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【レポート】LINE MUSICがリリース、気になる通信量と150万曲の実力は?

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6月11日、LINEは「LINE MUSIC」をサービスを開始しました。iPhone版およびAndroid版アプリが配信中です。

料金体系はベーシックプランとプレミアムプランの2種類。ベーシックプランは月額500円で月20時間まで、プレミアムプランは1,000円で無制限で聞き放題となっています。

ベーシックプランでは10時間ごと300円で追加購入が可能となので月に20時間以内の視聴ならベーシックプランがお得、それ以上ならプレミアムプランがお得という設定になっています。また、学割料金も設定されており若者の取り込みを狙いたいLINEの戦略が見えてきます。

8月9日まで記念無料トライアルキャンペーン中です。LINEをご利用中の方なら今すぐご利用できる状態となっています。8月9日以降、自動で有料プランに移行し課金スタート!なんて事にならないので安心して試用することができますよ〜!!

LINE MUSIC ラインミュージック – いつでも音楽聴き放題

LINE MUSIC(ラインミュージック)-いつでも音楽聴き放題
カテゴリ: ミュージック

Google play?LINE MUSIC(ラインミュージック)
LINE MUSIC(ラインミュージック)
制作: LINE MUSIC
評価: 3.1 / 5段階中
価格:?無料 (2015/6/14 時点)

posted by: AndroidHTML v3.1

目次

LINE MUSICを使ってみた

LINEアカウントが設定されている、iPhoneとAndroid端末でLINE MUSICをインストールして利用してみました。アプリの操作感はいたって普通。プレイヤーとして特筆するところは特にありません。iPhone、Androidともに差はほとんどありません。

流し聞きに最適なプレイリストがありますがまだまだ数が少ないです。音質を3段階で選択できますが、その差は感じることはできませんでした。

再生中にジャケットをタッチすると歌詞が表示されますが、ドコモのdヒッツと比較して表示される曲が少ないように感じました。また、dヒッツでは歌っているところの色が変わるのですが、LINE MUSICではただ表示されるだけです。

配信されている曲は「150万曲」と大きく感ますが、配信されていないアーティストも多く、代わりにオルゴール曲が配信されていました。これには激しく落胆。この手法で曲数を稼いでるのだと思いますがせこいなぁ。(dヒッツにはあってLINE MUSICにはない曲が結構ありました。)

気になる通信量は?

サービス開始直後から「通信量が異常に多い!」という声があちこちであがっていましたが、実際に測定してみました。私の測定環境は以下の通りです。

  • Android版 LINE MUSICを利用
  • キャッシュ設定オフで測定
  • 音質は3段階を測定
  • Wi-Fi環境で測定
  • 通信量測定は「通信量モニター」を利用し再生前に都度リセットを実施
  • プレイリスト「西野カナ」(3曲)のうち2曲目「Darling」、3曲目「WenDon’t Stop」を利用
Google play?通信量モニター[パケットモニタ]
通信量モニター[パケットモニタ]
制作: AndCreate
評価: 4.4 / 5段階中
価格:?無料 (2015/6/14 時点)

posted by: AndroidHTML v3.1

測定結果

高音質 中音質 低音質
Darling 4:16 12.9MB 8.4MB 8.4MB
We Don’t Stop 5:03 15.5MB 15.3MB 10.2MB
※合計※ 9:19 28.4MB 23.7MB 18.6MB
※平均レート※ 559秒 406kbps 340kbps 266kbps

測定結果は上の通り。(上記表はWi-Fi通信での結果ですが、モバイル通信でも差はなさそうでした。)

サンプルが少ないため平均レートを出すか悩みましたが、測定中増え方を見ていると、曲の始まりにだーーーーっと読み込みその後しばらくは読み込みされず、10数秒ごとに数MBずつ読み込んでいます。

つまり上記の測定結果から、曲の他にも他のデータ読み込みが発生していることが分かります。数値から予想するところ、曲のビットレートは以下と思われます。(ひとぅブログの予想です。)

  • 高音質 → 320kbps
  • 中音質 → 256kbps
  • 低音質 → 256kbps

高音質では320kbpsものビットレートが採用されていそうです。自宅Wi-Fiなど使い放題の環境では高いビットレートの曲が配信されていることはGoodなポイントですね。

1曲目の容量が一緒だった点から、中音質と低音質のビットレートは同じでは?という判断となっています。低音質は160kbpsか128kbpsかな?と予想していただけにびっくりです。

それよりも大きな問題なのは合計通信量です。たった2曲聞いただけですが、高音質で28.4MB、低音質でも18.6MBも通信しています。これは先にも述べたように曲以外の通信要因が大きく影響しているためです。

10分で約20MB〜約30MBほど通信すると想定している方が良さそうです。低音質でも20MBなのが……。1時間で120MB〜約180MB。通勤・通学で1日1時間、20時間コースを利用したとして、約2.4GB〜約3.6GBです。音楽だけで、この通信量は多くのユーザーには受け入れられないのでは?と感じました。

キャッシュをONにした時の挙動は?

キャッシュをONにしたら通信量が削減されると思うのですが、挙動を見てみると、一概にはモバイル環境で優しい挙動とは言えないようです。

キャッシュオフの場合は次の曲が始まった時点での読み込みを開始しますが、キャッシュオンなら2曲目の「Darling」を再生するとすぐに3曲目の「We Don’t Stop」を先読みをはじめます。

3曲目が始まると、今回は4曲目がないため通信量が増えないと予想しましたが、再生すぐに1MBほど何かにアクセス。3曲目再生中にも少しずつ増え、最後は10MBほど多くなりました。

キャッシュに溜まった2曲をふたたび再生してみると、また再生すぐに1MBほどアクセスし再生し終わるとまた10MBほど何かにアクセスしていました。

結果として2回同じ曲を再生したところ中音質で46MBの通信量となりました。

うーん、この結果をどう判断すればいいか難しいところですが、「LINE MUSICはモバイル環境には優しくないサービス」ということだけは確かなようです。

さいごに

今回は、「ここがGood」、「ここがうーん」は割愛いたします。現時点では無料サービスということもあり、まだ調整中のところも多いと思うので。今後、不評の声が多い通信量の点は改善されるのではないかな?と予想しています。

Apple Musicとの競合が気になる点ですが、日本でのサービス開始時期、価格が不明です。曲数は3,000万曲と圧倒的な差があるため価格面で勝負をしなければ厳しいかもしれません。

そうなると既存サービスの月額500円のドコモの「dヒッツ」とどうしても比較しなければならなくなります。1カ月に10曲、自分の好きな曲を登録できいつでも再生可能となります。

配信されている曲、表示される歌詞、プレイリスト(dヒッツではプログラムという名称)のすべてにおいて、dヒッツの方が多く、どうしてもLINE MUSICの中途半端さが目に付いてしまいます。

日本でもようやく音楽をストリーミング再生で楽しむ文化が定着する時代がくるのでしょうか?Apple Music、LINE MUSICの動きには今後も注目していきたいと思います!!

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