iPhone4発売以来、アンテナ表示の問題が指摘されていましたが、ようやく「iOS 4.0.1 ソフトウェアアップデート」がリリースされました。対象デバイスは、iPhone 4/iPhone 3GS/iPhone 3Gで、iTunes経由でダウンロードおよびインストール可能となっています。
早速アップデートしてみました。578MBほどあったかな。
iOS4.0。
iOS4.0.1。どうですか?アンテナのアイコンの表示がわずかに変わっているでしょ?(^_^;)。低いレベルの長さが延びているので電波が弱くても精神的に安心??(^_^;)。
そもそもiPhone4のアンテナ問題は何なのか?以下の記事が簡潔で分かりやすかったです。
1つはiPhone 4の製品デザインによる原因で、iPhone 4本体の左側面の金属部分に配置された
アンテナが絶縁されていない状態でむき出しとなっているため、手でアンテナ部分を触れると
アンテナの性能が弱まり、電波の受信強度が落ちてしまうという欠陥です。もう1つがiOSで電波の受信強度を表示するアンテナバーの本数を算出する評価式の誤りにより、
実際の受信強度よりもアンテナバーの本数が多く評価するようにしていたという欠陥です。そして、この2つの欠陥が偶然にも重なってしまったため、
普段はフルに表示されていたアンテナバーがiPhone 4のアンテナ部分を手で触れると
一気にアンテナバーが無くなって圏外になるという驚きの現象が発生しました。
iPhone 4のアンテナ問題は16日に決着か。|GoGo! Machead!
このうち、今回はiPhoneの受信強度の計算式をAT&Tの基準に合わせたようです。つまり“見た目”だけの変更であり、ハード的な問題は解決していないわけです。
「ringo-sanco Rumor: Apple, 「iPhone 4」電波問題をハード側の改善で解決へ」という情報もあり、これから製造されるiPhone4についてはハード的な問題も解決されることになりそうです。
そうなると気になるのがやはり既存ユーザーへの対応です。個人的な感覚では「それほど気にならないレベル」なのですが、ハード的な欠陥であると認めるならば何らかの対応はしてもらいたいと思います。現地時間16日(日本時間17日午前2時)のプレスカンファレンスでiPhone4のこの問題に対してアップルから何らかの発表があるものと思われます。
最後に余談ですが、まだまだ終わりが見えないアンテナ問題。何だか日本ではそれほど問題になっていないような気もします。(ソフトバンクの電波のお陰?)絶好調の企業のちょっとした不具合を徹底的に叩く!という風潮がアメリカにはあるのでしょうか?(日本でもありますけどね。アメリカはもっと露骨。)トヨタのプリウス問題などとちょっと似た印象を感じるのは私だけでしょうか?あ、もちろん、不具合に関してはアップルにもトヨタにもちゃんとした対応をしてもらいたいですが。