低価格ミニノート、今のままなら2?3年でブーム去る?

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ディスプレイサーチの氷室英利さんが29日に開催された同社セミナーでの講演で以下のように語られたそうです。

当面の低価格ミニノート市場を支えている先進国だが、その先進国において低価格ミニノートが“説明商品”になっていることを氷室氏は問題視する。家電量販店で低価格ミニノートとデータ通信カードをセット販売し、本体価格を大幅に割り引くという、いわゆる100円PCは低価格ミニノートの売り上げ拡大に貢献した。一方で、「画面が小さい、キーボードが小さい、性能が低いといった低価格ミニノートの欠点をユーザーに説明した上で販売するようになっている。しかしユーザーは、100円という安さにひかれて購入してしまい、購入後に触ってみて次第にこうした不便さを実感するようになる。結局、事前に説明を受けていたとしても、多くのユーザーは不満を持ってしまうのが現状だ」(氷室氏)と指摘する。

 「一般に、先進ユーザーからメインストリーム層へ需要の中心が移り、市場が形成されていく過程では、リピーター層が需要を下支えする。現在低価格ミニノートを購入しているユーザー層は、数年後に同様の低価格ミニノートを再び購入してくれるだろうか」(氷室氏)と疑問を呈する。仮に低価格ミニノートを巡るこうした状況が今後も続くならば、先進国の低価格ミニノートのブームは去るとする。

 ブームが一過性で終わるのを回避するために、パソコンメーカーは革新的なアイデアを出し、新たな使い道を提案するなどして付加価値の創出に努めることが不可欠と氷室氏は唱える。「革新的なアイデアを生み出すのは日本メーカーのお家芸。それができれば、低価格ミニノート市場は成長を続けられるだろう」(氷室氏)として、日本のパソコンメーカーが海外勢と同様のネットブックではなく、独自の製品を展開していくことに期待感を示した。
「低価格ミニノート、今のままなら2?3年でブーム去る」:ITpro

この意見には一部同意する点もあるのですが、違うのでは?と思う点もあります。

氷室さんは「ミニノート」と表現していますが、多くのユーザーは「ノートパソコン」と「ネットブック」は能力の違いと利用シーン(目的)が違うことを充分理解できていると思います。

ノートパソコンでできることを何でもネットブックでやろうと思っているユーザーは少数派のはず。家電量販店でどれだけ説明をしてもそもそもその点を理解していないユーザーが「不満」を漏らしているのでは?

現在のネットブックでも「何でもやりたい派」を含めたブームが去るだろう。という意見ならば納得なのですが、それは歓迎すべきことです。

ミニノートでも高機能でノートパソコンやデスクトップと同じような能力を持つパソコンを求める人もいるでしょう。一方で、ネットブックのような「外出先でインターネットやメール、ブログ更新ができれば充分」という人と、棲み分けができ、それぞれに需要があるのだと思います。

これまでは「高機能」であることが評価基準でしたが、低スペックであっても自分のやりたいことができるパソコンならじゅうぶんという価値観も多くなってきた。ということでしょう。ブームは去っても「ネットブック」というジャンルは確立され人気カテゴリになることは間違いありません。

氷室さんは国内メーカーにも注文を出されていますが、国内メーカーに限らず、高スペックなノートパソコンとネットブックとまったく違ったジャンルの商品であることを認識すれば必然的に特徴のある商品が開発されることは間違いありません。

今、一番懸念しているのは、ネットブックが歓迎された点を忘れてしまい、高機能化、大型化、高価格化してしまうのでは?という点。

そんな方向性に進むのではなく、よりブラッシュアップして小型化、軽量化の努力を行い、使いやすい、シンプルな、さらに安価なネットブックを追求してもらいたいと思っています。

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