結論から言って、今回の結果は「歓迎」です。
ただ、それはYahoo!に取ってではなくマイクロソフトに取ってです。
確かに買収によって一気に多くのユーザーを手中に収めることはできたでしょう。
そしてYahoo!の器の中に自社のサービスを組み込みながら進めていくことはできたでしょう。
しかしそれが本当にマイクロソフトの戦略にあったものになるか?と言えばNOであったと思います。
Yahoo!のこれまでの歴史と自負は今回の事で証明されていますし、万が一買収に成功していたとしても、Yahoo!或いはユーザーに配慮した戦略となっていたことでしょう。
そう言う意味では、マイクロソフトには自社の強みである、Windowsやオフィス製品を絡めた戦略でインターネットのサービスを展開する方法しか無いでしょう。
また、それは他社には絶対真似できない事なのです。
その牙城を崩したくないと思っているのはマイクロソフト自身で、それが逆に隙となってしまい、Googleがうまく突いているのです。もう待ったなしでその意識改革をしなければいけないでしょう。
どれもが中途半端になりがちのマイクロソフト。
WindowsLiveも今ひとつ盛り上がりに欠けますが、もっとスピーディーにそして魅力的なサービスを提供してもらいたいと思います。
ユーザーの立場から言わせてもらえれば、企業間で競争をしてくれることでよりよいサービスや商品が出てくることは大歓迎です。WebというプラットフォームのおかげでOSという垣根をある程度意識しなくてよくなったのは大きいと思います。
これから半年以内に打つであろうマイクロソフトの次の一手が楽しみですね。