伊勢名物「赤福」と一般的に呼ばれる、「赤福餅」の誕生は、いまからおよそ300年前の宝永四年(1707年)だそうです。赤福餅は、お餅の上にこし餡(あん)をのせた餅菓子です。
関西地方の主要駅で買うことができるので、お住まいの方にはおなじみの餅菓子です。私は数ヶ月に一度、赤福餅を食べたくなり、数年に一度、赤福本店で赤福餅を食べたくなります。
「赤福本店」とは伊勢神宮内宮の参道に店を構え、朝5時に伊勢神宮のお参りができることに合わせ、お店も5時に開店します。
地元三重県産の番茶を焙じる香ばしい薫りが広がる店内では、餅入れさんと呼ぶ女性職人が繊細な指先で、赤福餅の三筋の清流を一つ一つ真心こめて形づくります。手作りの赤福餅を食べられるのはここだけ。赤福餅の本当の味がここにはあります。
約4時間かけ伊勢を目指す
夜家を出て下道で伊勢を目指します。途中、仮眠をしながら安全運転で大阪から約4時間で到着します。伊勢神宮内宮の目の前で国道23号線は終点を迎えます。伊勢神宮のために敷かれた国道です。
伊勢神宮への参拝と赤福本店への近さを考えると、A4駐車場が最適です。午前5時きっかりにオープンします。7時までに入庫した場合は400円引きとなります。30分100円です。
徒歩5分ほどで赤福本店に到着しました。この建物は明治以来築140年以上になるそうです。
貫禄があってそれでいて間口が広く、ふと立ち寄りたくなる店構えです。
朱塗りのかまどから湯気が立ち昇っています。地元三重県産の番茶を焙じる香ばしい薫りが広がります。このお茶が美味しいんですよね!!
朝早くから、餅入れさんと呼ぶ女性職人が赤福餅を手作りしてくださっています。
店内は小上がりの座敷が広がります。
30名?50名ほど座れるでしょうか。
縁側は清流で知られる五十鈴川に面しています。日が昇ると川向うには伊勢で一番高い朝熊山を始め、神さまのご用材を養う神路山の緑の山並を望めます。
縁側から店内を見た様子です。風情があります。
そうこうしていると注文していた赤福餅をお盆で持ってきてくださいました。この番茶が赤福餅によくあいます。
餡の形は餅入れさんと呼ぶ女性職人が繊細な指で赤福餅の三筋の清流を一つ一つ真心こめて形づくっています。お餅が柔らかく餡に絡んで口の中でとろけます。ぺろりと2盆、4個の赤福餅をいただきました。
赤福本店で食べる赤福餅は格別です。まだ食べたことが無い方はぜひ!!
まだ、お店は開いていません。朝5時にお店を開けてくださっているのは赤福本店だけです!
日の出前の伊勢神宮もいい雰囲気です。
お伊勢さんに参拝させていただきました。
だんだんと空が明るくなってきました。
御正宮を参拝いたしました。
参拝を終え鳥居まで戻ると空が黄金色に輝いていました。
午前6時5分日の出でしたが山の上に日が見えるのは30分ほどかかるようですね。
6時45分に伊勢を出発しました。帰りは津まで下道で、津から高速道路で大阪へ帰りました。9時過ぎには家に到着。本当に赤福を食べて伊勢神宮内宮を参拝しただけの弾丸ドライブでした。
こういったドライブも楽しいですね!!