

最近、YouTubeのショート動画などをスワイプして見ていると、突然画面に「楽天市場」の商品タグが表示されるようになったことにお気づきでしょうか?
「急に広告みたいなものが出てきて邪魔だな……」と驚いた方も多いと思います。実はこれ、2026年2月19日に日本で正式にスタートしたばかりの新しい機能なんです。
今回は、この新サービスの仕組みと、YouTube Premiumユーザーを悩ませる「広告なし設定でも表示されてしまう」という気になる仕様について解説します。
1. 新サービス「YouTube ショッピング アフィリエイト プログラム」とは?
画面上に表示されるタグの正体は、Google(YouTube)と楽天グループが新たに提携して開始した「YouTube ショッピング アフィリエイト プログラム」によるものです。
これまで、YouTubeで紹介された商品を買うには「詳しくは概要欄のリンクから!」と誘導され、わざわざ動画を閉じてブラウザを開き直す手間がありました。 しかしこの新機能により、視聴者は動画の画面上に表示されたタグをワンタップするだけで、シームレスに楽天市場の商品ページへ飛んで購入できるようになりました。
2. どの動画でも同じように表示されるの?
この商品タグは、クリエイターの設定によって以下の3つの動画フォーマットすべてに貼り付けることができ、それぞれの視聴スタイルを極力邪魔しないよう、自動で表示形式が変わります。
- ショート動画: 縦画面の下部などに、小さな「商品を表示」ボタンや買い物かごアイコンとしてさりげなくオーバーレイ表示されます。
- 長尺動画(通常の横動画): 動画内で商品を紹介するタイミングに合わせてポップアップ表示されたり、動画の下に「商品棚」として関連商品が一覧で並んだりします。
- ライブ配信: リアルタイムのライブチャット(コメント欄)の上部に、現在紹介している商品が固定(ピン留め)され、テレビショッピングのようにダイレクトに誘導されます。
3. ⚠️最大の注意点:YouTube Premiumユーザーにも表示されます
ここが個人的に一番驚き、そして少し不快に感じたポイントです。
私自身、動画を快適に見るために有料の「YouTube Premium」に加入しています。しかし、このショッピングタグはPremiumの「広告なし」環境であっても問答無用で表示されます。
「お金を払っているのに広告が出るの!?」と思ってしまいますよね。これには、YouTube側のルールの違いが関係しています。
なぜPremiumでも表示されるのか?
Premiumで非表示になるのは、動画の前後や途中に挟まる「YouTubeのシステムが自動配信する純粋なCM広告」です。 一方で今回のショッピングタグは、「クリエイター自身が動画コンテンツの一部として自発的に追加した情報」という扱いになっています。概要欄のアフィリエイトリンクや、動画内の企業案件(スポンサー提供)と同じ扱いになるため、Premiumユーザーであってもブロックされずに表示されてしまうのです。
一括で非表示にはできないの?
残念ながら現状、YouTube Premiumの設定に「ショッピングタグだけを一括で非表示にする」という項目は用意されていません。タグ以外の場所をタップするか、スワイプしてやり過ごすしかない状態です。
まとめ:買う側には便利だが、純粋な視聴体験には課題も
お買い物が好きな方にとっては、気になったアイテムの熱量を保ったまま直感的に商品ページへアクセスできる、非常に画期的で便利な機能です。
一方で、純粋に動画の世界観だけを楽しみたいPremiumユーザーにとっては、画面上にタグがチラつくのは少しモヤモヤする仕様かもしれません。始まったばかりのサービスなので、今後ユーザーからのフィードバックを受けて、Premium向けの「非表示オプション」などが追加されることに期待したいですね!


