楽天モバイルは5月13日、従来の料金プランを改定した新バージョン「Rakuten UN-LIMIT VII」を発表しました。月額1,078円?月額3,278円の変動制となります。7月1日に改定され既存利用者も自動移行されます。
変更による改悪・改善は下記の通り。
- 1GBまで0円を廃止 【改悪】
- 楽天市場での買い物がポイント+1倍付与(従来の1倍に加えて)【改良】(6/1先行スタート)
- ダイヤモンド会員ならさらに+1倍付与 【改良】(6/1先行スタート)
- 楽天マガジン 31日間無料(無料期間以降も毎月30%相当ポイント還元)
- NBA Rakuten 3か月無料(〃毎月44%OFF)
- Rakuten Music 90日無料(〃毎月20%OFF)
- パ・リーグSpecial 3か月無料(〃毎月50%相当ポイント還元)
- YouTube Premiumu 3か月無料(初めての利用、Androidユーザーに限る)
- 月額1000円通話かけ放題10分→15分に延長
楽天グループサービスとの連携強化は、1GBまでの0円の原資を再配分したにすぎません。
また、7月1日に新プランへ自動移行されますが暫定措置として移行期間が設けられています。
- 7月?8月は、Rakuten UN-LIMITの料金のまま
- 9月?10月は、楽天ポイントで還元(実質無料)
目次
Rakuten UN-LIMIT VIからVIIの改悪のポイント
既存利用者から多くのコメントが出ていますが、今回の改悪のポイントは以下の点です。
- 既存利用者も新プランへ強制移行される
- メイン利用したくとも圏外となるエリアがあり現状はメイン利用できない
営利企業なので収入がなければ存続が不可能なのは理解します。再後発の楽天モバイルは利用者獲得のため、禁断の「0円」戦略を前面に出してきただけに反発も大きいのだと思います。
恐らく「0円」を廃止する時期が適切ではなかったのでしょう。おそらく以下のようなプランに変更すれば反発も少なかったのではないでしょうか。
- プラチナバンドを獲得しメイン回線として問題なく利用できるようになったタイミング
- 1GBまでは、Rakuten Link利用料として550円/月とし、1GB以上は利用料を無料とする
- SIM再発行費の有料化
Rakuten Linkで通話料、SMS通信費が掛かっているにも関わらず、無料にしていたこと、パートナー回線への負担が重かったのは容易に想像できます。そうであればきちんと利用者に説明して修正をすべきだと思うのです。
もともと料金設計にひずみ、無理があったのは間違いありません。今回の変更はこれまでの原資を楽天グループに再配分した形ですが、そうではなく真面目にかかったコストを価格に転嫁すべきと思うのは私だけでしょうか。
そうしなければ今後、Rakuten Linkの通話料無料や、使い放題の容量制限など、改悪の可能性があるのではないでしょうか?