日本語入力アプリ「ATOK for Android」が2021年10月31日にサポート終了することが分かりました。「ATOK for Android 医療辞書セット」もサポート終了となります。
最新版は2021年9月28日に更新されたバージョン 1.8.23。Androidのバージョンは 5.0/5.1/6.0/7.0/7.1/8.0/8.1/9/10/11。12以降は動作保証外となります。
今回サポートが終了するのは、いわゆる買い切り版と呼ばれるバージョンで、サブスクリプションタイプの「Passport版」は継続サポートされます。
https://support.justsystems.com/jp/products/atok_android/#contact-03
https://www.justsystems.com/jp/products/atok_android/
ATOK for Android(買い切り版)のサポート終了を受けて
ATOK for Andoroid(買い切り版)は2011年6月にリリースされました。確かリリース当時は1,500円だったと思います。度々、800円程度でセールも行われていたのでそのタイミングで購入された方も多いのではないでしょうか。
当時のスマホアプリは「買い切り版」が一般的で一度購入するとずーーーっとサポートされる。といった風潮がありました。しかしメーカーも慈善事業ではありません。サポートを継続するにはコストもかかります。
当時はすでにATOK 定額制(現Passport)が始まっていましたが当時発売されていたパッケージ版は現在、廃止され、Passportに一本化されましたし、Android版も買い切り版のサポートを終了し、Passportに資源を一本化するのは自然の流れとも言えます。
10年間もの間、サポートを継続されてきたことは高く評価されるべきだと思います。長い間、お疲れさまでした。
利用者によるサポートに対する満足度を考えてみると、販売期間が10年もあったため、利用した期間(購入時期)で評価が分かれるでしょう。10年使った人は1年172円。5年使った人は1年344円。2年使った人は1年860円。例えば先月買った人は、たった1ヶ月ちょっとでサポートが終了してしまいます。
一方でサポート終了の仕方に問題があるように感じます。Google Playのアプリ画面では2021年10月3日時点でサポート終了の説明はありません。もし今日購入した人はサポートは1ヶ月もないことになります。もちろん直ぐに利用できなくなるわけではありませんが、11月以降正式サポートは受けられないのはいかがなものかと思います。
ATOK Passportへ移行を推奨したり、優待があるわけでもなく気持ち悪さを感じるのは私だけでしょうか?今後のジャストシステムの対応に注目したいと思います。
また、今回は、Android版のサポート終了しますがiOS版も動きがあるかもしれまんね。