2017年11月15日に日本で発売が始まった、Amazon Echo。誰でも購入できるわけではなく、招待メールをリクエストしメール受信後、4日以内に購入する必要があります。
Amazon Echoは、高性能スピーカーを搭載した「Amazon Echo」(11,980円)、コンパクトタイプの「Amazon Echo Dot」(5,980円)、スマートホーム・ハブ内蔵の「Amazon Echo Plus 」(17,980円)の3種類があります。
11月17日までに招待メールリクエストをした人は、Amazon Echoを4,000円引き、Amazon Echo Dotを2,000円引きで購入できる特典もありましたが、現在は終了している模様。
また、先攻して11月8日に突如サービスが開始された、Amazon Music Unlimitedは、個人プランで月額980円で約4,000万曲が再生できるサービス。プライム会員だと200円引きの月額780円になります。
Amazon Echoを購入すると、個人プラン(月額)に利用できるクーポンがプレゼントされます。(個人プラン(年額)、ファミリープラン、Echoプランは適用外になります。)
Echo Dot購入時は980円分、Echoは、1,960円分のEcho Plusは、2,940円分のクーポンがプレゼントされます。無料期間の30日間と合わせると、Echo Dotで最大2ヶ月間、Echoで最大3ヶ月間、Echo Plusで最大4ヶ月間、Amazon Music Unlimitedを利用できることになります。
前置きが長くなりましたが、私は発売日の11月15日に招待メールリクエストを依頼し、11月29日にメールが届きました。約2週間での到着ということですね。
さっそく注文しました。(前述の通り、Prime特典の4,000円引きが適用され、7,980円でゲットできました。お得だった!!
Amazon Echo 簡単な開封の儀
さらっと見ていきましょう。
放送はいつものように簡易な袋で入っています。段ボールは無駄に大きいんですけれど、ね。
パッケージは日本語化されています。
いろいろと説明が書かれていますが、結局はGoogle Homeと同じようなことができるスマートスピーカーということです。
連携先が書かれています。発売直後なのに日本企業で多く適用している点に驚きです。
上から開けるタイプですね。
そのまま上に引き上げましょう。
現れました。なんだこれは?
結構ていねいに梱包されていますね。精密機器なわけですね。
内容物はスピーカー本体、ACアダプター、簡単なマニュアルとなっています。
スピーカーの外装を取り除きました。上部にボタン類が集中しています。
正面にAmazonのロゴかあります。表面はスピーカーのやわらかな布製の材質になっています。後から交換できるよう想定されているようです。
上部は音量、マルチボタン、音声入力ミュート機能となっています。
背面に電源入力端子があります。スマートな設計ですね。
底面はこんな感じになっています。
ACアダプター。汎用的では無く船用品となっています。
21Wと結構消費電力が高いですね。(本体の消費電力の表示はありません。)
マニュアルにはどのようなことが書かれているでしょうか。
名称の説明と初期設定方法の説明となっています。
以上、開封の儀でした。
Amazon Echoを使ってみた感想
Alexaアプリをスマートフォンにインストールして初期設定となります。初期設定は簡単です。
「アレクサ、今日の天気は?」や、「アレクサ、今日のニュースは?」と呼びかけると、今居る場所の天気予報や最新のニュースを読み上げてくれます。
位置情報はAlexaアプリから取得している訳では無く、事前に郵便番号を入力したのでそれを利用しているようです。
ここまでの機能は、Google Homeと大きな違いはありませんが、Amazon Echoは「スキル」を自由に追加できます。
「スキル」とは、Amazon Echoが認識できる、キーワードを登録することによってAmazon Echoをどんどん賢く、できることを増やす機能。スマートフォンで言うアプリに近いイメージです。
「今日のニュースは?」で読み上げるニュース配信先を任意に設定できたり、「アレクサ、○○は?」の○○自体を追加もできます。○○で認識した後は個別のサーバに接続されやりとりされることになります。
この設定作業はアプリをインストールしてカスタマイズするイメージで、楽しいと感じる一方、難しいし、面倒だと感じました。
追加するスキルによって動作は無限に増え、できること、できないことは、Amazon Echoごとに変わります。話しかけるコマンドを知らないと稼働させられず、それを覚えておかなければいけません。
どんなコマンドを受け付けられるか?どんな挙動をするか?が現状は分かりにくいです。スキルをインストールした時はいろいろと話しかけるでしょうけれども、しばらく時間が経つと、インストールしたことを忘れて、そのコマンドすら話しかけなくなるスキルも多くなりそうです。
Alexaアプリでインストールされているスキルごとにできること、認識できるコマンドを分かりやすく確認できる画面・機能は必要だと感じました。
それをやってしまうとスマートじゃなくなる!というのがAmazonの思いかもしれませんが、現状、話しかけてできることが数が少なく、話しかける方が気を遣う必要がある現状では、コマンド一覧は必要でしょう。
また、結果を音声で返すだけで無くAlexaアプリにカードを送って、そっちでテキストを見てね、という機能があるのですが、これも便利だ!と一瞬思いましたが、いやいや、スピーカーで完結できないのならはじめからスマホで調べ物をするでしょ?と思ったりもしました。
スピーカーで不得意な部分をAlexaアプリで補完する意味合いは分かりますが、それこそスマートでないようにも感じました。
スマートスピーカーが日本でも盛り上がりそうですが浸透はするのか?
そろそろまとめに入ります。Google Home、Amazon Echoを使ってみて総評を書きたいと思います。
1年遅れで日本に上陸したスマートスピーカーですが各社で仕様がバラバラなので、これまで通り、デファクトスタンダードになったもの勝ちとなります。
世界的にはAmazon Echoがリードしていますが、日本ではGogole Homeが先攻しAmazon Echoは現状、すぐに購入できない時点でGoogle Homeが一歩リードしています。
しかし、スキルの開発のしやすさはAmazon Echoが先攻しているように見えます。企業にしてはしばらくはiOS、Androidと同様、両方のスピーカーに対応する必要がありそうです。LINEクローバー、SONYのスマートスピーカーなどもありどこが抜け出すか、2018年は注目したいですね。
スマートスピーカー自体に面白いけれど、爆発的に普及するか?は、疑問です。
対応している製品が少なくできることも少ない。話しかけるこちらが気を遣う必要がある現状では、天気予報やタイマー、音楽の再生程度にしか使えないでしょう。
これだけげも個人的には便利だと感じ、Google Homeを愛用しています。でもこれだけの機能で万人に勧められるか?と言えば、NOですね。今後、追加投資無しで家電製品と連動できるようになったり、セキュリティ的にも不安な面があります。
声で予定を確認できたりAmazonで注文できるのっていいのか? その機能を止めるにはどうしたらいいのか? などなど分からない事が多く、難しくて「面倒」と感じる人も多いだろうな、と思います。実はスマートなスピーカーほど複雑で難しいものはないのかもしれません。