もしあたなたがiPhoneユーザーで、充電用にLightningケーブルを持っていたり、iPhone容量の不足に悩んでいたり、USBメモリーを持ち歩いていたり、iPhoneの写真をオリジナルサイズでPCや友人のiPhoneに簡単にやり取りしたいとお考えなら、今回ご紹介する、「PhotoFast メモリーズケーブル 32GB USB3.0
Lightningケーブル内蔵、USBメモリーなのですが、この2つが組み合わさるとこれほど便利なのか!と感心させられてしまいました。特に私はオリジナルサイズの写真のやり取りに長年、悩んでいましたがこれひとつでいとも簡単に解決してしまいました。
今回は、PhotoFastのメモリーズケーブルをご紹介します。
開封の儀
パッケージには連携可能なウェブサービスが表記されていますが、実際にはこのケーブルが直接、各サービスするのではなく、iOSアプリが各サービスにアクセスし、ローカルまたはUSBメモリーにデータをダウンロード(同期と表記されています。)する動きとなります。
裏側にも特徴が書かれています。
開封!!と思ったのですがこれが手こずりました。粘着度が高くきれいに空けることができませんでした。今年いちばんの開けにくいパッケージでした。もう少し工夫して欲しいと思います。
ビリビリに破いたところにマニュアルが入っていました。これまた取りにくい!!なぜここまで開けにくい包装をしたのかが逆に気になってきました。
同梱物はケーブル本体とマニュアル、ペラ一枚の紙、以上です。
マニュアルは21言語もありましたがその中に、残念ながら日本語はありませんでした。
こいつが本体。ケーブルを固定する器具付きです。
USB-Aコネクタ側。「PhotoFast」のロゴと容量表記。私のは32GBとなります。32GBでもデータの受け渡しようとしては十分な容量です。
反対側に各種認証関係の表記があります。
ライトニングケーブル側。同じようにロゴと容量表記。裏もまったく同じでした。
Lightningケーブルの先端にバリなどありません。精度に問題なさそうです。もちろんAppleの認証済みです。
以上、開封の儀でした。
PhotoFast メモリーズケーブルを使ってみた
まずはiPhoneに接続して使ってみます。このようにLightningケーブル側をiPhoneに接続し、USB-Aコネクタ側にはなにも接続しません。この時に半分に折って固定しておくとオシャレですね。
ケーブルを挿すと、「Appがインストールされていません」と画面に表示され標準アプリのインストールを進められます。
「i-FlashDrive One」(無料) をインストールします。
アプリを開くと画面上部にiPhone本体(アプリ内)、右側にUSBメモリの使用率が表示されます。タップするとファイラーの画面になりファイルを参照できます。
アプリには4桁数字のパスワード、または指紋認証のセキュリティをかけられます……が、USBメモリに保存された内容はPCなどに接続すれば閲覧可能な状態なので注意が必要です。
USBメモリにもセキュリティをかけられる機能はあるようですが何やら氏名やメールアドレスなど入力してどこかに登録が必要っぽいので今のところ設定せずに利用しています。機会があれば登録、設定しようと思います。
画面下にはコンテンツを扱うソースやウェブサービスが表示されています。
有名どころのサービスはもうらされている感じです。各サービスのフルバックアップというワケではなく、サービス内のコンテンツを選択して、本体またはUSBメモリに保存する形となります。
このアプリ連携機能は地味に便利だと思います。各公式アプリからもできたりできなかったりしますが、このアプリなら共通操作方法なので悩まずダウンロードできるのはメリット。
続いてMacBook Proに接続してみましょう。iPhoneを接続したままだと通常のLightningケーブルの機能として動作します。
iPhoneの充電ができたり、iTunesを起動してiPhoneのバックアップやデータ転送などが可能です。この時はUSBメモリーの内容はMacBook Proで扱うことはできません。
iPhoneを接続しないで単体でMacBook Pro(やWindows PC)に接続するとUSBメモリとして認識します。これは面白い動きですね。iPhoneのファイルをもっとも簡単にやり取りできる方法だと思います。
オフラインでもiPhoneとMacBook Proとデータのやり取りができる、という点も大きなメリットだと思います。
USB 3.0なので非常に高速です。公称値はUSBメモリでRead:90MB/s、Write:22MB/s、LightningでRead:30MB/s、Write:20MB/sとのことです。
PhotoFastメモリーズケーブルのここがGood!
- コレ1本で三役をこなす
- 軽量かつ高速
- ネット回線が不要でファイルのやり取りが可能
- FacebookやInstagramの写真を簡単にダウンロードできる
これ1本でLightningケーブル、USBメモリー、iPhoneのバックアップの三役をこなします。USB 3.0なので高速でとっても軽いです。
OS XならiCloud経由でリアルタイムで画像の受け渡しができますが、PhotoFastメモリーズケーブルはUSBメモリーを介する単純な仕組みなのでWindowsでもオフラインでも写真やビデオなどのやり取りが可能です。
最後はPhotoFastの機能ではなくiPhoneアプリ「i-FlashDrive One」の機能ですが各ネットサービスと連携して簡単に写真やビデオのダウンロードが可能となっています。この機能は意外とありそうで無かった機能なので使う人には便利な機能です。
PhotoFastメモリーズケーブルのここがうーん
- iPhone限定でAndroidには使えない
- アプリ内のファイルしかやり取りできない
- 価格が高い
PhotoFastメモリーズケーブルのうーんな点というよりはiPhoneの仕様だったりしますが、ファイルのやり取りという便利な機能を使う上で不便と感じるのが、Androidの端末にもファイルを渡したい、またはAndroid端末からファイルを受け取りたい、ということ。
試してはいないのですが、ひょっとしたらLightningケーブルとmicroUSB端子の変換ケーブルを使うと可能になるかもしれませんが現時点、付属品だけでは実現は不可となっています。
また、iPhoneアプリ「i-FlashDrive One」経由でファイルのやり取りするのがストレスを感じます。カメラロールの写真を一度、アプリ内にコピーしてきてPhotoFastメモリにコピー(バックアップ)するという手順となるため実質、iPhoneのストレージ容量は2倍消費していることになります。これもiPhoneの仕様なので仕方が無いことですが……。
後は商品の価格。特殊な仕様で開発費が掛かっているため回収が必要なためこの価格設定だと思いますが、32GBで13,800円は高いと感じますね。感覚的には1万円以下の価格帯だともっと売れるかな?
さいごに
PhotoFastを実際に使ってみて面白い機能に久しぶりにワクワクしました。男の子ってアーミーナイフ(万能ナイフ)のように1つでいくつもの機能を有したものが好きなんですよね〜。
日本ではまだまだ知名度の低い、PhotoFastですが日本語の公式Twitterアカウント(@PhotoFastJapan)もあるのでフォローしておくと新製品の情報がいち早く手に入るのに便利かもしれません。
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