悪意のある迷惑メールは後を絶ちません。最近はSMSを利用した詐欺メールが横行しています。
私のSMSにも宅配業者を騙ったメッセージが着弾しました。「不在だったので荷物を持ち帰った。」とのこと。再配達を依頼しなきゃ。ということでメッセージに書かれたURLをクリックしたくなりましたが、今回送られてきたメールには、明らかに不審で、宅配業者の名前表記がなくURLもソレっぽくなかったので即削除しました。
しかし、悪さを働く連中は日々切磋琢磨し(こんなところでがんばるなよ!とは思いますが)、いかに騙されやすいかを研究しておりメッセージ内容がホンモノっぽくなっていくことが容易に予想されます。ホンモノかニセモノの区別が付きづらくなっていくでしょう。
そこでSMSの不審なメッセージに騙されない簡単で確実な方法をご紹介しましょう。
SMSのメッセージにURLが書かれたものはクリックせずに破棄する
「SMSのメッセージにURLが書かれたものはクリックせずに破棄する」。たったこれだけです。SMSは文字数が制限されているためURLを短縮して送られることも多いため、不審なメッセージにでも実はURLやドメインだけでは判断がつかないのが実情です。
そうであればURLが書かれたメッセージは一切、クリックしない。サイトにアクセスしない。が最大で最善の対策である。と言えるでしょう。
そもそも最近のトレンドではSMSにURL付きメッセージを送るシーンはほとんどありません。SMSの主な用途は本人確認です。二段階認証としてSMSに4桁の数字を送信して利用サービスで入力することはあっても、定期的にSMSに送られてくることはほぼありません。
一部、例外として自分自身が何らかのサービスに加入する際に入会用URLをSMSに送信する、なんてパターンはあるかもしれません。要するに自分が認識していないメッセージに書かれたURLは一切無視しよう!ということです。
SMSは電話番号だけでメッセージを送れるサービス
SMSは電話番号だけでメッセージを送信できてしまうサービスです。シンプルで簡単なサービスですが大量にメッセージを送信したい悪意のある人たちにも便利なサービスです。
SMSの送信成否は送信元で確認できますが完全に正しい情報ではないため、もしURLをクリックしてしまうとその番号が有効で使われているもの。と分かってしまいます。一度知られてしまうと、次回以降はターゲットとしてピンポイントにメッセージが送られる対象になります。迷惑SMSが大量に届く不幸な結果になってしまうことになるでしょう。
繰り返しになりますが、自分が認識していないメッセージに書かれたURLは一切無視しましょう!!