昨年12月からNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルのMNO業者をはじめサブブランド、MVNO各社の新料金プラン発表合戦が続いています。
気が付けば各社の料金プランを組み合わせることで、かけ放題のスゴイ携帯電話ができあがってしまう現象になってしまっています。
2020年5月のMM総研の発表では、データ利用量が3GBまでのユーザーが59.2%も占めています。そして日本のiPhone利用率は高く、カンター・ジャパンの昨年9月から11月の調査では69.1%がiPhoneが占めています。
iPhoneはXSシリーズ以降、eSIMに対応しています。2021年3月時点での機種別シェアは不明ですが数年のうちにeSIM対応機種に入れ替わるでしょう。
電話は楽天モバイル、データ通信はIIJmioの組み合わせが最強
楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT VIはデータ通信量が1GBまでなら利用量が0円です。
しかも、Rakuten Linkアプリを利用することで、国内通話がかけ放題になります。さらに国内SMSも使い放題です。
そう、Rakuten UN-LIMIT VIは電話もSMSもデータ通信量1GBまでならタダという禁断の料金プランなんです。
Rakuten UN-LIMIT VIは1Gを超えると3GBまで980円となりますが、3GBを超えると20GBまで1,980円となります。しかも楽天モバイルはエリアが狭くエリア外は、au回線に切り替わります。(ローミング)au回線は5GBを超えると最大速度が1Mbpsと低速化ししかもデータ量にカウントされます。
iPhoneのSIMスロットに楽天モバイルのSIMを、eSIMにIIJmioを設定しデータ通信はIIJmioを利用すれば激安料金のかけ放題の携帯電話が完成します!!
ここで冒頭の数字を見てみると・・・。
- データ通信量3GBまでのユーザー:59.2%
- iPhoneのユーザー:69.1%
59.2%×69.1%=約40%。超おおざっぱな計算ですが約4割の人がこの組み合わせなら月額600円で収まることになります。これは驚異的な数字ですし価格です。
MVNOの回線品質に全員が満足するとはもちろん考えていませんが、約40%のうち10%でも実践したとすれば、前回選の4%、回線数でいうと1.8億回線×4%=720万回線になります。IIJmioの現在の回線数は320.9万回線なので一気に倍増の可能性があるわけです・・・。
これはスゴイことになってきました。
ちなみに320.9万回線で売上が354億円なので1回線平均900円強です。600円でも十分利益があがる構造なのが予想出来ます。楽天モバイルも万一そんな使い方がほとんどになれば対策するでしょうけれども当面は様子見でしょう。
今回は携帯電話各社の値下げ合戦の結果、スゴイことが可能な状況になっているよ!というお話しでした。