9月24日、iPad mini 第6世代が発売されました。iPad mini 第5世代の後継機で約2年半ぶりの新機種です。9月16日に開催されたApple Eventで発表、即予約が開始されましたが、12時間以内には納期は3?6週間になるほどの人気機種となっています。
今回のiPad mini 6はズバリ、「ちっちゃいiPad Air」です。軽くて小さくて扱いやすいサイズは変わらず、画面は全画面になり大型化、SoCはiPhone 13 Proにも搭載されたA15 Bionicを搭載し、4つのスピーカー、USBタイプC端子、第二世代 Apple Pencil 対応5G対応とまさに「全部入り」。価格は59,800円?。そりゃ売れますよ。
私は最も安価な、64GB Wi-Fiモデル 、色はパープルを購入しました。発表会の後すぐに購入したため発売日当日に届きました!!iPadを6台、iPad miniを3台購入してきた私。ホームボタンがないiPadは初体験です。最新SoCのA15 Bionicの実力を体験させていただきましょうか!!
今回は開封の儀とファーストインプレッションをご紹介します。一緒に開封しているようにご覧いただけると幸いです。
開封の儀
ヤマト運輸のお兄さんが午前8時半に配達してくれました!ありがとうございます。
最近のApple製品は手で開封ができるタイプを採用しているようです。開けやすいし環境にも優しいですね。
iPad miniのパッケージが段ボールにピッタリ梱包されています。
クッション性が抜群です。よくできていますね。必要最小限の資材で最大限の効果を得ていますね、素晴らしい!
iPad mini 第6世代のパッケージです。画面に「mini」と書いてあります。センスありますよね、こういうデザインに憧れます。
斜めより。
iPad mini。第6世代など余計なことは書かない。シンプルさがかっこよさを際立ててくれます。
背面にモデル、容量が記載されています。64GB、Wi-Fiモデルで間違いないようです。
iPad mini 本体も開けやすいように開け口が付いています。
ぺりぺり?が気持ちいい!!
お待たせしました。それでは開封していきましょう。
開封?。いつものようにiPad mini 本体がお出まし?。
下のタブで本体を持ち上げます。
見慣れた光景ですね。本体の下に説明書類が入っています。
その下に AC アダプターと USB Type C ケーブルが入っています。スマートフォンはAC アダプター音が省略される傾向がありますが iPad はきちんと同梱してくれているので嬉しいです。
AC アダプターは20 W です。
ついに iPad mini もUSB Type C to USB Type Cがやってきました。
Apple 製品といえばこれ!Designed by Apple in California!!
中には簡単な説明書と注意書きそしていつもの Apple ステッカーが入っています。本当にこのステッカーを使ったことないな。みんなどんな所に貼っているのでしょうか?(たまに Windows ノート PC の天板に入っている人を見かけますがさすが・・・)
簡単な説明書。
ホームボタンがなくなったため画面のスワイプ操作やTouch IDの操作などが記述されています。それも必要最低限に抑えられています。
それでは iPad mini 本体を開封しましょう。保護シートを剥がします。
背面も綺麗に覆われています。
ぺりぺり?。
背面のアップルロゴは現れました!!
カラーはパープルですがかなり渋い色です。今回新色ですが当たりだったかもしれません。iPad mini はちょうどいいサイズで片手でグリップできます。
前面はホームボタンが無くなりベゼルはブラックの為画面が点灯していないと真っ黒です。当たり前ですがピカピカです。
下部から見ていきましょう。中央にあるのが USB Type C 端子です。ついに Lightning から USB Type C に変更となりました。その周辺にスピーカーが配置されています。
上部にはTouch ID搭載の電源ボタン、スピーカー(2つ)、ボリュームボタンとなっています。第2世代アップルペンシルがサイドにつくためボリュームボタンが側面から上部に移動されました。
向かって右側にApple Pencilが磁力で引っ付く場所があります。第2世代はもちろん充電されます。
向かって左側は何種類は何もありません。横向きで使う場合はこちらの面を下にして使うことを想定していると思われます。
インカメラは縦持ちをした時に上部に来るようになっています。どこかの情報で横向きにした時に上部に来るような設計に今回変更になったとみたような気がしましたが間違っていたようです。
アウトカメラは出っ張りがありレンズも大きくなりました。傷が心配になる一方、画質向上が期待できます。
背面のアップルのロゴマークをもう一度見ておきましょう。光輝いていてかっこいいですね。
片手でがっちりホールドできる iPad mini は現状、最強のモバイルデバイスと言えるでしょう。
上部斜め上からも見ておきましょう。
反対側より。実に美しいですね。私はこのエッジの立ったデザインが好きなので今の iPhone がこのタイプの iPad がとても好きです。
電源を入れてセットアップをしていきましょう。おなじみのアップルマークが表示されます。
こんにちは!そしてこれからよろしくね!!
以上、開封の儀でした。
iPad mini と比較してみた
iPad mini を買ったのはなんと第2世代が最後でした。まだ母が現役で使っているのだから驚きですね。この第2世代と大きさを比較すると高さが若干小さくなっています。
横幅はほぼ同じですね。重さは第2世代よりなんと30 g 以上も軽くなってついに300 g を切っています。サイズは同じですがエッジが立っている分、片手でホールドする場合若干第6世代の方が指が痛いような気がします。もちろん全く問題ない範囲です。
Antutuベンチマーク結果
測定を忘れていました。iOSを最新版にアップデートし、さらに30本以上アプリをインストールした後に測定しました。76万点!!。この先、3年以上は現役機として使えるのは間違いなさそうです。
iPad としての機能は?使いやすさは?
iPad mini第6世代を使ってみた第一感想は・・・。
「字、ちっさ!」です。
久しぶりの iPad mini だったため文字の小ささに驚いてしまいました。少し老眼が入っているため文字サイズを大きくしようかと思いましたが、なんとかまだ見えるのでしばらくは標準のサイズで使ってみようと思います。
2?3時間使うと文字の大きさに慣れてきました。
できることはiPadなので、これまでのiPadとできることは同じです。最新のSoCのためサクサク動きます。ただ、画面サイズの違いが使用感に大きな違いをもたらします。これは良い側面と悪い側面があるように感じました。
iPad miniのここが強み
- 横画面で使うアプリでiPadだと画面に余裕がありすぎて余っている感があるアプリが良い感じになる(例:Twitterなど)
- 最強のゲームマシン(画面に親指で操作するのがちょうどいい幅、大きさ)
- Kindleでマンガ読みは最強(軽くてサイズ感もバッチリ)
- 動画視聴マシンとしても最強
4つのスピーカーは横向きでもステレオになる(訂正:スピーカーの数は2つでした。)- 普段持ち歩くでっかいスマホの感覚
強みはある程度想像していましたが、画面が小さいが故に他のiPadシリーズにはないメリットがiPad miniにはあります。Twitterなどの情報量が少ないアプリではiPad全画面で表示した場合、スッカスカの印象になりますが、iPad miniではちょうど見やすい印象となります。
A15 Bionicを搭載するiPad miniは紛れもなく2019年9月現在、最強の携帯ゲームマシンです。画面をタップして操作もしやすく重さとバランスとちょうどいいのです。Kindleは私の場合マンガや雑誌は横持ちで小説は横で読むとちょうどいいと思いました。
iPad miniは普段持ち歩くことを想定しています。でっかいスマホ。コンテンツを大きく消費したりペンで入力したり。こんな使い方がiPad miniの立ち位置なんだと思います。
iPad miniのここが弱み
- こまごまとした画面があるアプリは使いにくい(動画編集ソフトなど)
画面サイズが小さいためこまごまとした操作は不利です。ボタン類などサイズを大きくできないものは操作しづらいのは仕方ないですね。
iPad miniのここが心配だったけど大丈夫だった
- ノートアプリ(Good Note 5など)で画面が小さくて書きづらいかと思ったけども問題なかった(画面がフラットなのでGalaxy Noteより断然書きやすい。)
- 新聞の紙面(読売新聞で試した)も読みやすい
- 64GBでもアプリを30個ほど入れても10GBほどしか使っていない(iCloudが優秀)
意外と使えたのはノートアプリです。書き味は普通のiPadと変わらずですしベゼルとフラットなので画面いっぱいまできちんと書けます。
容量不足を心配しましたが、64GBで問題無さそうです。動画動画編集や大量のゲームをしない場合、不要になったアプリはこまめに削除・整理すれば、256GBは必要ないと思います。
ちょっと後悔している点
- GPS内蔵のWi-Fi+Cellularモデルにした方がよかったかも(いつも持ち歩く予定なのでカーナビとして使いたいという欲が出てきた)
ちょうどいい大きさのiPad miniなのでいつも持ち運ぶことになりそうです。そうなれば、ナビ用に利用しているスマホをiPadに入れ替えれば持ち歩くガジェットを減らすことができます。18,000円の価格差があるので、踏ん切りがつきませんでしたが、ちょっとだけ後悔しています。
iPad miniの最適な入力方法
iPad miniは画面サイズが小さいため画面上に表示するフルキーボードは入力がしづらいです。私が出した答えは、「フロートフリック入力」+「音声入力」+「ペン文字入力」です。
これがiPad miniの文字入力の最適解かなと思います。
iPad mini 第6世代のここがGood!
- 小さくて高性能で片手でグリップできる
- 高性能で59,800円はコスパが高い
- なんでもできるちっちゃいiPad、でっかいスマホ
- コンテンツ消費・ペン入力に最適デバイス
この性能でこの価格はパソコンを含めて他にないくらいお得なのは間違いありません。でっかいスマホと考えると普段使うイメージができます。主にコンテンツ消費マシンと言えますが、文字入力もできるようになります。
iPad mini 第6世代のここがうーん
- Cellularモデルになると18,000円UPは高すぎる
- 64GB→256GBで18,000円アップは高すぎる。6,000円UPくらいで128GBモデルも欲しかった
- 人を選ぶプロダクト、iPadで十分と感じる人もいるはず
価格設定はAppleらしいですね。ひとつ上のモデルが18,000円も高くなるのはうーんですよね。32GBでなく64GBのため今回は最低容量でも現実的に問題ない、と言えますが128GBも選択肢に欲しいです。
また、iPad miniは人を選ぶと思います。今のiPhoneとiPadの組み合わせで満足している方は恐らくiPad miniが入る隙はないでしょう。ここまで記事をお読みになって使うイメージができなかった方は恐らく必要ないと思います。
私はiPad miniをこう使う
正直に告白しますと昨年9月に購入したiPadをほとんど使っていません。iPadの購入理由はお絵かきをしたりブログ執筆をしたり、動画を見たり雑誌を見たり。大きな画面が得意とした創作活動やコンテンツ消費でした。
しかし蓋を開けると絵心がない私はすぐにお絵かきはしなくなりました。ノートアプリでアイデアをまとめるのもはじめはしましたがすぐにしなくなりました。ノートに書きだして考えを整理するといった習慣がないのです。
動画視聴や雑誌を見るためにたまに使いましたが、だいだいがスマホ(Galaxy Note 10+)で間に合います。さらに、雑誌は10インチでも大きさが足りず拡大が必要なんですよね・・・。そういった理由からほとんど使わくなってしまいました。
持ち運びを想定していなかったので大きな画面の方がいい、と思ったのですが10インチは私には大きすぎました。それでいてNotionやCanvaなど私が普段使っている創作活動アプリはiPadでは使いにくく結局Windowsを使っておりiPadを使う理由がほとんどなくなっていました。
そこで、今回、iPad miniを「でっかいスマホ」の位置づけで再整理してみました。コンテンツ消費マシンとして8インチのiPad miniなら家の中でいつもそばに置いておけそうです。ペンがあれば気軽にメモも残せます。外出先でもiPadを持っていけばスマホはiPhoneである必要もありません。
今秋、Pixel 6を購入予定ですが、Pixel 6+iPad mini 6の組み合わせも問題無さそうです。iPad の活用方法は、もうしばらく運用をしてみて経過レポを書きたいと思います。
さいごに
いかがでしたか?iPad miniを約半日使っただけですが、ポテンシャルの高さを実感します。これで59,800円なら間違いなく「買い」だと思います。iPad miniは新製品のペースが数年周期なので早く買えば買うほど長く使えることになります。おそらくほとんどの人は64GB Wi-Fiモデルで十分だと思います。
一方でiPad miniではなくiPadを持った方が幸せな方や、スマホだけで十分な方も多いはずです。ここまでお読みになり利用シーンをイメージできた方は、買いだと思いますし、できない人は今のままで十分、あるいは別のプロダクトを探す方がいいかもしれませんね。
私の記事がiPad miniの購入を検討されている方の一助になれば幸いです。
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