これまで我が家で愛用していた無線LANルーターはバッファローの「WZR-HP-G300NH」という機種。2009年4月頃に発売された約3年前の機種。光回線eoの導入に合わせて購入したのですが、いろいろとトラブルに悩ませられました。
無線LANがブチブチ切れる現象や、何とファームウェアのアップデート中に壊れてしまうなんていう信じられない障害まで発生しました。
何とかここまで使い続けてきましたが、最近、また少しずつ調子が悪くなってきて、AppleTVの動画再生が途中で止まったり、iPhoneでWi-Fiには接続しているけどもインターネットに接続できない場合があるなどの現象が出始めました。
しかも、11n のドラフトの段階で発売された商品なので、2.4GHz帯のみの対応なので充分な速度が出ていなかったのです。(これはまったく気にしていませんでした。)当時は300Mbpsを出すための設定を倍速モードなどという呼び方をしていました。
何だかややこしそうなので避けて通ってきましたが、いよいよ調子が悪くなってきたので本格的に買い換えを検討しました。
無線LANを買い換えるならどの機種がいいのか?
ではどの機種がいいのでしょうか?山ほどある種類から選ぶのは至難の業です。候補としては、「BUFFALO 11n/g 450Mbps対応 無線LANルーター Air Station WZR-HP-G450H」と、「NEC Aterm WR9500N[HPモデル] PA-WR9500N-HP」の二機種に絞りました。
それぞれ、バッファロー、NECの無線LANルーターを代表する機種です。どうせ買うならいいものを買いたいですもんね。以前、バッファローの製品を使っていたので、操作に悩まないように同じメーカーにしたいという思いもあるのですが、数々のトラブルがあったので、他のメーカーもいいかも、という思いがあるのも事実です。
そのようなメンタルな部分の他、技術的な比較では以下のサイトがとても参考になりました。
PA-WR9500N-HPとWZR-HP-G450Hの差で一番大きいのが、「2.4GHzと5GHz帯同時使用」の可否では無いでしょうか。
「MacBook Air 移行計画 – 802.11nで 300Mbpsを実現するまでの道のり – 岩崎 仁の俺は語りたい!」を見ると、MacBook Airでは5GHz帯でなければ300Mbpsの通信ができないようです。一方、2.4GHz帯の方が対応している子機が多いようです。それならば同時利用できる方がいいですもんね。
ここで購入する機種をPA-WR9500N-HPに決定しました!!
でも、PA-WR9500N-HPはWZR-HP-G450Hに比べると3、4千円高いんですよね〜。そう思い近所のミドリ電化へ行ってみると……。
ミドリ電化で激安販売中〜♪
ここでお得情報です(^^)/。
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値札の上を見てください。「450Mbps無線買い換え応援割引」でさらに1,000円引になります。つまり、9,800円で買えるんです!!(^^)/。
まさにWZR-HP-G300NHからの買い換えの私にぴったりの応援割引ですね。ちなみに割引きを適用してもらうには、買い換え予定のルーターの「保証書」「レシート」「写真」が必要です。写真でいいんかい!(^_^;)。
急いで奥さんにメールでWZR-HP-G300NHの写真を撮影してメールで送ってもらい店員さんに見てもらうとこれでOKとのこと。
価格.comの最安値より大幅に安い9,800円でPA-WR9500N-HPを買うことができましたよ〜。ミドリ電化さん、ありがとう!!
開封の儀
恒例(?)の開封の儀、行ってみましょう〜。
箱の裏はこんな感じ。店頭ですり切れるほど読みましたよ、ほんと。でもここの説明文ってどれだけ詳しく、分かりやすく書くかでルーターやPCの周辺機器では売上げに大きく影響すると思うんですよね〜。
側面はこんな感じ。仕様が書かれています。
もう片方の側面。
箱を開けると、簡単マニュアルがはじめに姿を現します。マニュアルとは別に設定用の簡単なマニュアルを付けるのが最近の主流ですね。
入っていたのは本体とスタンドとACアダプタとマニュアル類とLANケーブル。以上。シンプルでいいですね。
本体です。アンテナが無いので不安ですが小さくておしゃれ。
デザインがいいですね〜。カッコイイです。
ケーブルの接続端子とMODE切り替えスイッチ、USBポート類は背面に集められています。
前に使っていた、WZR-HP-G300NHとPA-WR9500N-HPを並べて見ると、この通り。PA-WR9500N-HPのコンパクトさが際立っています。
本体だけで一回り小さく、アンテナの分だけさらに小さいですね。NECの技術力の高さがよく分かります。ちなみにアンテナが無いのは携帯電話の技術と同じなんだとか。
横から見てみました。分厚さもほとんど同じです。
開封の儀といってもこれだけなんですが、以上で終了です。
設定も簡単
バッファローからの乗り換えだったので心配しましたが、「設定はつなぎかたガイド(単体・イーサネットコンバータセット)」の手順に従い、行えば特に迷うことはありませんでした。(私が使っているプロバイダのeoは自動で認識しなかったので、マニュアルでユーザー情報とパスワードを入力する必要がありました。)
取扱説明書は「つなぎかたガイド(単体・イーサネットコンバータセット)」と「取扱説明書(基本編)」しか同梱されていません。「取扱説明書(機能編)」は同梱のCD-ROMのPDFを確認するか、ウェブサイト「マニュアル:無線LAN親機 | ダウンロード | AtermStation」で確認できます。
最近はコスト削減と環境を考慮してマニュアルをPDF化しているところが多いですね。紛失の際も便利なので必要最低限だけ同梱してくれれば後はこのような形で配布してくれるのはいいですよね。
スピードテストも上々
私の家ではNASはありませんのでネットワーク間の速度はそれほど重要では無いため、インターネットの速度がどれだけ向上するか確認をしてみました。ちなみに我が家のインターネット回線は「eo光ネット【ホームタイプ】200M」です。
WZR-HP-G300NHとPA-WR9500N-HPのビフォーアフターをご紹介しちゃいます。USENのスピードテストサイトと、eoのスピードテストサイト(200M/1G)で測定しました。
WZR-HP-G300NH【before】
有線(1000Mbps)
1.USEN(ダウンロードのみ)
- 1回目:47.705Mbps
- 2回目:39.89Mbps
- 3回目:34.202Mbps
2.eoスピードテスト
- DL 77.08Mbps/UL 91.48Mbps
- DL 74.68Mbps/UL 102.32Mbps
- DL 75.08Mbps/UL 95.38Mbps
無線(MacBook Air)11n(2.4GHz)
1.USEN(ダウンロードのみ)
- 20.181Mbps
- 19.956Mbps
- 20.568Mbps
2.eoスピードテスト
- DL 26.14Mbps/UL 28.86Mbps
- DL 24.97Mbps/UL 53.58Mbps
- DL 33.41Mbps/UL 42.62Mbps
PA-WR9500N-HP【after】
有線(1000Mbps)
1.USEN(ダウンロードのみ)
- 45.849Mbps
- 52.465Mbps
- 52.237Mbps
2.eoスピードテスト
- DL 83.20Mbps/UL 186.7Mbps
- DL 90.23Mbps/UL 192.12Mbps
- DL 87.81Mbps/UL 177.2Mbps
無線(MacBook Air)11n(2.4GHz)
1.USEN(ダウンロードのみ)
- 38.554Mbps
- 29.516Mbps
- 30.396Mbps
2.eoスピードテスト
- DL 79.6Mbps/UL 146.9Mbps
- DL 70.37Mbps/UL 160.0Mbps
- DL 75.68Mbps/UL 142.1Mbps
何だか数字ばっかりで頭が痛くなってきますが(^_^;)、USENのスピードテストでは有線で約30%、無線で約60%ものスピードアップが実現しました!!! eoスピードテストでは有線ではダウンロードが10%程度でしたが、アップロードが200%以上、無線においてはDLもULも200%以上のスピードアップになりました。
正直ここまで早くなるとは驚きでした。
まとめ
こんなに差が出るならもっと早く買っておくんでした(^_^;)。1万円で快適な通信環境を手に入れられるのです。今のところ、MacBook Airなどの機器で無線が切れることはありませんし、Apple TVでも快適に動画を再生できています。
しかも今ならミドリ電化で激安販売中です。ミドリ電化が近くにあるようでしたら買いですね!!(^^)/。店頭に持ち帰り分が無い場合、お取り寄せをしても買っていいと思えるほどの商品です。
初めてNEC製の無線ルーターで不安でしたが電波の強度、安定感ともまったく問題なし。今までのあの大きなアンテナはいったい何だったんだろう?と思っちゃいますね(^_^;)。いや〜、いい買い物をしました。
次は悪質サイトサイトブロックの「ファミリースマイル」を試してみようと思います。これについては次回、ご紹介しますね♪。