現代社会において最も影響力があるのは新聞とテレビ。これは間違いのない事実と言えるでしょう。しかしこの構図もわずか数十年のものでそれ以前は、新聞、ラジオしか無かったわけで、その前は新聞しか無かったのです。
それが今ではインターネットが加わりマスコミの他にも個人が情報を発信する時代になったのです。世界中のニュースはもちろん、映像、画像、音声が一瞬のうちに世界中を駆け巡る……。わずか10年あまりで時代はさらに変わりました。
しかし前述の通り、最も影響力があるのは新聞とテレビです。報道の自由という言葉があるように私たちは正しいことを伝えてくれている、と信頼しがちですが本当にそうなのでしょうか。いろんな意見があってしかるべきなのに事実を伝えるためのマスコミが意見を述べてみたり、取り上げるニュースに偏りがあったり。
それに気づいたり不満を持った国民から耳を閉ざしてマスコミの情報から離れていっている、というのも現実に起こっていると言えます。その状況でマスコミがする行動は何故か自分自身を見つめ直すのでは無く、自分の驚異になるものを徹底的に叩くのです。これにはもう呆れてしまいます。
確かに新しく誕生したものには大きな可能性がある一方、未熟で問題もたくさんあるのも事実です。しかし今のマスコミはいろんな事象なんかをひっつけて誘導的な報道を繰り返しています。それが自分自身の首を絞めていることに気づいていないんですよね。ここ数年、十数年では影響は無いでしょうけれども、数十年後には大きく状況は変わっているのでは無いか、と予想しています。
既得権益を必死に守ろうとするのでは無くよりよいものは積極的に取り込んでいきいつも時代の最先端でいるのだ、という意気込みが欲しいものです。人も企業も大きくなりすぎたらいろいろボロが出てくるものなんですよね……。