WWDC2013でiOS7がフラットデザインを採用、と発表され一気に認知度が広がりだしている「フラットデザイン」ですが、6月17日、大手ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」のトップページもフラットデザインが採用されました。
今回主に変更されたのは以下の3点。
- 最上部の「Yahoo! JAPAN」ロゴのデザイン変更
- 最上部の「Yahoo! BB」、「ヤフオク!」、「My Yahoo!」、「ツールバー」、「ショッピング」、「きっず」のアイコンデザイン変更
- 左列の「主なサービス」、「お気に入り」、「ピックアップ」内各種サービスのアイコンのデザイン変更
Yahoo!JAPANでは今回のデザイン変更を「スマートデバイスやPCでの見やすさ・使いやすさの向上」と説明しています。
フラットデザインほど難しいデザインは無い!と思う
大手ポータルサイトYahoo!JAPANがフラットデザインを採用したことにより、日本国内でも一気に、フラットデザインが普及しそうな予感。
これまでの豪華なデザインではなく単色でシンプルなデザインは、難易度が低いように見えますが本当はその逆なんだと思います……。
Yahoo!JAPANともなれば、今回のトップページのデザイン変更は国内でも屈指のデザイナーが担当されたのだと思います。その結果がこのデザインです。
「フラットデザイン」はデザイン性の他にも「使いやすさ」も併せて実現してはじめて使いやすさが向上するのですが、今回のデザイン変更は「見た目」しか変わっておらずYahoo!JAPANが言う「見やすさ・使いやすさの向上」が実現されているのか?疑問です。
「シンプル」は余計な要素が無いため、逆にデザイナーのセンスが求められると思います。シンプルな中にもエレガントさを醸しだしかつ機能性も損なわない……。今後、フラットデザインが普及すればするほどデザイナーが苦労することになりそうです。
数年間続くであろうフラットデザインブーム。今後の展開に注目したいと思います。