カラオケの練習に通っている66歳の母が、自分の歌声を録音して後でチェックをしたい、ということで、簡単操作の「OLYMPUS ICレコーダー VoiceTrek 2GB 単4電池2本使用 WHT ホワイト DP-301
見た目でボタンが大きくて操作が簡単そうな、DP-301を今回はレビューします。
開封の儀
オリンパス製のICレコーダーです。基本機能に不安はありません。操作性がどうなのか?が気になるところです。パッケージには「かんたん録音」「らくらくレコーダー」と書かれています。うん、これが重要。
さらに「用途毎にSDカードを使い分けできて便利!」とありますが、ご年配の方はデジカメでも旅行毎にフィルムを交換する感覚でSDカードを差し替えて、そのまま保管するそうなんです。
オリンパスは、ICレコーダーでも同じように、カラオケ用、病院の先生からの説明用などでSDカードを使い分けることを想定しての説明ですね。
裏側はこんな感じ。利用シーンを具体的に挙げられていてイメージがしやすいですね。
左側面に本体の機能を書いていますがあまり重要ではないため小さめの標記になっています。基本機能はしっかりと抑えられています。
右側面はボタン類が確認できるようになっています。よく考えられたパッケージデザインだな、と久しぶりに関心しちゃいました。
さて、開けていきましょう!
単四アルカリ電池が付属しています。すぐに使えるのでありがたいですね。
同梱物は本体、単四アルカリ電池、取扱説明書、修理連絡先、以上です。
こちらが本体。詳しく見ていきましょう。本体前面は再生ボタン(OKボタン)、停止ボタン、録音ボタン、戻る、進むボタン。以上です。
ラジカセと同じボタンのデザインなのでわかりやすいです。さらにボタンも大きく押しやすいです。
後は液晶画面とモノラルスピーカーとなっています。
左側は音量、ノイズキャンセル、電源となっています。
右側はストラップホルダー、消去ボタン、シーン選択ダイヤル、再生スピード、検索/メニューボタンとなっています。
裏側はこんな感じ。中央にスタンドがあります。下側は電池ボックスですね。
上部はイヤホンジャック、マイクジャック、そしてマイクです。
スタンドを立てると……。
このように置いて録音が可能です。
では電池を入れてみましょう。
パカッと開けると……。フタが本体から取れないようになっています。紛失の恐れがありません。気が利いているな〜。
電池は2本とも上がマイナス、下がプラスになっています。昔の機器は交互に入れるのが一般的でしたが最近は同じ方向に入れるパターンが増えてきましたね。
本体右側のシーンセレクトダイヤルが赤色で少し見にくいですね。これはマイナスポイント。「会話録音」、「歌録音」、「口述録音」から選択します。
録音をしてみました。録音ボタンが光り録音中であることが一目で分かり、画面にも大きく秒数が表示されています。
再生もとても簡単で機械が苦手な母でも悩まず使うことができました。とてもよく考えられたUIだな、と関心。今後の家電製品は機能を追求するのでは無く、使いやすさ、わかりやすさが求められる需要もあると感じました。
ICレコーダーオリンパス「DP-301」のここがGood!
- ボタンが大きく操作が簡単
- マイク、スピーカーの性能がよく録音された音がきれい
- SDカード不要ですぐに使える
- 再生スピードの調整も可能
基本機能がしっかり抑えられていて機械が苦手な人が使うことを前提とした商品です。再生スピードが調整できるのも便利です。口述録音した時に、不要な部分は再生スピードをあげて、大切な部分はスピードを落としてしっかりと聞くことができます。本体のハードボタンで簡単に調整できるのは便利です。
ICレコーダーオリンパス「DP-301」のここがうーん
- シーンセレクトダイヤルのマークが見にくい
- 機能が少なすぎる
機能を絞った機能なので逆に機能はシンプルです。一般的なICレコーダーのような高機能はできなかったりしますが、用途を理解していれば不満な点になることはないと思います。シーンセレクトのダイヤルのマークは赤色だと見にくいな、と感じました。
さいごに
最近、ラジカセ型の聞くテレビが売れていると聞いたことがあります。地デジ導入の前はFMでNHKが聞けましたがそれができなくなりテレビが聞けるラジカセ型の聞くテレビが売れているというのです。
今後は使いやすい単機能に絞った製品が出てくるような気がしますね。DP-301はマイク、スピーカーの性能もしっかりとしているので安心して利用できると思います! 気になる方はぜひチェックしてくださいね。