iPhoneのシステムフォントは脱獄をしなければ変更できませんが、Androidではメーカーや機種によってその機能を提供している場合があり、rootを取らずとも変更できます。
Galaxyは、その代表例でサムスンが標準でフォント変更機能を提供しています。壁紙やテーマなどのスキンと同じようにフォントも販売するストアを準備しており、コンテンツの収入源としている訳ですね。
ハードメーカーは箱売りだけでは利益も低いのでソフト、コンテンツで儲ける仕組みを作ることができるか?がとても大切な取り組みだと思います。
フォントは標準機能で変更できる
Galaxy Note 9、Android 9での操作をご紹介します。
「設定」→「ディスプレイ」→「文字サイズとフォントスタイル」の順でタップします。
続いて「フォントスタイル」をタップすると、インストールされているフォントが表示されます。現在は「標準」が選択されています。「フォントをダウンロード」をタップしてフォントを追加して見ましょう。
Galaxy Storeのフォント販売ページが表示されます。フォントは有料の物と無料のものがありますが、日本語フォントはほぼ有料。しかし、ひとつ300円ほどなので気に入ったフォントは購入するのにギリギリ許容できる範囲かな、と思います。
今回は、人気第8位の「RICOH」HGNewゴシックM-PRO Flipfont」を購入してみます。フォントの表示例を確認できるので事前に確認をして購入するようにしましょう。
ダウンロードボタンをタップすると購入画面が表示されます。私はクレジットカード払いを選択しました。
決済が完了すると、フォントスタイル画面に購入したフォントがダウンロード・表示されるのでタップして表示を確認してみましょう。
ちなみにTwitterの画面はこんな感じになりました。横幅が広いフォントで見やすいです。
アプリごとにフォント設定されているものはそちらが優先されるため、フォントが混在して見づらくなるアプリや、文字が入りきらずに途中で切れてしまうなどの表示に若干の問題があることを確認しました。
やっぱり標準フォントを使うのが最も安定している。と言えそうです。
フォントは標準で使うのが妥当、調整と種類の充実が課題
前述の通り、変更したフォントによっては見づらくなるサイトやアプリが出てきます。文字が画面に収まらずにはみ出たり途切れたりすることもたまに発生するので、プチストレスの原因になります。
また、Galaxy Storeで販売されているフォントの数が非常に少なく有料でありながら好みのフォントを見つけるのが難しい状況です。
コンテンツで商売をするつもりならば、稼働確認をしつつチューニングを怠らず、フォントの種類ももっと充実させてもらいたいものです。
とはいえ、その日の気分によってフォントを変更できるのは楽しいものです。Androidの特権とも言えます。OSレベルで変更できる機能を搭載してもいいのに。とさえ思います。今後の展開に期待です。