MVNOの老舗であり大手のOCNモバイルONEがようやく新料金を発表しました。最後発だけあって特徴はうまくとらえていてシンプルに分かりやすい料金体系となっています。1GB?10GBの料金を改定されます。
2021年4月1日開始で、現在の料金を値下げされ既存ユーザーも自動適用されます。
新料金の主な特徴
- 音声通話は500円?1,300円の値下げ
- OCNでんわは2021/4/7から専用アプリ不要に
- 通話料は半額の10円/30秒
- かけ放題のプランに変更なし
- 初期手数料3,300円、SIMカード手数料433.4円、MNP手数料3,300円は引き続き必要(明記なし)
- 容量追加500円/1GBは変更なし(明記なし)
基本機能はそのまま、料金の値下げがメインとなっています。4月7日よりOCNでんわは専用アプリが不要となった点は利用者には便利な点と言えるでしょう。
料金をチェック
音声通話は1GB 770円から10GBで1,760円まで。3GBでも990円と1000円以下というトレンドを捉えた形です。OCNでんわの通話料が10円/30秒となるのはいいですね。
従来通りですが、OCN光に契約している場合は220円引きとなるので利用者にはメリットが大きいものとなっています。
データ通信専用、SMS対応の存在価値がますます薄れてきました。SMS付きと音声SIMの価格差は無くなりました。SMSのないデータ通信専用でも132円の価格差しかありません。データ通信専用を選択する理由は、少しでも安くしたい人、SMS付きは音声が必要ない場合限定となりそうです。
さいごに
今回のOCNモバイルONEの価格が発表でMVNO各社の料金が出そろいました。MVNO各社のトレンドをまとめてみました。
- MVNOは10GBまでの価格で勝負
- 3GBまで音声通話なら1,000円以下
- 通話は専用アプリ不要に移行が今後進む
20GB以上の大容量ではなく10GB以下の小容量を格安の料金で攻めるというスタイルがより明確化されました。3GB以下なら1,000円以下がトレンドになりました。通話は専用アプリが不要となるのがトレンドになりそうです。
OCNモバイルONEは既存ユーザーにも配慮されたバランスの取れた料金だと感じました。
しかしこれも数年間しか持たないように思います。楽天モバイルならかけ放題で3GBまで1,078円です。エリア問題が今後数年で解決すればMVNOのエリアの広さのアドバンテージがなくなってしまいます。
これからもMVNO業界にとって厳しい競争環境が続きそうですね。