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【親指シフト】親指シフトに切り替えてちょうど1年!ついに100文字/分を達成!成長の過程や入力ビデオを公開!

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ちょうど1年前の今日、8月23日にパソコン生活において重要な決断をしました。ローマ字入力から親指シフトへ切り替えを決行したのです。約16年間のキャリアがあるローマ字入力からの切り替えはなかなか勇気が必要でしたが、いろいろな理由から切り替えることに。

親指シフト関連の記事は以下のタグでまとめ読みができるので、経緯や練習時のコツなどご興味がある方は、こちらをご覧ください。

あれから1年。現在はどうなったのでしょうか? 昨年12月の100日経過後以来の親指シフト入力経過の報告記事です。

目次

親指シフトと歩んだ1年間を振り返る

ローマ字入力との決別

親指シフトの練習記録と成長記録をGoogleスプレッドシートを利用して記録・公開しています。まさに、1年間の成長の証と言えるでしょう。グラフで見れば一目瞭然。

開始直後は10文字/分という信じられない低速さ。1週間程度で20文字/分、20日で30文字/分、1カ月で50文字/分。40日で60文字/分に到着。

ローマ字入力では100文字/分前後の入力ができていた私は当初、60文字/分を目標としましたが、約40日後に到達したことになります。この速度で通常に仕事などで支障ない速度と言えます。少し入力が遅い人。という感じでしょうか。

この時点で、ローマ字入力より圧倒的にキーボードを打鍵する回数が減り、文章入力の疲れ具合や打鍵音が静かになったと実感できた時期でした。

親指シフトへ移行完了

ここから伸び率が遅くなり、90日でようやく80文字/分に到達しました。3カ月でそこそこ快適に文字入力ができるようになりました。ローマ字入力よりも若干遅くなりましたがトータル的にまったく問題なく入力できるようになりました。

この時点で文字入力のキーボード配列と挙動を見直し、WindowsでもMacでもポメラDM-10でもすべて同じキー配列としました。(スペースが変換&シフト、その右が右シフト)これにより誤打鍵も減り学習の効果も高まったと思います。

ローマ字を凌駕する親指シフト

80文字/分前後で入力速度が安定していましたがつい最近の、340日ころに90文字/分を達成しました。360日ころには100文字/分を達成しました!! 90文字を超える速度で文字入力ができるとローマ字入力と完全に遜色なく、キーボード入力が速い人の分類に入ると思います。

さらに 楽しいのがローマ字入力が速い人の打鍵音と圧倒的に違うのです。親指シフトの私はほとんど手を動かさず指だけを静かに動かすだけで次々に文字が入力されるのに対し、ローマ字入力の場合は、タカタカタカ!と決して静かとは言えません。今、改めて自分の姿と周りを比較して気づいたのですが、これって大きな違いです。

ちなみに、ここ数日で急激に速度がUPした理由は、漢字変換のキー割り当てを変更しました。スペースキーを左シフト、スペース右キーを右シフトとしたのは同じですが、スペース左キーを確定キーとして割り当てていました。(これまではスペースキーが確定キーも兼用していた。)

これまで変換候補を入力中に左シフトキーを誤って単独で押してしまい無変換で確定してしまうことがあり、はじめから文字入力が必要になっていたことがよくあったのですがこれがなくなったのが、速度UPに繋がったと思います。

ざっと1年間を振り返りましたが、これから2年、3年と使うに当たり劇的な速度向上はないかもしれませんが、110文字、120文字/分くらいまでにはなりそうな気がします。

1年後の親指シフトの入力動画

1分間に100文字入力する実際の映像をご覧いただきたいと思いします。1日目の動画も公開していますが比べてみると雲泥の差です。(当たり前ですが……)

親指シフトの特徴としては動画をご覧いただいても分かると思いますが、100文字/分と速い入力スピードなんですが、結構、ゆっくり、のんびり入力しているように見えます。打鍵音は収録されていませんがカタカタうるさいことはなく、静かなのも親指シフトの特徴と言えるかもしれません。

なお、文字入力にはTOM’S Web Siteの「タイピング速度測定」を、サンプル文章には日本語ワープロ検定試験の過去問題、第99回を利用刺せていただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

タイピング速度測定

日本語ワープロ検定試験|日本情報処理検定協会

親指シフトのために投資したものと入力環境

親指シフトをはじめるに当たり投資は不要です。親指シフトの第一人者、ものくろさんの親指シフトまとめページを参考にすれば無料で環境構築が可能です。

文字入力環境はとても大切です。文字入力効率にも大きく影響します。どうしても形から入ってしまう私はこの1年間に次のハードを購入してしまいました。

自宅ではMacBook Pro、職場ではWindows機を利用していましたが移動中や自宅でもふと文章を書きたいときに使える「入力専用機」が欲しくなってしまったのです。

はじめに購入したのがDM100。親指シフト入力ができるポメラとして重宝しましたがいかんせん漢字変換がどうも好きになれず、キー配列も自由に決められないジレンマというかイライラが積もってしまい、8.9インチの軽量ノートブックT90CHIを購入してしまいました。

Androidの購入も検討したのですが極力変な事はしたくない。他の環境とそろえたいと思い、Windows機にしました。職場で利用しているWindows機とキー配列を同じにすることでストレスもほぼゼロです。

と、いうことで、DM100は現在、まったく利用していません。(もったいない!)T90CHIばかり使っているですが1日まったく使わない日もあり翌朝、充電を忘れているとカラカラになっていることも。Windows 10にしていますがスリープ機能がうまく働いていないのかな? この辺はまた追々調べようと思っています。

現時点でMacBook ProとWindows機の2種類のOSでのみ親指シフトを利用しています。iOS、Android、Chrome OS機を利用していますが、フリック入力やChrome OSはローマ字入力のみで対応しています。

ちなみに、私の入力環境は、MacBook Pro(OS X)では、Karabina+Orzレイアウトを、Windows環境では、DvorakJ利用しています。

親指シフトまとめ | ものくろぼっくす

「指が話す」という感覚になったか?

長々と書いてきましたが、そもそも親指シフトに移行を決意した理由のひとつに「親指シフトは指が話し出す感覚になる」という意見が気になったというのがあります。

「指が話す」だと??

自分なりにローマ字入力は速いと自負していたのですが入力の際、確かに無意識のうちに頭の中で日本語をローマ字に変換していることに気づきました。

「こんにちは」→ 「ko n ni chi ha」

考えるという動作はしていないにせよ変換という作業はしているわけで少なからず頭からの命令がダイレクトに文字入力はできていません。

これに対し、親指シフトは、「こんにちは」は「こんにちは」なのです。「だいすき」も「だいすき」と4回指を動かせばOK。もちろん漢字変換の処理が発生するので思考を妨げる原因となりますが、ローマ字入力、さらにはかな入力よりも、より考えたことを直接指を使って文字として表現できるのだと思いました。

親指シフトを始める前はなんとなくそのような事をイメージしていましたが、親指シフトに移行して1年、その考えはどうなったのでしょうか?

「脳の信号をダイレクトに入力できるようになった。」

という感想です。指が話すという感覚は微妙なんですが、まず考えたことをそのまま文字に表現できる感覚は快適です。また親指シフトは日本語でよく使われる文字が打ちやすい場所に配列されているのです。これが素晴らしい。

例えば「きょうは」と入力する場合、3段目のキーだけで入力できます。ホームポジションから指をほぼ動かすことなく入力できるので1秒ちょっとで入力できちゃいます。ホント考えたことがそのまま文字に置き換わるこの快適さは文章で表現するのはなかなか難しいですね。

さいごに

ローマ字入力から親指シフトへ移行を決意して1年。約1カ月間はストレスばかりで辛かったですが今は移行して本当によかったと思います。移行によってデメリットもありましたがそれをよかった点が大きく上回ると満足しています。

どれだけ文字入力が速くなっても文章を考えるスピードが追いつかなかったり、特にブログの場合は構成を考えると時間がどうしても掛かってしまいます。ブログ記事に関しては1記事1時間程度、長い時は2〜3時間掛かっています。この記事は3時間ほど掛かりました。

ブログ記事を効率よく書く方法はまだまだ課題が多いですね〜。

最後に親指シフトを今から始めようかと考え中の人へアドバイスを。

移行後は最低1週間はまともに文字入力はできません。その後も1カ月間は業務に支障が出かねない程の入力能力の低下を経験することとなります。その期間、どうしてもローマ字入力と併用したくなりますが、併用はお勧めしません。

せっかく親指シフトの練習をしてもローマ字入力に戻ると学習効果が薄れます。また決意も揺るぐでしょう。親指シフト一本に集中することで速やかに移行が進むと思います。

1年を経過して結果として文字入力速度が劇的に向上し疲れも少なくなったと感じています。そりゃキーボードの打鍵回数が半分になるのですから当然ですよね。

私の場合はブラインドタッチが独学すぎて無理に打鍵するキーがあったり無駄に力強く打鍵するのでうるさかったりしましたが、今はそれがなくなり快適そのものです。

いい面、悪い面をよく理解して「今、私に必要なのはこれだ!」とビビッと来た方には親指シフトを強くおすすめします!! 親指シフトの世界にいらっしゃい!!

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