16MPまでの画像、15分までの動画が容量無制限で保存し放題だったGoogle フォト。神仕様と人気が高く利用者も多くスマホで撮影した写真やビデオのバックアップ方法としても広く浸透していました。
広く浸透した後に有料化はフリーミアムのビジネスモデルの鉄則(本来は高機能版に課金されるものですが)ですがGoogle フォトにもついにその時が来ました。
2021年6月1日よりこれまでストレージ容量にカウントされなかった16MP以下の画像、15分までの動画もカウントされるようになります。2021年5月31日までに保存された写真・動画はカウントされません。
Googleではアカウントごとにストレージ容量が15GB、無料で利用できますが足りなくなれば追加容量を買い足す必要があります。2020年11月11日に発表がありましたが早いものでその期限が1か月後に迫っています。
今回は私が実施した有料化されるGoogle フォトの運用方法をご紹介します。
みなさんの一助になれば幸いです。
Googleフォトの代替はGoogleフォト
実質有料化されるGoogleフォト。Googleフォトの移行先を考えることとなりますが複数の選択肢があります。写真・ビデオのバックアップという観点と写真整理の観点の2種類で考えています。Googleフォトは元々、オリジナルサイズで保管されていなかったため万一写真がなくなった場合の最終手段と考えており、過去の写真を探すとき、アルバムを作成するときなど写真を整理・活用するためにGoogleフォトを利用していました。
まとめると下記の通りとなります。これがベストかは個人それぞれだと思いますが、私の場合はGoogleフォトの代替はGoogleフォトしかありませんでした。
- 家族5人のスマホの写真・ビデオをバックアップする必要がある
- NASに定期的にPhotosyncでバックアップ
- 写真はAmazonフォトにオリジナルサイズでバックアップ
- 16MP以下に画像を圧縮&15分以下の動画をGoogleフォトにバックアップしGoogleフォトの高機能を利用し過去写真の検索や活用
Google フォトの運用のコツ
無料で未来永劫使えることはない。と改めて認識した今回のGoogleフォトの有料化。15GBまで無料で利用できますがいずれ15GBに達します。有料化を前提に運用を考えておく必要があります。
Google Oneでストレージ容量をファミリーで共有しよう
オススメなのが家族でGoogle Oneで購入したストレージを家族で共有する。という方法です。100GBで月額250円、年額2500円。200GBなら月額380円、年額3800円。2TBだと月額1300円、年額13000円です。
使用方法にも寄りますが16MPに圧縮された写真は元々容量が抑えられています。だいたいの人は数年は使えるでしょう。100GBあれば数年は利用できますし家族で共有すれば別々で契約するよりもリーズナブルです。
「無料で利用し続けられるものはない。サービスに対する対価は支払う必要がある。」という普通の考えの元、契約することをお勧めします。
複数アカウントがあれば移行・まとめよう
ファミリーアカウントはに設定できるアカウントは5つまでです。複数のGoogleアカウントを持っている場合はこれを機に1つにまとめることをお勧めします。今後、家族が増えるかもしれませんしね!
- 引っ越し元アカウントのGoogleフォトアカウントにログイン
- [設定] → [パートナーとの共有] で引っ越し先のGoogle アカウントを指定
- 引っ越し先Googleフォトで取り込みを開始
すべての写真・動画を共有するか、設定した時点からかを選択できますが今回は移行したいのですべてを選択しましょう。数時間?数日で引っ越し先のアカウントに写真・動画が移行されます。
注意点としては当然ですが引っ越し元の写真と引っ越し先の写真は別のURLとなります。つまり引っ越し元で共有したもの、アルバムは引き継がれません。
共有したものは諦める必要があります。アルバムについては下記の通り共有機能を利用します。
- アルバムについてはアルバムを共有し引っ越し先のGoogleフォトで共有アルバムを取り込む
- 引っ越し元のGoogleフォトの写真・動画・アルバムはそのまま置いておく
- 引っ越し先のGoogleフォトで共有したアルバムに写真・動画を追加できるのでこれまで通りの運用が可能
Google Workspace (旧G Suite 、旧Google Apps) アカウントはファミリー共有できない
最後にGoogle Workspaceを利用している方に注意点。私は独自ドメインでGmailを家族で利用しています。このアカウントでGoogleフォトを利用していたのですが、Google Workspcae のアカウントはファミリー共有ができません。
Google Workspaceの場合、容量無制限となる上位プランへ移行するか、アカウントごとにGoogle Oneで追加購入が必要になります。
これは盲点でした。YouTube Premiumのファミリー共有でも同様であるため別で家族全員のGoogleアカウントを作成していました。Google フォトもこのアカウントへ移行することとしました。
さいごに
Googleフォトの有料化までついに1か月となりました。みなさん移行は済みましたか?5月31日までに保存した写真・動画はストレージ容量にカウントされることはないので今のうちに手持ちの写真をアップしておいて、6月1日を迎え、容量が超えそうになった時点でGoogle Oneに制約すればよいと思います。複数アカウントでファミリー共有すればひとりあたりのコストを抑えることができます。
この運用がもっとも安定していてGoogleも利用者も納得のいくものだと思います。みなさんはどのような運用をされますか??