毎月フォトブック1冊目が無料の「ノハナ」が料金改訂へ。無料サービスについて考えてみた

ノハナ運営チームからのお知らせ | ノハナ(nohana)
2014年2月26日、ノハナは4月1日午前9時より料金を改定する予定であることを発表しました。

発表の趣旨は以下の通り。

  • 毎月1冊目:無料(変更無し
  • 送料90円→150円
  • 毎月2冊目以降フォトブック本体価格:525円→500円
  • 一度に1,050円以上の注文で送料無料→一度に1,000円以上の注文で送料無料

料金改定の理由は下記の通り。

  • これまでは送料+送料に対する人件費(10円)のみもらっていた
  • 利用者急増と消費税増税により企業努力だけではカバーできなくなった
  • 毎月1冊目の無料提供を取りやめたり、写真の横に広告を強制的に入れることもできたがやらなかった
  • ユーザーすべて平等に送料の負担してもらう
  • 一方で2冊目以降の価格を値下げ

今回はちょっと趣向を変えて、「無料サービス」について考えてみました。

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「無料」サービスはユーザー数が増えたときこそチャンスだけど……

これまでも「無料」を宣伝文句に人気を博したサービスはたくさんあります。Google、Facebook、LINEなどが代表選手と言えるでしょう。「無料」を武器に確固たる地位を築いています。

一方、一時期的に人気を博したけれどいつのまにかサービスを終了してしまったもの星の数ほどあります……。成功しているサービスと成功していないサービスの違いは何でしょうか? 

ビジネスモデルは広告+課金

企業が運営する上で当然、いつまでも「無料」で慈善事業のように続けよう、なんて考えている企業は皆無でしょう。

基本サービスは「無料」で集めて+αのサービスを有料で提供する。または、ユーザー数がある規模に達すれば広告媒体としての価値もあがるため広告収入を当てにすることもできます。

「無料」サービスのビジネスモデルは基本的にこの2つしかありません。

ポイントは差別化と囲い込み

成功しているサービスと失敗に終わったサービスではどこが違うのでしょうか? 「差別化」と「囲い込み」の2つと言えます。

「差別化」は他のサービスとの違いが明確だったり、マネができない技術を持っている必要があります。容易にマネをされるインターネットの世界でこれはとても難しい事でしょう。差別化で成功しているのは、Googleなどほんの一部の企業しかありません。

一方の「囲い込み」が一番分かりやすく、また多くの成功したサービスが実現しています。

無料で便利なサービスで多くのユーザーを獲得します。そのサービスを利用すると他のサービスを使えない仕組み、囲い込みを作ってしまうのです。OUTを不可能、または不便にして、逆にINは容易にするというのがポイントです。

ブログサービスが分かりやすい例かもしれません。簡単にブログサービスを始められるけれど、よく見ればエクスポートできないサービスって結構あたりします。またURLが変わるので移転したくない、という人も多いかもしれません。ユーザーに取ってはうれしくない事ですがこれも囲い込みと言えるでしょう。

少し意味合いは違いますが、無料ホームページサービスが減ってきたのは、囲い込みの部分で容易に引っ越しができちゃうのでユーザーを足止めすることが難しいと言えます。

もう少しグローバルな目で見るとFacebookやLINEは、まさにインフラ化までしている面があります。人とつながるために必要、投稿した写真をエクスポートできないなんて気にする人もいないかもしれませんが、知らず知らずのうちに抜け出せないようになっているのです。

基本的な技術は簡単で誰でもできることであっても、「囲い込み」がいかに重要かがお分かりいただけるのでは無いでしょうか? 

ノハナに期待すること

話しをはじめに戻すと、ノハナの今回の決定はどうだったでしょうか? 料金改定の範囲としては許容範囲だという印象を受けます。しかし、やるべきでは無かったと思います。私もノハナユーザーですが、「本当に努力をしましたか?」と感じます。

料金改定は危険で最終手段としておいておくべきです。二度目の改訂が次期が短いとユーザーに不信感を持たれユーザー離れの原因となります。もう次はできない、という気持ちで取り組んで欲しいと思います。

プレスリリースでは「1冊目を有料」「写真に広告」をすることもできるとのコメントがありましたが、これは一番最悪なパターンで、ノハナが自分で自分の首を絞めることになります。これをやってしまったら他の印刷業者と何も変わらなくなります。

「写真に広告」と聞いて2008年に閉鎖したPireaを思い出しました。(ひとぅブログの関連記事)写真は毎日みるものではありませんし、数年後に広告を見てどうおもうのでしょうか?意味がありますか?と思います。

ノハナに期待したいところは次のような点でしょうか。

グループ機能の充実

ノハナにはグループ機能があるのですが機能が充実しているとは言いがたいです。「ノハナを使うから便利」。というものを準備しなければただの印刷用のアップロード領域となってしまいます。

例えば「一日に1枚だけ自信がある写真をUP」する機能があって、みんなで評価しあう。「いいね!」が500ポイントたまればアルバム1冊無料!と言った具合になればノハナを使う理由になります。

また、その写真を「他人もアルバムで利用可」を投稿者に選ばせることにより、お気に入りの写真だけでアルバムが作れたりするとまた面白いかもしれません。2冊目のアルバム印刷のきっかけになるかもしれません。

いずれにせよ、現状の家族写真がターゲットで実家用、自宅用だけをターゲットにしているといつまでも広がりは期待できないと思います。

封筒の中の広告にお得な情報を

ノハナは4ヶ月ほど利用していないので最近の状況を理解していない状態で書きますが、送付物は、アルバムの他、ノハナからのメッセージとサムネイル写真が入っているだけでした。

これではノハナの強みを活かせていません。何と言ってもノハナは「住所」と「クレジット番号」の情報を持っているのです。ただし情報が足りないのも事実です。

そこで、料金を据え置く代わりに「個人情報を充実」させてはどうでしょうか。現在は氏名、携帯電話番号、メールアドレスしか情報として持っていないので、年齢、家族構成を追加で入れてもらえればものすごいデータベースになるでしょう。ここに「写真に興味がある」という重要な情報まで分かっています。

ここでアルバムを送るついでに、その人にあったDMを一緒に送るのです。これだけの情報があれば細やかなDMが打てそうです。DM業者と協業し、封入作業を依頼するなどコストダウンできる部分もあるかもしれません。

DMの内容は家族構成に特化したもの、地域に特化したものなどいろいろと考えられます。そしてDMにキャンペーンコードを仕込ませておいてノハナで入力すれば、お得にショッピングができるなどいろいろとアイデアが出てくると思います。

さいごに

今回はノハナの話しを中心に無料サービスに対する所感まで書いちゃいましたが、いずれにせよ、ノハナは65万人もの会員情報と毎月の発行部数は15万部にもなります。このボリュームメリットを活かさない手はありません。

ノハナのサービスが開始したときに、「ビジネスモデルはどうかんがえているのだろう?」と興味を持ってウォッチしていましたが、今のところ本領が発揮できていないと思います。今後の飛躍を期待したいと思います!!(^^)/。

ノハナ(nohana) – 毎月1冊無料フォトブック

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