ATOK(Windows版)は毎年2月に最新版が登場しますが、2018年も例年通り、新バージョンが登場します。しかし、2018年からATOK単独パッケージでの発売は廃止され、ATOK Passportのみの提供となります。
ATOK Passportは[ベーシック]と[プレミアム]の二種類
ATOK Passportには、月額286円(税別)のベーシック版と、月額476円(税別)のプレミアム版があります。プレミアム版はベーシック版と比較してクラウドサービスが充実しており、特に、クラウド辞典(オンライン電子辞典連携)が特徴です。
分からない言葉をサクッと検索して画面に表示できるのは至極便利です。Google検索をしてネットの情報検索をしてもいいのですがどうしても気が逸れてしまうので、辞典の結果だけが表示される意味は大きいと感じます。
なんとか検索も面白いですね。「なんとかめつれつ」と入力してもちゃんと支離滅裂と認識してくれます。いやはや賢い。
https://www.justmyshop.com/products/atok_passport/
[プレミアム]クラウド辞典に、広辞苑 第七版がやってくる!
ATOK Passport [プレミアム](月額476円・税別)で提供されているクラウド辞典に、2018年1月12日に10年ぶりに大改訂されたばかりの「広辞苑 第七版」が追加されます!!2月よりサービス開始予定です。
分厚い広辞苑をペラペラめくりながら単語を探す楽しみはありませんが、クラウド辞典のため、端末のストレージを消費せずにすぐに単語を調べられるのはかなりの魅力と言えるでしょう。
広辞苑 第七版がAndroidスマホでいつでもどこでも使える!
ATOK Passport [プレミアム]は、ATOK for Android [Professional]に対応しており、クラウド辞典を利用できます。
調べたい単語をメモ帳アプリなどで入力して、変換候補を長押しすれば辞典で言葉の意味を調べられます。
つまり、Androidスマートフォンだけで、広辞苑 第七版をいつでもどこでも調べられるということなのです。書籍版は約9,000円もする広辞苑 第七版が手元に。これだけでATOK Passport [プレミアム]に即契約のレベルかもしれませんね。
実は、ここ数年間はAndroidスマホでの漢字変換は、Google日本語入力を使っていましたが、久しぶりにATOKを使ってみようと思います。
サブスクリプションで安定したサービスを提供する時代へ
インターネット普及前はパッケージ販売が主流だったパソコン業界ですが、最近では月額で利用料を課金する、サブスクリプションが増えてきました。
利用者としては気づいたら利用サービスの数が増えて毎月の支払額が増えるのは頭が痛い点ではありますが、これまでのパッケージ版と違い、初期投資が必要無いのが利点ですし、メーカーとしては安定した収入源を得た製造元は新たなサービス投入とサポートを提供し続けてくれるならば、歓迎すべきと言えるでしょう。
手軽に始められるということは手軽に辞められるということでもあります。メーカーとしてはさらなる高いレベルを求められる事になります。総合的にサブスクリプションはいいシステムだと思います。