スマートスピーカーが普及し出してしばらく時間が経過しましたが、現在の状況は二極化が進んでいると思います。これは、機器本体を購入するかしないかの、「利用する人」と「利用しない人」ではなく、購入・利用している人の中で、二極化していると感じています。
スマートスピーカーを購入した人の中でも、スマートデバイスと連携し証明やエアコンと連携させて声で自動操作させる設定をしている人と、音楽や天気、ニュースを聴く程度の活用方法の人の二極化です。
我が家は一部の部屋を除いて後者で利用しています。しかもその利用者は70代の母だったりします。
スマートフォンを操作するのが面倒らしく、スマートスピーカーに呼びかけて、目覚ましをセットしたり、タイマーをセットした、演歌をかけた。ラジオを聴いたり。そんな活用をしています。(これだけでもハイテクおばあちゃんですが!)
Google Nest Mini を購入しどの部屋でも音楽を楽しめるように
若い世代はスマートフォンで何でもサクッとやってしまいますが、スマートフォンの操作に慣れていない母に取って、スマートスピーカーは救世主だったようで、自分の部屋だけで利用していましたが、最近、家の中を持ち歩くようになりました。(笑)
使っていたのはAmazonの、Echo Dotです。Amazon Music Unlimitedで演歌を再生したりしていましたが、現在はお試し期間中でした。我が家ではYouTube Premiumに加入しているので、YouTube Musicが利用できます。Echo Dotよりスキルの拡張性が弱い、Googleのスマートスピーカーですが、我が家の使い方ならまったく問題ありません。
Amazon Music Unlimitedに加入するよりもGoogleのサービスを活用する方がいいので、Google Home、Google Nest Miniを活用することにしまた。
昨年末にGoogle Nest Mini を無料プレゼントしてくれた太っ腹なGoogleさん
2019年12月、GoogleはYouTube Premium会員向けに、6,050円もするGoogle Nest Miniを無料プレゼントしてくれました。もらえるものはもらっておこう!と注文してそのまま放置していましたが、今回、日の目を見ることになったので開封していきたいと思います。
https://store.google.com/jp/product/google_nest_mini
Google? Nest Mini。スマートスピーカー・ディスプレイは、AmazonではEchoシリーズですがGoogleではNestシリーズといいます。当初あったGoogle Homeは廃止されGoogle Homeはアプリ名になりややこしくなっちゃってますね。
Google Nest MiniはAmazon Echo Dotの競合製品。
Googleサービスとの連携と親和性が高いのが特徴で、有名どころのサービスも連携ができます。
開封!
Google Nest Mini本体とACアダプター、操作マニュアル類となっています。
ACアダプターはジャック部分が専用形状なためモバイルバッテリーから汎用的なケーブルでは給電はできません。スマートスピーカーこそUSB-Cあど汎用的な仕様を採用すべきだと思うんですが、ねぇ。
かわいらしいデザインです。全面がスピーカのため平置きすると上を向きます。立てかけて利用するのが良さそうです。
サイドにマイクミュートは物理ボタン、AC電源があります。
背面に壁に掛ける穴があります。これからもGoogle Home Miniは立てて利用を想定していることが分かります。
以上、開封の儀でした。
Google Nest Mini を使ってみた
Google Nest Miniの初期設定は、スマートフォンにGoogle Homeアプリをインストールしアプリから初期設定を行います。画面通りの指示に従えばセットアップができますが、これが難しいです。
グループの考え方や周辺機器との接続をどうするやとか。既にいろんなデバイスが導入されている家なら候補もたくさんでてきてさらに難易度が上がります。
正直なところ、IT技術にある程度自信のある私でも理解が難しいと感じました。これはGoogle HomeだけでなくAmzonデバイスでも同じ状況です。できることが多いため設定が複雑化しているのです。
70代の母がひとりで設定できるとは到底思えません。簡略化は難しいと思いますが初期設定と障害発生時の復旧方法が一番の課題でしょう。
一度設定が終わると、「OK Google 三山ひろしの歌をかけて」や、「OK Google 三山ひろしの歌で6時30分に起こして」などと呼びかけると、YouTube Musicから音楽を選曲してくれます。この辺はEcho Dotと差はありません。
現状、起動の呼びかけワード「OK Google」を変更できません。自由に変更したいですよね?。OK Googleはかっこ悪すぎます。(笑)
Google Nest Mini本体は、中央をタップすると再生開始・停止ができます。本体左右でボリュームを上げ下げできます。感度がいいので本体を動かそうとしただけでも反応してしまうので注意が必要です。
スピーカーは本体を立てて使う方が良さそうです。寝かせて使う場合、横に音の広がりがあるEcho Dotの方が音がいいように感じました。Google Nest Miniは本体を立てて使う方が良さそうです。
Google Nest Mini のここがGood!
- Googleのサービスを音声で利用できる
これがGoodだ!という点を探しましたが1つしか見つかりませんでした。(笑)YouTube Premiumを加入されている方は、追加費用無しで6000万曲の音楽を楽しめます。また、Googleのサービスとの親和性が高いのも魅力ですね。
Google Nest Mini のここがうーん
- Amazonよりもスキル数が少ない
音楽を聴くだけなら機能差はほとんどありませんが、スキルをどんどん追加して活用したい!と考えている方は、AmazonのEchoシリーズの方が充実しているので注意が必要です。ただし大手の場合は両方に対応していることがほとんどなので、そこまで気にする必要はないかもしれません。
さいごに
久しぶりにスマートスピーカーを使ってみました。一般家庭にも普及が始まっていますが浸透しているか?と言えばかなり怪しいですね。普及率はかなり低いのでは無いでしょうか。スマートスピーカー自体はAmazonのセールのおかげでそこそこ売れているとは思いますが、何に使うか?が理解できていない状況でしょう。
また、本文にも書きましたが本体の設定や周辺機器との連携設定が難しいです。全体像を把握しながら設定を進める必要がありますが、それが分かりにくく迷子になります。複数のメーカー、機器と接続するとトラブルも発生しやすく、その切り分けや対応を普通のユーザーができるか?というとそれも怪しいです。
現状では難しい設定と障害発生時の対応ができず、スマートスピーカーを買ってはみたけども結局使っていない。というパターンが多いと思います。「設定の分かりやすさの工夫と障害時対応」。これがスマートスピーカー普及の最大のキーワードになりそうです。