

クラウドストレージの維持コストを見直す
Google Drive、Dropbox、iCloudなど、便利なクラウドストレージは現代の必須ツールですが、一方で毎月の支払いコストは積み重なると無視できない金額になります。
私は昨年のブラックフライデーで、スイス発のクラウドストレージ「pCloud(ピークラウド)」の2TBライフタイム(買い切り)プランを購入しました。
一度の支払いで永続的に利用できるこのサービスを数ヶ月運用してみて、実際に感じたことや、プラン選びについての考えをまとめます。
ちょうど現在、pCloudではバレンタインデーセールが開催されています。導入を検討されている方にとって、一つの判断材料になれば幸いです。
Microsoft 365を解約した現在の運用
pCloudを導入したことで、長年契約していた「Microsoft 365」を解約しました。
これにより、セットで利用していた1TBのOneDriveもなくなりましたが、現在は他のサービスと組み合わせることで、自分に合った環境を構築できています。
現在のクラウド構成と使い分け
| サービス | 契約状況 | 用途・役割 |
| pCloud | 2TB (買い切り) | メインのデータ保管庫。 写真やドキュメントなど、長期保存が必要なファイルの母艦。 |
| Google One | 2TB (月額) | 共同編集・AI活用。 スプレッドシートの共有編集やGemini(AI)の利用が主目的。 |
| iCloud | 2TB (月額) | Apple製品のバックアップ。 家族のiPhone/iPad環境の維持に特化。 |
以前は「とりあえずOneDriveに置いておく」という運用でしたが、現在は「共有編集はGoogle」「長期保存はpCloud」というように目的を分けたことで、コストと利便性のバランスが取れるようになりました。
実際に感じているpCloudのメリット
数ヶ月使ってみて、特に満足しているのは以下の2点です。
1. ローカルストレージを圧迫しない運用
pCloudのPC用アプリ(Windows/Linux対応)は、クラウド上の領域を「仮想ドライブ」として認識させることができます。
ファイルの実体はクラウドにありながら、ローカルHDDのような感覚で扱えるため、PC側のストレージ残量を気にせずに済むのは大きな魅力です。


2. OSをまたいだスムーズな連携
スマホ(Android)で撮影した写真の自動アップロードも安定しています。撮影後すぐにPCやLinux環境からファイルにアクセスできるため、デバイス間のデータ移動を意識する必要がなくなりました。
運用して気づいたプラン選びのポイント
今回、私は「個人プラン」の2TBを選択しましたが、実際に使い込んでいく中で、「ファミリープラン」についても検討すべきだったと感じています。
家族それぞれの環境を確保するという視点
個人プランはあくまで私一人のための環境です。しかし、pCloudの快適さを知るにつれ、もし「ファミリープラン」を選んでいれば、家族にもそれぞれ専用のアカウントを提供できたことに気づきました。


ファミリープランであれば、最大5人のメンバーが自分たちのプライバシーを守りつつ、それぞれが独立したアカウントで「サブスク不要のストレージ」を持つことができます。
一人ひとりが月額料金を気にせず長く使い続けられる環境を、家族分まとめて整えておくという選択は、長期的な視点で見れば価値のあるものだったと考えています。
(※現在、個人プランからファミリープランへの直接的なアップグレードはできないため、最初の判断が重要になります)
コストの比較:サブスク vs 買い切り
実際に、他社のサブスクリプションを続けた場合と、pCloudを買い切りで購入した場合の累計コストを比較してみました。
| 経過年数 | iCloud / Google One (2TB) | pCloud 2TB (セール購入) |
| 1年目 | 約15,600円 | 約42,000円 ($279) |
| 3年目 | 約46,800円 | 約42,000円 ($279) |
| 5年目 | 約78,000円 | 約42,000円 ($279) |
| 10年目 | 約156,000円 | 約42,000円 ($279) |
※他社サブスクを月額1,300円、pCloudを$279($1=150円計算)とした概算。
3年弱でコストが逆転し、長く使うほどその差は広がります。
バレンタインセール情報
現在、pCloudで開催されているセールの主要なプランをまとめました。
セール価格一覧
| プラン | 容量 | セール価格 | 通常価格 | 割引率 |
| Premium Plus (個人) | 2TB | $279 | $599 | 約53% OFF |
| Custom Plan (個人) | 10TB | $799 | $1890 | 約58% OFF |
| Family (家族用) | 2TB | $595 | $890 | 33% OFF |
| Family (家族用) | 10TB | $1499 | $2249 | 33% OFF |
※価格は米ドルベースです。為替レートにより日本円価格は変動します。
個人用の2TB($279)と、家族5人で共有できる2TB($595)の差額は$316です。この差額で家族全員分の永続的なストレージ環境が手に入ることを考えると、家族での利用が想定される場合は、ファミリープランを検討する価値は十分にあります。
まとめ
サブスクリプションが主流の現在において、「買い切り」という選択肢はデータの管理方法を見直すきっかけになります。
iCloudやGoogle Driveといった既存サービスと上手く棲み分けをしながら、自分にとって最適な「データの置き場所」を作ってみてはいかがでしょうか。


