日本経済新聞では、たま〜に有料版の電子版を無料で読めるキャンペーンを実施していますが、現在も11月21日まで実施中です。
iPad mini Retinaディスプレイモデルでどのように見えるか、試してみたのでご紹介します。画面上の文字は引用の範囲のためモザイクが多い点、ご了承ください。
iPad mini Retinaディスプレイモデルで日本経済新聞 ビューアーアプリを見たらどうよ?
「日本経済新聞 紙面ビューアー (無料)」を利用してiPad mini Retinaディスプレイモデルで紙面を見てみました。
カテゴリ: ニュース
価格: 無料
まずは全体画面。オリジナルサイズ。まん中の記事の2行だけ、文章を表示していますので、ご注目ください。
何とか目を懲らせば読める、というレベルで、7.9インチのディスプレイモデルではさすがにRetinaでも快適に読めるとは言えないと思います。
一方、記事の見出しとサブタイトルは無理せず読めるレベルと言えます。
紙面をざーっと見渡して、気になる記事をダブルタップで記事詳細を確認。という流れは快適にできそう。
日経新聞では記事をダブルタップすると記事全体をズームします。文字の大きさは記事の長さにより変化するため大きいときもあれば小さすぎる時もあります。Retinaならばほとんどの記事は問題無く読むことができました。
これは、日経アプリ側の問題ですが、拡大時の拡大率を任意で固定できた方が読みやすいかな、と感じました。
ピンチインで更に記事を拡大できますが、スキャニング解像度が低いため、汚くなるのは文字の読みやすさと配信速度、容量のバランスを考えると仕方ないと思いますが、テキスト部分を内蔵フォントで実現してくれると、総容量も軽減できて快適に読めるのに。と思いました。
ぶっちゃけどう?
Retina化で文字が潰れにくくなったのは事実で記事毎のアップで問題無く読めるようになったのはさすが。
タブレットで新聞を紙面のままのレイアウトで読みたい。という思いはずっとあるのですが、iPad mini Retinaディスプレイになってもやはり全体表示のまま読み続けることは実現しませんでした。(当たり前ですが。)
あれだけのサイズの紙面を7.9インチ、または10インチのディスプレイで読もうというのが間違っているのかもしれません。
日経新聞では電子版を効率良く読めるようにスマートフォン向けへテキスト配信していますが、紙面には紙面の良いところがあるのも事実。ニュース記事の「重要度」が一目で分かるのはメリットかと思うのです。
でも実は、紙面を小さなタブレットの画面で見ることを求めるのではなく、小さなタブレット画面に合わせた紙面作りをしなければいけない時代を迎えようとしているのかもしれません。
スマートフォン向け、タブレット向けの紙面作りをどこが真っ先にするのか? どこが本気で取り組むのか?興味深く見ていきたいと思います。