3G回線や、WiMAXでは、定額料金を支払えば、パケット通信し放題が、当たり前でした。2年ほど前から、LTE回線へ移行が進み、7GB/月(1GB/3日)がデフォルトになってしまいました。
そしてついには同等価格では、5GBほどに現象され、パケットシェアなどといった家族で分け合えたりとややこしい仕組みと回線の囲い込みの複雑怪奇な料金プランがドコモを中心に移行しつつあります。
今、注目されているMVNO業者が提供する安価でシンプルな料金プランが人気を集めています。機器と抱き合わせでいっけん端末を安く手に入れられたような錯覚を持たせ、2年間をかけて高額な利用料金で回収するモデルに、愛想を尽かしたユーザーが多いのは、この格安SIMの人気を見ればよく分かります。
LTEの登場以来「使い放題」が事実上なくなってしまったのは前述の通りでしたが、ぷららが通信速度が3Mbpsと一般的なLTE回線より低速になりますが、1カ月2980円(税込)で無制限(3日間の制限も無し)の尖ったプランを出してきました!! 大きな反響があったのでご存じの方も多いと想います。
9月1日開始時の申し込み受付は600人で瞬く間に人数に達したようでした。9月中旬に申し込みは再開されましたが、お届けまでに数週間かかると新規申し込み画面に書かれています。遅ればせながら、最近、フリーSIMにどっぷりはまっている私が、申し込んでみました!!
今回は実際に5日間使ってみた感想をご紹介します!
申し込みから3日後に届いた
新規申し込み画面には、数週間ほどかかると注意書きがあるため納得と覚悟をして申し込んだのが、11日夜22時。なんと商品が届いたのは、3日後の14日に届きました!! たまたまタイミングが良かったのかと思いますがうれしい誤算でした。
- 申し込みプラン名「ぷららモバイルLTE定額無制限プラン」
- 初期費用:3,240円(税込)
- 月額利用料:2,980円/月(税込)(開通月は無料)
- SMSオプション:162円/月(税込)
- 通信速度:3Mbps
- 月額通信利量:制限無し(3日間も無し)
- 最低利用期間:なし
- 解約手数料:なし
こうしてみると通信量の多いユーザーには神のプランのように見えます。気になるのは、実測値です。いろいろ使ってみましたよ!
nano SIM変換アダプターは必須アイテム
私はSMSオプションを付けました。サイズはnano SIM。iPhoneで使いたいということと、SIM変換アダプターを利用すれば、microSIMの端末にも利用できるためです。(一部端末では利用できない場合もあるので事前に確認をしておきましょう)
「JAPAEMO 【Amazon限定】SIM変換アダプター 4点セット (標準, マイクロ, nano) for iPhone5S/5C/5/4S/4/3GS/3用 ブラック A-JE-NANO-SET-BK
nano SIIMで契約してSIMアダプターを買う。これがお勧めです!
Android(Ascend P7)とiPhone 6 で利用
Android(Ascend P7)へ設定&使用感
10月12日に購入したところの、Ascend P7。まずはこいつで使ってみることに。
格安SIMは説明がほとんどありません。はじめての人はかなりハードルが高いだろうな。と思います。
Androidでは、「設定」ー「モバイルネットワーク」ー「アクセスポイント名」で設定します。SIMカードごとに設定が違います。
「新しいAPN設定」で、A4白黒の用紙のように設定情報を入力すればOKです。ユーザー名とパスワードは申し込み完了時に表示されたものが必要になるので、必ず、控えておきましょう。
申し込み時に控え忘れた人はさらに約3日後に送られてくる、会員情報の封書を待ちましょう。ここにも書かれていますので。
速度ですが、LTEエリアだと、その場で立ち止まり計測すると、室内でDL/ULとも1Mbps〜2Mbps前半という結果に。これは、大阪市内、大阪市周辺、地方(和歌山)でも特に変化はありませんでした。
空が見える状態で計測すれば、電波がフルで立っているときは3Mbps前後でていることも。(瞬間風速に)常時1Mbps後半はでていました。
一方、走行中は0.8Mbps〜1.3Mbps程度という印象でした。
利用シーンで言うと、HuluやYouTubeは立ち止まった状態では問題なく視聴できました。(画質は自動で落ちます)一方で、移動中では低速になるタイミングなどで、再生中に止まることがよくありました。
はじめから画質を落とすなどができれば、止まらずに視聴できるかもしれませんが、今回は公式アプリでの視聴結果となります。
LINEの利用、Twitterの利用などでは、少し遅さを感じましたが、大きなストレスはありません。ネット閲覧も同様です。スマホ本体が高速化されていることもあり、1Mbpsもあれば意外と快適に利用できるのです。
LTEエリアから3Gエリア(High)では、1Mbpsでていないようです。0.5Mbps前後でした。
これは予想外でした。3G回線でもLTE回線でも安定して、1Mbps出てくれるかな?と期待していましたが、残念ながら違いました。
iPhone 6 で使ってみた
iPhone 6で使う場合は、「構成プロファイル」をWindows PCまたはMacを使って自作する必要があります。手順は簡単なのですが、初心者にはこれまたハードルが高いなぁ。
@donpyさんのサイトでわかりやすく解説されていましたので、ここでは割愛させていただきます。
通信速度は、Ascend P7より若干高めに出ているように感じました。LTE回線を掴まないエリアでもLTEが2本立っていたりと、iPhone 6はアンテナの感度がいいのかもしれません。
まとめ
5日使ってみてメイン回線で使うにはプチストレスを感じるかもしれませんが、データ通信用と割り切れば、「無制限で使える開放感」はかなりのメリットでしょう。
先週は外出先でモバイル通信する時間が短かったのですが、それでも5日間で1.2GBの通信がありました。特にYouTubeでは通信量が多くなるようです。
思えば、ADSLの時代はわが家ではNTTの局舎から遠いため1Mbps程しか出ていませんでした。その環境を2980円でいつでも手に入る、と思えば大満足です!! 今後、ユーザー数が増えたときに通信状態が大きく変わる可能性はありますが、その時はまたレポートをしたいと思います!!