりました。
子どもたちもスマホを持つことになり通話SIMではなく、データ通信SIMを契約し、普段はLINEでメッセージ交換やIP電話で電話番号を持ちました。当時は2年縛りやキャリアメールに嫌気を刺して縛られない環境へ逃げ出したかったというのが本音です。
こうして、IIJmioファミリープランをベースで12GBを家族5人で共有し、電話番号は母親と嫁の2番号のみ。(母はIIJmioですが嫁はソフトバンクです。)
IP電話の信頼性はいつまでも上がらなかった
数年間この環境で利用していましたが、IP電話の最大の不満点がいつまで待っても解消されません。それは、「110番など緊急電話をかけられない。」点。
もちろん契約時に承知していましたが、利用者が増えれば、緩和されるだろうと予想していましたが、待てど暮らせど緩和されませんし、そんな雰囲気も一切なし。
子どもたちも、ひとりで外出する機会が増えてきたので、通話の信頼性も含め通話SIMを契約することにしました。
データ通信専用SIM+SMS+IP電話より通話SIMがいい
通話SIMでなく、データ通信専用SIMを利用したのは次の理由から。
- コスト削減
- 通話SIMの縛り
ずっと昔は携帯電話番号はキャリアを変わると変わってしまいました。しかし、MNPの登場で自由に携帯電話会社を移ることができるようになりました。しかししかし、2年縛りというルールによって一度契約すると解約しにくい仕組みでした。
そして昨年10月よりこの契約期間の縛りや違約金が撤廃されたり安価になりました。IP電話の当初のメリットは回線業者に影響されることなく電話番号を持ち歩けることでしたが、価値は薄まりました。
この状況を受け、前述の家族の行動範囲の広がりもあり、通話SIMに切り替える事にしました。
IIJmioのファミリーシェアプランは12GBを複数のSIMでシェアできます。月額2,560円で3枚のSIMが利用できます。SMS機能を追加すると140円UP、音声SIMなら700円UPとなります。4枚目以降、SIMを追加すると1枚400円必要です。
LaLaCallは1回線100円かかっていましたし、娘はLINEモバイルでした。IIJmioに集約しつつLaLa CallとLINEモバイルを解約してコストダウンを図りました。具体的には以下の表のように、契約がシンプルになった上に音声SIMを3回線を契約したにも関わらず、月額差額はわずか1,188円アップで収まりました。
項目 | 単価 | 現在 | 変更後 | ||
基本料金 | 2,560 | 1 | 2,560 | 1 | 2,560 |
追加SIM | 400 | 1 | 400 | 2 | 800 |
SMS機能追加 | 140 | 3 | 420 | ||
音声通話 | 700 | 1 | 700 | 4 | 2,800 |
LINEモバイル | 500 | 1 | 500 | ||
LaLaCall | 100 | 5 | 500 | ||
合計 | 5,080 | 合計 | 6,160 | ||
税込計 | 5,588 | 税込計 | 6,776 |
SIMカードをまじめに返してみた
IIJmioはSIMカードの返却は必須ではありません。LINEモバイルは返却必須とありますが、解約した利用者に請求すると回収業務に手間がかかるので放置しているのが実情ではないか?と予想しています。
しかし、今回はIIJmioとLINEモバイルとも封筒に入れ真面目にきちんと返却しました!
さいごに
モバイル環境のコスト削減を目指し、データ通信専用+SMSで凌いできましたが、いつまでたってもIP電話で緊急電話がかけられないので、通話SIMに乗り換えた。というお話しでした。
IP電話の基本料とSMS基本料で月額240円が掛かっていたので結果として、通話SIM月額700円との差額460円はそれほどのコストアップに感じませんでした。通話品質の向上と緊急電話をかけられる安心感はやはり必要と判断しました。
みなさんは家族の回線はどのような契約でコストダウンを図っていますか?