7月19日に楽天から発売された電子書籍端末「楽天kobo」。発売直後のセットアップができないなどの混乱ぶりは既報の通りですが、コメントを削除するという「楽天市場」のシステムそのものを否定しちゃうほどの混乱ぶり&楽天の横暴ぶりに嫌気が差し、「当面様子見をしよう!」と心に誓っていた私ですが、新しいもの好きな羊さんの決心は敢えなく折れちゃいました(^_^;)。
コメント削除の件は楽天として絶対にやってはいけない事だと今でも思っていますので、またの機会にまとめ記事などを書こうと思います。
今回は、そういったことを除き、機器本体のレビューをしたいと思います。
楽天kobo開封の儀
ジャジャーン。パッケージです。すでにあちこちのブログでご紹介済みなので目新しさはないですね(^_^;)。私はブラックを購入しました。
パッケージ横側。「読書に革命を。」「新しい楽しさを。」と楽天の意気込みを感じられるコピーですね。電子書籍が一気に普及することを切に願います。
パッケージ裏側です。スペックと商品紹介が帯に記載されています。
帯を取ったパッケージです。シンプルですね。某リンゴ社を意識しているかのようです。(当然か……。)
パッケージを開封すると!本体が現れます。画面に保護シートがかけられていますがその他の保護パッキン類はありません。
本体を出して同梱物を出そうとしたら……。「安全上のご注意」などの書類が本体底にこべりついて取れないではありませんか!!何これ??破れてしまいそうなのでそのままパッケージに戻しました。これがkoboクオリティか?とドキドキ(^_^;)。
同梱物は本体とUSBケーブルと簡単なセットアップマニュアル、さらに取り出せなかった(笑)安全上のご注意などの書類のみとシンプルな内容。最近はマニュアル類がどんどん簡素化されいい傾向です。
koboデスクトップアプリのインストール
現状はkobo Touch本体のみで初期設定はできません。Windows PCまたはMacが必要になります。
koboセットアップサイトから専用アプリをダウンロードします。私はMac版をダウンロードし、セットアップしました。
セットアップの詳細はkoboヘルプをご確認ください。
kobo Touch をセットアップ(初期設定)する(本を読める状態にする)にはどうしたらいいでしょうか。 …
Macはドラッグ&ドロップでセットアップできるので楽ちん……なんですが、OS Xの最新版、Mountain Lion(10.8)ではアプリを起動できません。
「”Kobo”は、開発元が未確認のため開けません。」とメッセージが表示されkoboデスクトップアプリが開く事はできません。
何でもOS X 10.8から導入された Gatekeeper機能が原因のようですが、アドビ社のページに同様のエラーに対する対処方法が記載されています。私はcontolを押下しながら「開く」ことにしました。(詳細は以下のサイトをご確認ください。)
Mac OS X 10.8 から導入された Gatekeeper 機能により、実行ファイルの開発元が確認されるようになりました。この際、Apple 社の Developer ID による署名の有無がチ …
「”Kobo”の開発元は未確認です。開いてもよろしいですか?」と聞いてくるので「開く」をクリック。以降、起動してもこのメッセージは表示されません。うーんこれもkoboクオリティなのでしょうか?どうも不安です(^_^;)。
kobo TouchをMacにUSBケーブルで接続し、koboデスクトップアプリを起動します。楽天IDの登録と機器登録がされます。ファームウェアのバージョンアップも自動で行われます。15分ほどですべての作業が完了しました。
kobo Touch ファーストインプレッション
フォントの入れ替えをしたり、Epubの有料メルマガをダウンロードしてみたり、Wi-Fiに接続してブラウザを使ったりと、一通りの操作をして見ました。
koboのここがGood
- E Inkで目に優しい
- 電池の持ちが長い
- フォントを自由に入れられる
- Epub対応
- 楽天が本気
koboのここがうーん
- マーカーをひくときのタッチ精度が低い
- 楽天の対応もろもろ
まとめ
実際に使ってみて、正直な感想は7,980円という価格で電子書籍を手に入れられるのは楽天さんに拍手を送りたいと思います。楽天の本気度が感じられる商品だと思います。
しかし初動対応を含め機器の足回りががよくない……。カナダの製品を日本語対応をするのが手こずったのだと思いますが、準備や検証にもう少し時間をかけて欲しかったです。
パソコンやOSの世界では一般的な「見切り発車をして後でアップデートすればいいや。」という考えは一般ユーザーを相手に考えた場合は通用しません。楽天は今回の騒動でも何も変わろうとしていないのが心配な点です。
今回、kobo Touchを購入し、電子書籍リーダーは、SONY Readerと2台となりました。今後とも継続して両者を比較していきたいと思います。あ、あとAmazonの電子書籍が出たら、価格次第で買っちゃうんだろうな……と思う今日この頃(^_^;)。