今回は、ソニーの最新ガジェット「PlayStation Portal リモートプレーヤー(CFIJ-18000)」のレビューをお届けします。これは、PlayStation 5(PS5)のゲームを手元で楽しむためのリモートプレイ専用デバイスです。私自身も大変期待して購入しましたが、2023年9月2日からの値上げもあり、購入を検討している方にとっては価格面での情報も重要です。本記事では、実際に使ってみた感想を交え、このデバイスが値上げ後でも購入する価値があるのかを検証していきます。
レビュー商品の特徴紹介
「PlayStation Portal リモートプレーヤー(CFIJ-18000)」は、PS5のゲームをどこでも楽しめるように設計されたリモートプレイ専用デバイスです。このデバイスの最大の特徴は、8インチのフルHD液晶ディスプレイを搭載している点で、解像度は1080p、フレームレートは60fpsに対応しています。これにより、PS5の美麗なグラフィックをそのまま手元で楽しむことができます。
さらに、DualSenseワイヤレスコントローラーの主要な機能であるアダプティブトリガーやハプティックフィードバックが搭載されており、まさにPS5そのもののゲーム体験を手元で再現できます。ただし、これらの機能は対応しているゲームに限定されるため、すべてのゲームで完全な体験ができるわけではありません。
接続はWi-Fi経由で行われ、PS5本体に直接接続することで、ゲームプレイを継続して楽しむことが可能です。注意点としては、快適なプレイ体験のために高速なインターネット接続が必要であることです。最低でも5Mbps、推奨は15Mbps以上のブロードバンド接続が求められます。
また、VRヘッドセットが必要なゲームや、クラウドストリーミングを利用したゲームには対応していない点も注意が必要です。2023年9月2日からの値上げも踏まえると、このデバイスの価格と機能のバランスを考慮する必要があります。
開封の儀
私はギリギリ値上げ前にゲットすることができました。9月2日に5,000円も値上げされついに3万円超え。リモートプレイヤーとして3万円以上の価値を見いだせるのでしょうか。
開封~。
上ぶたをのけると本体がお出まし。
リモートプレイヤー取扱説明書と、シンプルなタイトル・・・。確かにそうなんだけどね。
箱の下部にUSB-C to Cケーブルが入っていましたが、残念ながらACアダプターは別途準備が必要です。
画面の保護で画面上部にあるボタンの説明がイラストで書かれていました。
右上部に音量ボタン。
左上部に電源ボタンとPlayStation Linkボタンがあります。
中央にSONYのロゴとマイク穴。画面左右にスピーカーがあります。L1、L2、R1、R2は純正コントローラーと同じ大きさです。
背面はコントローラーが横に間延びした感じで可愛い。画面も意外と薄いです。リモートで映しているだけなのでそれほどパワーが必要ないのでしょう。
各種ボタン。スティックは少し小さめになっています。
PSボタンとミュートボタンが左右に配置されています。タッチパッドはタッチパネルの画面になったのが少し違和感があります。
下部にイヤホン端子、USB-C端子があります。
電源を入れて見ました。ネットワーク設定、ファームウェアのアップデートをはじめに済ませましょう。
PS5への接続はiPhoneやAndroidのPSリモートアプリと同じ手順で接続します。
以上、開封の儀でした。
PlayStation Portal リモートプレーヤー(CFIJ-18000)を使った感想
実際に「PlayStation Portal リモートプレーヤー」を使ってみたところ、まさに「PS5のゲームを手元で楽しむ」というコンセプトがしっかりと実現されていると感じました。まず、8インチのフルHDディスプレイは非常に鮮明で、PS5の美麗なグラフィックを余すことなく表示します。
心配していた遅延はほとんどありませんが、私は正直気になるレベルでした。野球ゲームではバッティングに影響が確実に出るレベルです。スポーツゲームやアクションゲームで悪実に遅延を感じるレベルと言えます。一方で、テーブルゲーム、アドベンチャーゲームなどアクション性、反応速度を求められないゲームでは、不満は感じませんでした。
アダプティブトリガーとハプティックフィードバックも印象的でした。これらの機能によって、コントローラーの操作感がPS5そのものと変わらず、ゲームの臨場感が損なわれることがありません。ただし、これらの機能がすべてのゲームで利用できるわけではないため、対応ゲームを選ぶ際には注意が必要です。
Wi-Fi接続に関しては、私の環境では推奨されている15Mbps以上の接続を使用していましたが、非常に安定したプレイが可能でした。遅延もほとんど感じられず、ほぼリアルタイムでのゲームプレイが実現できました。しかし、インターネット接続の品質がプレイ体験に大きく影響するため、接続環境が整っていないとストレスを感じるかもしれません。電波状態が悪い部屋でプレイするとプレイ中にブロックノイズが発生したり切断することが数回ありました。
PlayStation Portal リモートプレーヤー(CFIJ-18000)のここがGood
- フルHD液晶ディスプレイ: 美麗なグラフィックを手元で楽しめる。
- DualSenseの機能搭載: アダプティブトリガーとハプティックフィードバックで臨場感が損なわれない。
- Wi-Fi経由でPS5に接続: PS5のゲームをどこでもプレイできる。
- 携帯性: PS5のゲーム体験を持ち運び可能にするコンパクトなデザイン。
- 低遅延: 推奨接続環境では遅延をほとんど感じない。
PlayStation Portal リモートプレーヤー(CFIJ-18000)のここがうーん
- 対応ゲームの制限: 全てのゲームでDualSenseの機能が利用できるわけではない。
- VR対応不可: VRゲームはプレイできない。
- 接続環境に依存: Wi-Fi接続の品質がプレイ体験に大きく影響する。
- バッテリー持ち: 長時間プレイするにはバッテリーの持ちが気になるかもしれない。
- 周辺機器の非対応: 一部周辺機器には対応していないため、使用できるゲームが限られる。
PlayStation Portal リモートプレーヤー(CFIJ-18000)をオススメするユーザー
「PlayStation Portal リモートプレーヤー(CFIJ-18000)」は、PS5のゲームをより手軽に楽しみたい方に最適です。例えば、リビングの大画面テレビでPS5を楽しんでいるけれど、家族が使っているときには別の場所でゲームを続けたいという場合、このデバイスが非常に役立ちます。また、出張や旅行などでPS5を持ち運べないときにも、Wi-Fi接続環境があればどこでもPS5のゲームを楽しむことができます。
特に、PS5の臨場感あふれるゲーム体験をそのまま手元に持ち込みたいと考えているゲーマーにとって、このデバイスは非常に魅力的です。一方で、VRゲームを楽しみたい方や、すべてのゲームでDualSenseの機能をフル活用したい方には、やや制限があることを考慮する必要があります。9月2日の値上げにより、コスト面でも慎重な検討が必要です。
さいごに
「PlayStation Portal リモートプレーヤー(CFIJ-18000)」は、PS5のゲーム体験をどこでも手軽に楽しめる革新的なデバイスです。その携帯性と高画質ディスプレイ、DualSense機能の搭載により、PS5ファンにとって新たな楽しみ方を提供してくれます。値上げ後の価格を考慮しても、利便性や機能性を求める方には価値のある一品です。この記事が皆さんの購入の参考になれば幸いです。気になる方はぜひチェックしてみてください。