楽天モバイルは、新たなオプションサービスとして、1回あたり10分以内の通話であれば何回でも利用できる「10分(標準)通話かけ放題」の提供を開始しました。SMS送信も使い放題となります。利用料は月額1100円。通話および SMS 送信は国内のみ無料対象となります。
これまで楽天モバイルでは同社独自アプリ「Rakuten Link」を使うことで、国内通話を無料としていましたが、スマートフォンの標準電話アプリ(OS標準アプリ)を利用します。通話時間が10分を超えると、30秒あたり22円かかります。
Appleの圧力か?顧客目線に立ったサービス提供か?
今回の10分通話かけ放題のオプションサービス提供開始については色々な憶測が出ています。iOS での楽天LINKアプリの仕様変更に伴いiPhone で誤って標準電話アプリ出かけてしまい通話料が発生するという事態が多発していると想定されます。
これを受けて楽天モバイルでは標準電話アプリで気にすることなく発信と受信ができるオプションサービスを準備したというのが背景にあると思います。アップルからの圧力に関しては特にする必要がないですし、するメリットもないと思います。
10分かけ放題 月額1100円は高いのか?
それではオプション料金月額1100円という価格設定は、高いのか、安いのかを考えてみたいと思います。
MNOや MVNO 業者の価格設定を見てみても10分かけ放題で月額1000円を超えているところはほぼありません。一見高いように見えますが、楽天モバイルでは1 GB まで基本料金ゼロ円のため実質1100円でかけ放題の電話機が出来上がります。
これはガラケーからの乗り換え組取り入れることが可能な価格設定だと思いますし、他社は実現できない価格だと言えます。
やはり標準電話アプリで電話をかけられるメリットは携帯電話操作に慣れない高齢者や初心者にとって大きなアドバンテージになります。
しかし!やっぱり最後は電波問題
ほとんどインターネットもしない人には楽天モバイルをお勧めできるかという点については残念ながら人気都市の利用はお勧めできません。すでにいろいろなところから指摘はされていますが、電波がつながれば最強の楽天モバイルですが、現場はでもビルの中や地下では圏外になることが多数報告されています。
DSDV など楽天以外の SIMカードを刺して圏外問題を避けることはできますが今回のオプションサービスを必要とされるターゲット層にはなかなかハードルが高いと言わざるを得ません。
さいごに
今回の楽天モバイルの新しいオプションサービスについて賛否両論がありますが選択肢が増えることはいいことだと思います。今後も魅力的なサービスや分かりやすい料金体系を期待したいと思います。
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