auは9月13日、オンライン専用ブランドpovoにおいて、月額基本料0円から開始し、顧客が自分のライフスタイルに合わせて10種類のトッピングを自由に選択できる「povo 2.0」の提供開始を発表しました。提供開始は9月下旬を予定。
10種類のトッピングは、「データトッピング」、「通話トッピング」、「コンテンツトッピング」があります。
これからのトッピングをひとつもつけない場合は、月額0円で、通信速度128kbps、通話料金(22円/30秒)・SMS料金(送信:1通あたり3.3円)が従量課金の携帯電話を維持できることになります。
受話が主な方には最強のプランと言えるでしょう。
一点、注意点があり180日間以上有料トッピングの購入などがない場合、利用停止・契約解除となることがあるようです。また、別途所定の手数料などの費用がかかる場合があるとのことです。
契約事務手数料が無料であるため大量に回線作成して使われない回線が放置されないための措置で理解できます。SMS送信(22円)やデータ使い放題(330円)など半年以内に一度利用するようにしましょう。
10種類のトッピング
データトッピング
容量および保持される期間が設定されているのがユニークです。
自分の生活パターンに合わせて容量を購入できるのが便利ですね。データ3GB 990円/30日がもっとも売れ筋だと思います。これまでと同等の20GB 2,700円/30日もありますが、10GB 1,600円/30日というプランがあればよかったのに・・・。とは思います。
60GBは90日間、150GBは180日間も利用可能です。30日で換算すると60GBは20GB 2,163円、90GBは25GB 2,163円となります。価格・容量のお得さに加え使う月、使わない月を平均化できる点もメリットですね。
データ使い放題 330円/24時間はこれまでの220円/24時間から110円の値上げとなりました。これは残念ですがこれまでの220円が安すぎたと思っていたので残念ですが理解はできるかな??
1GB 390円/7日間はこれまで550円だったのが値下げにはなりますが、7日間なので注意は必要かもしれません。
通話トッピング
通話トッピングは povo 1.0 と同様です。月額1,650円で通話かけ放題の携帯電話ができる。ということですね。ガラケー時代の話し放題でこの価格帯で某S社がばらまいていたことを思い出してしまいました。
コンテンツトッピング
月額1,925円のDAZNが1週間だけ使えます。日本シリーズなど短期決戦などの場合に便利ですね。この他のコンテンツサービスも充実するとお試しもできて便利かもしれません。
注意点
さいごに注意点をご紹介しておきます。
- 180日間以上課金がない場合、利用停止、契約解除となる場合がある。また別途所定の手数料等の費用がかかる場合がある
- データ容量を使い切った後は128kbpsに低速化(povo 1.0は1Mbps)
- 着信転送サービス非対応
- auの家族割対象外
- LINEの年齢認証サービス非対応に
auのメインプラントとさらに差別化を図りオンライン専用プランの尖ったプラン構築をしてきました。各種サービスを受けられないといった点はありますが、なかなかいいと思います。
月額利用料金0円は楽天モバイルを意識したプランでありながら自動的に課金されず自分でトッピングを選択できる点もいいですね。また、楽天モバイルと違って「繋がる」安心感はauの方が圧倒的です。
au系MVNOのBiglobeが提供開始したdonedoneのプランも反映したと予想されますが、MNO各社の横並びから差別化が出てきて面白くなってきました。
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