ソニー・インタラクティブエンタテインメントは6月24日、ネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne」の出荷を近日中に終了すると発表しました。nasneとプレイステーション、スマートフォンといった機器をつなぐアプリ「torne」など、関連サービスは「いましばらく提供を続ける」とのことです。
nasneは、HDDと地上/BS/110度CSデジタルチューナーを内蔵し、テレビ番組のレコーダーやメディアストレージとして使える機器。テレビに直接接続できず、ネットワークを経由してPS4、スマホなどと接続し、録画した番組、保存した画像・音楽などを視聴する新たなスタイルを確立した機器で、2012年に初代モデルを発売以来、今でも人気の機器です。
なぜ、このタイミングで販売を終了するのか?疑問でなりません。1台22,000円(税別)という価格設定が安すぎたのかもしれません。一度売れるとその後利益を生まないビジネスモデルだった点も「もったいないなぁ」という感想です。
せっかくネットワークに接続しているのだから、サブスクリプションで例えば話題の番組を自動録画するような機能があったり、スポーツだとハイライトシーンを直接再生するなどの機能も提供できたと思うのです。
私は2016年9月に購入して約3年間愛用して以来、サクサクな動作で気に入っていました。チューナーが1つしかなく追加購入することで連携して同時録画ができるようになったり、ストレージ容量も追加できるなど、市販の録画機とは一線を画す存在であっただけに本当に残念でなりません。
公式サイトでは、「近日出荷完了」と表示されています。次期モデルの発表もそろそろあるかな?と期待をしていただけに、このタイミングで「販売終了」とは意外です。早速、Amazonでは価格が急上昇しています(20900円→24900円)。またまた、買い占め&価格つり上げが横行する可能性があります。
購入を見当していた方は今のうちに公式サイトや適正価格で販売しているお店で購入されることをお勧めします。
https://www.jp.playstation.com/ps4/peripheral/cuhj15004.html