MVNO回線を利用ユーザーの悩みは「電話通話」でしょう。音声付きSIMを契約するかデータ専用SIMの場合はIP電話を利用することになります。
MVNOの音声通話はドコモの卸価格が高いため、30秒20秒と価格設定が高いんですよね。IP電話の場合、通話料が安価ではありますが、いわゆる話し放題がありません。
そこでViberなわけです。
2016年1月現在、Viberは日本の固定電話の通話料金が無料キャンペーン中です!!このキャンペーンは楽天がViberを買収して日本国内で知名度向上のためのキャンペーンで2014年2月から実施中ですが、いまだに認知度が低いのか、使い勝手が悪いからか国内では利用者が増えていないですね〜。
以下の注意点がありますが、インストールしておいて損はないと思いますよ!!
- SMS付きの電話番号が必要
- SMS機能付きSIM
- 音声通話機能付きSIM
- 固定電話へは1度の通話時間は10分まで
- 相手に電話番号通知ができない
認証番号がSMSで通知されるためSMS機能が使える電話番号が必要です。
番号通知ができないのは音声機能がついていないSIMの場合、逆にメリットのような気もします。この電話番号を知っている友人も少ないでしょうから変に紐付けられて連絡をされる心配も少ないですしね。
固定電話への発信は10分で強制的に切れちゃいますが、再ダイヤルすれば問題ないですし、何といっても無料です!!
Viberに申し込んでみた
Androidの方は Google Play から、iPhoneの方は AppStore から Viber をインストールしましょう。
アプリを起動すると登録画面が起動します。携帯電話番号を入力して「次へ」をタップします。
しばらくすると認証コードがSMSに届きます。認証コードを入力して「Viberに登録」をタップします。
登録完了後、ブラウザにViberと楽天会員IDの連携をオススメされます。もちろん「連携しない」ですよん!(^_^;)
設定画面の「Viber Out」を確認すると「クレジット無し」となっています。この状態でも固定電話へ電話を掛けられますが、試しに「Viber Out」の「Viber Outクレジット」に入金してみましょう。
「Viberクレジット購入」をタップします。
Google Payで購入することが可能です。100円、500円、1,000円とチャージができます。iOSの場合は120円、600円、1,200円からチャージ可能です。
支払い完了です。ちなみに自動チャージはモバイルアプリからはできません。デスクトップアプリからだとクレジットカードを登録でき、自動チャージを設定できます。
Android端末からチャージした場合は100円で99¢チャージされました。iPhoneでもやってみましたよ!(ほんと人柱やな(^_^;))iPhoneからチャージした場合は120円で$1.01でした。
パソコン版では現在の為替レートが適用されます。現時点ではGoogle Playから課金するのがもっともお得なようです。
電話をかけてみた!
- 固定電話は確かに無料通話!
- 固定電話は10分で強制的に切れる!
- Viber Out クレジットにチャージすれば携帯電話にもかけられる!
- Viber Out クレジット残高がなくなったら強制的に切れる!
- 携帯電話の着信画面には「通知不可能」と表示される
- 固定電話の通話履歴は「Viber Out通話」履歴に残らない
- 携帯電話の通話履歴は「Viber Out通話」履歴に残る
通話品質は電波状況にも左右されますが、一般的なIP電話と同等と感じました。Viber Out クレジットに課金せずとも固定電話にすぐにかけられるのはナイスです。
相手には番号通知はされません。携帯電話には「通知不可能」と表示されましたが固定電話のナンバーディスプレイ対応の場合も同様に非通知と表示されると思います。(固定電話では環境がないため未確認)
「Viber Out通話」の履歴を確認する画面がある野ですが、固定電話の場合は残らず、携帯電話の場合は残ります。後述しますがSIMを解約時に注意が必要です!!
ほんと固定電話に掛ける分にはまったく問題なく超お得です。
解約時の注意点
ここ、重要なので新規申し込みをされる方は必ずお読みくださいね。
- Viber IDは電話番号
- 電話番号が変わってもデータの引き継ぎはできずすべてリセット(のはず)
- メッセージのバックアップはメールで送信
- メッセージのインポートはできない
- SIMを解約してもアカウントの無効化をしなければ、電話番号を他人が契約してViberに登録・ログインするとメッセージが見られる
- アカウントを無効化にしてもViber Out クレジットは残る(通話履歴も!)
こんなに制約や注意点があります。(^_^;)
Viberは電話番号がユーザーIDとなるため、機種変更をしたり再インストールしても、電話番号を入力するだけで、すぐに元の状態に戻るので便利ですが、電話番号に密接に紐付いているため、やっかいです。
特に怖いのはアカウントを無効化にしても、Viber Outクレジットが残るという点です。実際にアカウントの無効化をして再度登録をしてみたところ、名前やトークなどの情報はすべてリセットされましたが、クレジット残高と通話履歴が残っていました。
電話番号を変更する場合は新しい番号に移行できるそうなのですが、問合せフォームで連絡が必要なんだとか。面倒くさいし、Viberを辞めたいので無効化にしたのに通話履歴を移行するためにまた番号登録なんてできないですよね。この辺を回避するには、解約する予定がある人はViber Out クレジットには課金しないことです。固定電話への通話だけなら履歴に番号が残ることはありません。
私はViberをこう使う!
長々と書きましたが最後に私はViberをこう使おうと思います。
- SMS機能付きSIMカードの電話番号で登録
- Viber Out クレジットには課金しない
- 固定電話への通話のみに利用
- メッセージやその他の機能は使わない
- アプリの常駐、メッセージ通知はすべてOFF(消費電力節約)
つまり固定電話への発信専用アプリとして利用しよう、と言うことです。固定電話の通話料金が有料化になった場合、解約の可能性が高いため他の機能を使っていると辞めにくかったり、データが残るなどのリスクがあるため、現時点ではメッセージを送る相手もほとんどいないですし、固定電話への発信専用としたいと思います!!
以上、気になる方は参考にしてくださいね〜。