YouTubeの有料サービス、YouTube Premiumは、スマートフォンやタブレットのYouTubeアプリを終了させても、動画を再生し続けられるバックグラウンド再生ができるのが、特徴のひとつですが、ふいに疑問を抱きました。
「バックグラウンド再生したら通信量って節約されるの?」
普通に考えると、ビデオが表示されないので通信量が節約されると思うのですが、本当に節約されているのか?を調べてみました。
また、Android版のYouTubeアプリは、小窓表示ができるので、小窓なら通信量は少なくなるのだろうか?とも思ったのでした。この点も調べますね!
検証内容説明
まずは検証を行った環境と条件、内容をご紹介しましょう。
検証に利用する動画は、「BenQ WiT MindDuo 親子デスクライトを使ってみた」を利用。2分9秒、1080p60画質の動画です。再生時に強制的に1080p60に変更します。
YouTubeアプリはアプリ終了状態から動画ショートカットからアプリ起動・動画再生させます。キャッシュは再生前に毎回クリアします。
通信量を測定できるアプリ、My Data Managerを利用し、動画再生前、再生後の通信量の差を動画再生容量とします。
検証端末は、Galaxy Note 9、Android 8.1、YouTubeアプリ13.45.52。
動画検証は、以下の4パターンを実施しました。
- 横画面再生(最大表示)
- 縦画面再生
- アプリ終了、小窓で再生
- 再生後約10秒後に画面オフ(バックグラウンド再生)
- 再生後約10秒後に小窓→ヘッドホンボタンクリック(バックグラウンド再生)
検証結果
検証パターン | 通信量 | コメント |
横画面表示 | 107MB | この容量が基準 |
縦画面再生 | 107MB | 縦画面で表示は小さいですが容量は同じ |
小窓再生 | 110MB | 小窓再生でも容量は同じ |
バックグラウンド再生 | 26MB | 再生後に10秒間で動画部分も読み込まれているためバックグラウンドのみだともっと節約可能 |
小窓→バックグラウンド再生 | 52MB | 再生後、小窓にしている時間があったため容量が大きいがバックグラウンド再生としての動きは同じ |
画面表示させた場合は、横画面、縦画面、小窓どの形で再生させても画質が同じなら、通信量は同じということが分かりました。当然の結果とはいえ実際に測定してみると、想像通りの結果となりました。
バックグラウンド再生は、動画部分は不要で音声のみとなるため通信量が節約されることを確認できました。当然の結果とはいえアプリがしっかりと対応していることを確認できました。
動画再生後にバックグラウンド再生に切り替える場合は、はじめに動画部分がキャッシュで読み込まれるためバックグラウンドのみ再生できれば容量はもっと少なくなるはずです。
結論
- 動画を再生すると画面のサイズにかかわらず通信量は同じ
- バックグラウンド再生をすると通信量は音声部分のみととなる
以上です!あ?すっきりした!!
楽しいYouTubeライフを送りましょう!!