スマホが普及した現在もICレコーダーが売れているようです。もちろん、スマートフォンのボイスレコーダーアプリでも機能として十分な機能がありますが、なぜわざわざICレコーダーを使うのか?
ズバリ、「安定」と「音質」でしょう。お手軽に利用できるスマホアプリとそのためだけに作られたボイスレコーダー。専用機に分があるのは当然といえば当然です。
今回は、「SoundPEATS Nano6 ボイスレコーダー 小型 ICレコーダー」(5,690円)をご紹介いたします。国内でも音楽用品で知名度が高まってきている、SoundPEATSさんのボイスレコーダーです。
開封の儀
パッケージ。しっかりした箱に入っています。
背面に各種仕様が書かれています。
録音品質はWAV-PCM 1536kbps、MP3 128kbps、64kbpsの3種類から選択できます。WAV-PCM 1536kbpsの音質の高さはなかなかのものです。
サイズは110mm×28mm×12mm、重量はバッテリー込みで92g。とてもコンパクトで携帯しやすいです。
側面に主な特徴が書かれています。ステレオマイクとなっています。スマホではほとんどの場合がモノラルマイクなのでこの点は大きなメリットですね。電源は充電式となっています。
内容物は、SoundPEATS Nano6 本体、取扱説明書、充電・データ転送用microUSBケーブルです。
マニュアルは日本語対応しているので、操作で悩むことは無いでしょう。
このようにていねいに説明書きされています。
SoundPEATS Nano6 本体を詳しく見ていきましょう。
本体中央に大きく録音ボタン(REC)が配置されています。その上に再生・一時停止ボタンと、メニューボタンが配置されています。本体下部に、スピーカーが配置されています。しかしスピーカーはモノラルです。
斜めから見ると本体の薄さを実感いただけるかと思います。コンビニで売っているガムのようです。
本体上部にステレオマイクが配置されています。
左側面には、microUSB端子(充電・データ転送用)、リセットボタン、MUSIC・REC切り替えボタン、ノイズカットボタンがあります。
右側面は、イヤホンジャック、電源・ホールドボタン、曲送りボタン、音量ボタンとなっています。
本体上部の液晶画面は日本語に対応しているので安心感があります。
実際に録音・再生をしてみました。
録音性能は高く文句無し。ステレオで録音されているので人の声を聞き分け、聞き取りしやすいです。ただし、内蔵スピーカーはモノラルなので、別途イヤホンを準備した方がいいと思います。
A-Bリピート機能があり同じ箇所を繰り返し確認できます。しかし再生速度の調整ができないのが残念かも。(できるのかな?説明書や本体操作で見つけられませんでした。)
音楽再生も可能ですが、おまけ機能と考えておいた方がいいでしょう。音楽はスマホで聞きましょう。
SoundPEATS Nano6 のここがGood!
- 高い録音品質
- ステレオマイク
- 安定動作
- コンパクトなデザイン
さすが専用機。ステレオマイクと高レートで録音することで、高音質な録音が可能です。動作も安定しています。スマホの場合、通知など他のアプリの挙動の影響を受けるリスクがありますが、Nano 6ならその心配は無用です。
SoundPEATS Nano6 のここがうーん
- 内臓スピーカーがモノラル
- 再生速度の調整ができない
せっかくステレオで録音した音源を再生すると、内臓スピーカーはモノラルなのが残念です。聞き分ける時にステレオの方が便利です。別途イヤホンを準備が必要なので、うーんとさせていただきました。また、聞き取りの時に再生速度を変えたいときがあるのですが、その機能がないのも残念でした。
さいごに
スマートフォン全盛の今もICレコーダーが売れている理由が分かりました。スマホは便利になりましたが、その反面、他の影響も受けやすくなっています。Nano 6はコンパクトですし、打合せのテーブルにサッと置いても邪魔にならないしスマートです。
8GBの内蔵メモリがあるので、MP3 128kbpsだと、8730分、64kbpsだと、17460分、WAV-PCM 1536kbpsだと、720分の録音が可能です。
気になる方はチェックしてくださいね。
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