やっぱりMacでもMicrosoft Office2011を入れるといろいろと捗るな〜と喜んでいたのもつかの間、ウェブページを見ていると何か違和感が……。
上の画面キャプチャは、Yahoo!JAPAN のニュース記事ですが、何となく違和感があるのです。Macユーザーの方、分かりますか?
右上の「Yaho! JAPAN」の文字間のスペースが広すぎるのです。少し前まではこんなんじゃなかったはず。
思い当たるのは、Officeをインストールしたことくらい。調べてみるとやはりマクロソフトオフィスが原因でブラウザの文字が汚くなっていました。
今回は私と同じように、ブラウザの文字が気になる方へ元に戻す方法をご紹介します。
ブラウザの文字が汚くなった原因は「MS P ゴシック」
マイクロソフト製のOffice2011をインストールした時に、一緒に関連するフォントがインストールされます。(私は標準インストールをしましたが、カスタムインストールをした場合はフォントをインストールしないこともできるかも。)
同時にインストールされたフォントに、「MS P ゴシック」が入っていてこいつが表示されているのです。
ブラウザで他のフォントを指定してもダメ
ブラウザで使用する標準フォントを設定できます。私はGoogle Chromeを常用していて「ヒラギノ 角ゴ Pro」を設定しています。
このようにブラウザで設定をしていてもウェブページ側で使用するフォントを指定した場合、そのフォントが適用されてしまいます。
実はウェブサイトの運営者さんもMacでMS P ゴシックを表示したい訳では無く、明朝体ではなくゴシック体で表示したいとの思惑で設定しているのです。実際に設定では、「ヒラギノ角ゴ」と「MS P ゴシック」の両方が指定されています。
その設定を宣言しているスタイルシートというものがあるのですが、その記述の順番で優先度が変わるはずなのですがMacに「MS P ゴシック」がインストールされていると、それが選択されているようです。
ブラウザのバージョンやいろいろと難しい問題もあるようで、今回は触れません(^_^;)。
[ad#ad-center]荒技解決法:MS P ゴシックを停止!
タイトルに書いてあるとおり、「荒技」で「MS P ゴシック」を選択されずに元々の「ヒラギノ 角ゴ Pro」が表示されるように設定をしちゃいたいと思います。
強制的にフォントを指定するCSSを拡張機能で適用するという方法もありますが、明朝体を適用しているサイトやウェブフォントを適用しているサイトにはその設定を有効にしてあげたいと思うので、あくまで「MS P ゴシック」を停止しちゃうことにします。
Spotkightで「Font Book」で検索、起動します。フォントコレクション「日本語」の中から「MS P ゴシック」を探します。
右クリック→「“MS Pゴシック”ファミリーを使用停止」をクリック。
「MS P ゴシック」が「切」に変われば設定完了!何という荒技!!!。
※もう一度、右クリックで「“MS P ゴシック”ファミリーを使用」をクリックすれば「切」が消えて利用できるのでご安心ください。
さっきのウェブページを再読込してみると……。
どうですか?きれいになったでしょう??
副作用
フォント設定でMS P ゴシックで停止しちゃったので、ブラウザに限らず、他のアプリケーションでもMS P ゴシックは利用できなくなりますのでご注意ください。
Excelなどで「MS P ゴシック」を利用したファイルを開いた場合、文字化けすること問題無く表示されているので(MS P ゴシックではありませんが。)気にせずそのまま使っています。
さいごに
散々、「ブラウザの文字が汚くなった」と書いていますが、あくまで個人的な主観でまったく気にならない人もいるでしょうし、MS P ゴシックが好きな方は、逆に「見やすくなった。」と感じられるかもしれません。
私はMacの文字フォントに惚れ込んでいるので、MS P ゴシックで表示されるのは好きでないのですが、それにしても、Yahoo! JAPANやその他のサイトでは、MS P ゴシックよりも、ヒラギノ角ゴを優先的に表示されるように設定しているはずなのに、何故、MS P ゴシックで表示されるのかなぁ??
難しいですね……。