その名も「産経新聞 iPhone版」。iPhone/iPod touch用アプリケーションで2005年に開始したWebブラウザ向けの「産経NetView」と同じく東京朝刊最終版をベースに、全紙面を毎朝午前5時頃に配信されます。
iPhoneだと通勤中にゆっくりとダウンロードする事も可能ですし、iPod touchの場合は無線LAN環境で一度にコンテンツをダウンロードしておけば外出先でも地下鉄でも閲覧ができます。
これは素晴らしい。なぜ有料サービスではなく「無料」なのか?利用者の立場からすれば嬉しいのですが、理解に苦しみます。正直なところWebブラウザ向けの「産経NetView」より有料の価値があるのでは?と思うのは私だけでしょうか。
さて前座が長くなりましたが、悲しいかな私はiPhoneもiPod touchも持っていません。持っているのはPSPのみ。
この手元にあるPSP(初代、ファームウェア5.03)で新聞を読めないものか?と思い立ち調べてみました。
おお!これは!と目が輝きました。
「EjPSPReader」または「青空文庫リーダー for PSP」で「青空文庫 Aozora Bunko」の小説がPSPで快適に読める!と喜んだのつかの間、PSPのファームウェアが1.5以下でなければ動作しません。PSPでは公式ソフトでなければメモリースティックからプログラムの起動を許していないんですよね。これは残念!
私はすでにファームウェアを最新状態にしてしまっているため断念。いろいろ頑張れば動くようにもなるようですが、そこまでして……というのが本音。今後、ファームウェアのバージョンアップにビクビクしながら生活するのは勘弁です(^_^;)。
気を取り直して調べていると、「通勤ドットコム – 通勤時間を有効に有意義に!」を発見。
「通勤ドットコム(通勤PSPって?)」がまさに今回やりたいことに合致している感じです。
通勤PSPでは無料のソフトをPCにインストールして情報を収集しPSPに転送。これだけです。主な手順は以下の通り。
Step1:インターネット上の登録したサイトから情報を収集(パソコン側)
Step2:収集したテキストを「縦書き」に変換してPSPのメモリースティックに転送
Step3:PSPのインターネットブラウザで『読む』
実際に試してみました。社説などを登録しておくと自動でダウンロード、余計な部分をいっさいカットしてくれるのが優秀!たくさんの新聞社のスクリプトが公開されているのできれいに記事を生成してくれます。PSPでの閲覧も良好。縦書きになりページ送りも快適。これは素晴らしいソフトです。
新聞記事だけでなく前述の青空文庫のコンテンツや一般のブログ記事も取り込むことが可能です。
PSPのブラウザで閲覧するので今後、使えなくなる可能性も低いでしょう。新聞社側のデザインが変わってもスクリプトを修正すれば対応可能なのもフレキシブルな設計。しかもすべてが無料なのが嬉しいですね。
PC起動、USB接続という手順がちょっと面倒ですがこれはかなり使えますね。