ソフトバンクモバイルが6月から検討を進めていた通信速度制限について12月1日から正式に導入することを発表しました。対象になるのはパケット定額サービスで一定期間に大量の通信を利用するユーザーで、通信速度の制御を実施するとのことで、通信の切断はしないようです。
では、どのくらいでその対象になるのかと言うと実に曖昧です。
前々月の月間パケット数について、パケットし放題、パケットし放題S、パケット定額ライト、パケット定額で300万パケット以上(PCサイトブラウザ、 PCサイトダイレクト利用時は1000万パケット以上)、パケット定額フルで1000万パケット以上のユーザーに対して、当月1カ月間、パケット定額サービスを適用するパケット通信の速度を制御する場合があると説明があります。
「制御する場合がある」という事は恐らくほとんどのユーザーが対象では無く、悪質であったり明らかにそれをオーバーしているユーザーに対して実施されるものなのだと予想されます。さらにそれ以上に速度制限を嫌がるユーザーが通信量を抑制(自制)することを期待しているのでは?と勘ぐってしまいます。
ちなみに私の8月利用パケット数は690万パケット。普通にアプリを落としたりポッドキャストを聞いたり。ネットを見たり、メールを見たり。YouTubeを見まくったり、ヘビーな使い方はしていないつもりです。
そう考えるとビデオを多く楽しむユーザーだったり、ポッドキャストが好きなユーザーは1000万パケットに達しているのでは無いでしょうか。こういった「iPhoneの普通の使い方」(少なくてもアップルの考える普通の使い方ね。)をしているユーザーが制限を受けるというのは残念でなりません。
せっかく評価が高く好調なiPhoneに水を差す発表ですね……。
最後に1000万パケットってどのくらいの容量なの?という方へ。
10,000,000(パケット)×128(バイト)÷1024÷1024÷1024=1.19(Gバイト)
1000万パケットは約1.2GBですね。