メニュー
ひとぅ
新しいもの好きな「ひとぅ」が2007年10月からガジェット製品や雑貨、面白いウェブサービスなどの情報を発信しています。お得な情報や役立つTIPSも人気です。
お知らせ

アーカイブ
カテゴリー

【完全脱出】Bitlyの改悪で見直し。1.3万件の短縮URLを自鯖「YOURLS」へ移行した全記録

  • URLをコピーしました!
目次

1. はじめに:Bitlyからの卒業

長年、ブログやSNSでのシェア用に短縮URLサービス「Bitly」を愛用してきました。独自ドメイン(サブドメイン j.hitoxu.com)を紐付けて運用してきましたが、最近の無料プランの仕様変更により、運用を見直すことにしました。

運用が厳しくなった理由

特に影響が大きかったのが以下の2点です。

変更点具体的な影響
独自ドメイン制限無料プランでは j.hitoxu.com が使えず bit.ly を強制されるようになった
待機時間の発生リンククリック時に「Bitlyの広告/警告」が数秒間表示されることがある

読者の方をお待たせしてしまうのは避けたいところです。

回避策として有料プランへのアップグレードがありますが、年払いで月額10〜12ドル(年間約2万円)程度のプランもありつつ、単月契約だと月額35ドル(約5,500円)かかります。URL転送サービスだけにこの維持費は少し悩みどころです。

そこで、既存のレンタルサーバー(Xserver)で動くオープンソースの短縮URLシステム「YOURLS」への完全移行を決意しました。

2. データを救出せよ

移行の最大の課題は「過去のデータ(13,307件)」の移行です。無料プランのままでは、全データのエクスポートに制限がありました。

一時的な課金で解決

私が取った戦略は、「移行のための必要経費」と割り切って1ヶ月だけ課金することです。

  1. 月額プラン($35)に契約
  2. 即座に全データをCSVでエクスポート
  3. データ確保後、すぐに解約

これで、2010年4月以降、約15年の資産である「いつ、どの記事をシェアしたか」という全記録を手元に取り戻しました。

【広告】

3. 自鯖運用の仕組み

移行先は、すでに契約していた**Xserver(スタンダードプラン)**です。ここにOSSの「YOURLS」をインストールしました。追加のサーバー費用はかかりません。

DNS切り替えの魔法

独自ドメイン(サブドメイン)で運用していたことが、最大の勝因でした。

j.hitoxu.com の向き先(DNS)をBitlyからXserverに変えるだけで、URLの文字列を変えずにシステムだけを入れ替えることが可能です。

4. Pythonでデータ整形

Bitlyから吐き出されたCSVは、そのままではYOURLSに取り込めませんでした。「http/httpsの混在」や「重複データ」が含まれていたためです。

設計思想の違いを吸収

実はBitlyとYOURLSでは、URL生成の考え方が少し違います。

特徴BitlyYOURLS (今回の設定)
URL生成重複を許容
(同じ記事でもシェアするたびに違うURLを発行)
重複させない
(同じ記事なら過去のURLを再利用)
目的トラッキング・詳細分析重視管理のしやすさ・エコ運用重視

Pythonスクリプトを作成し、データのクリーニングと名寄せを行い、SQLでデータベースに流し込みました。

結果、13,307件のデータを無事に移行完了。リンク切れも起こしていません。

5. こだわりの設定

短縮URLの形式は、https://j.hitoxu.com/abcとなりますが、abcの部分が短縮URLの肝です。Bitlyではサービス開始当初、無料でも自由に設定できましたが、その後、有料サービスとなりました。6~7桁の英数字で構成されています。

自由にURLを決められるのはもちろんですが、運用設定にも、少し工夫を凝らしました。

【広告】

設定:3文字ランダム

  • 形式: 62進数(英大文字・小文字・数字)
  • 桁数: 3桁
  • 収容数: $62^3 = 238,328$ 通り

「ランダム生成だと、データが埋まってきた時に空き番を探すのに時間がかかるのでは?」と心配しましたが、計算してみると杞憂でした。

仮に8割(約20万件)埋まったとしても、コンピュータなら一瞬(平均6回程度の再試行)で空きを見つけられます。今のペースなら、あと数百年は3桁のままで運用可能です。

【広告】

6. PCもスマホも爆速連携

自前サーバーになった最大のメリットは、API制限を気にせずツールを使い放題なことです。PCとスマホ、それぞれの「最適解」を用意しました。

PC:ブックマークレットで一発

PC(Chromeなど)では、自作のブックマークレットを活用しています。 ブラウザのブックマークバーに登録したボタンを押すだけで、現在見ているページの「タイトル」と「URL」を自動取得し、API経由で瞬時に短縮URLを生成してくれます。

  • 手順: 記事を見る → ブックマークレットをクリック → 生成完了
  • メリット: いちいち管理画面にログインする手間がゼロになる。

スマホ:Android連携(HTTP Shortcuts)

スマホ(Android)では、アプリ 「HTTP Shortcuts」 を導入し、Chromeの「共有」メニューから呼び出せるようにしました。

  1. ブラウザで「共有」をタップ
  2. 自作ショートカットを選択
  3. API経由で短縮URL生成 → クリップボードにコピー

これで、PCでもスマホでも、Bitly時代より快適な「数秒でのシェア」が可能になりました。

7. まとめ

今回の移行で、以下の環境が整いました。

  • コスト: 月額0円(既存サーバー利用)
  • 資産: 過去のリンクを全て維持
  • 安心感: プラットフォームの変更に左右されない

「たかが短縮URL」ですが、長くブログを書いている身にとっては大切な資産です。

多少の手間はかかりましたが、企業のプラットフォームに依存しない「自給自足」の環境は、何にも代えがたい安心感があります。

Bitlyの仕様変更にお悩みの方でXserverなどをお持ちの方は、「YOURLS」への移行、検討してみる価値はあると思います。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

この記事をシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次