NTTドコモから発売されている、アンドロイド(Android)携帯、「HT-03A」を友人が購入したので触らせてもらいました。今更ではありますが触ってみた感想を書きたいと思います。
「HT-03A」はGoogleも参画する業界団体OHAにより開発された携帯向けオープンプラットフォーム「Android」を搭載するいわゆるスマートフォンの一種です。製造メーカーはHTC。NTTドコモから発売されていますが、iモードが使えません。キャッチコピーは「ケータイするGoogle」。
さて、スマートフォンというジャンルなのと、NTTドコモ VS ソフトバンクモバイルの図式からどうしてもiPhoneと比較されてしまうのは避けられません。私もiPhoneユーザーですので、このAndoroid携帯の実力について大変興味があるところです。iPhoneユーザーですが、ひいき目ではなく正直な感想を書きたいと思います。
大きさや重量などはスペック表を比較してもらいたいのですが、持った第一印象は「iPhoneの一回り小さく、日本のハイスペック携帯電話より一回り大きい。」です。重さはそれほど差を感じませんでした。(重いとも軽いとも特に違和感無し。)
画面は見やすく文字フォントにはアンチエイリアスがかかっています。「ケータイするGoogle」と言うだけあり、検索窓、地図などGoogleのサービスへダイレクトにアクセスできるボタンがフロントページに配置されています。
「見た目は普通の携帯電話に近い。」という印象です。
この印象はその後も続きます。文字入力は携帯電話のように数字キーの文字パッドが表示され入力します。(「う」なら「あ」を3回タップ)キーボードの表示も可能ですが小さく打ちにくいのはiPhoneと同じですね。またiPhoneのようなフリック入力はできないようです。
地図のスクロールは画面をタッチして移動することができますが、拡大・縮小をする場合は、「+」「?」ボタンをタップして大きさを変更します。二本指を使った操作ができないようです。この操作はウェブブラウザでも同様でした。
本体にはボタンがいくつかありそれらに機能があるようでそれらにホームボタンやカーソルキー、エスケープなど機能が割り当てられています。
アプリケーションは、アンドロイドマーケットで購入し追加可能です。はじめから入っているアプリケーションに差はありますが、追加ができるのでほぼ同じ事ができると言っていいでしょう。
ざっと見た感想は以上のような感じなのですが、かなり乱暴な表現をすれば、「iPhoneもAndoroidも大きな差は無い」と感じました。個人的にはiPhoneの操作方法が好みだったりiPhoneの方が若干スムースに動いてるように感じましたが、携帯電話の操作に近いAndoroidの操作が好みな方もおられるでしょうし、アプリケーションの速度は技術者の技量にもよるところもあるでしょうから一概には言えないでしょう。
それぞれにもっと細かな仕様の差はありますが、要は今後、どれだけ多くの機器を広め、対応アプリケーション数を揃え、ユーザーの支持を得るかが重要になってくるのだと思います。
そう言う意味では先行で発売し既に多くのアプリケーションを揃えてるiPhoneが現状は優位に見えますが、アンドロイドマーケットがAppStoreの閉鎖的な印象を打破できたならば、風向きが変わることも充分あり得ると思います。
今回はAndoroidとiPhoneを比較しましたが、ブラックベリーやpalm、Windowsモバイルなど競争が激化しています。今後ともスマートフォンから目が離せませんね。