オンラインストレージサービスが大好きな@hitoxuです。Dropbox、Flickr、YouTubeを主に愛用中です。
オンラインストレージは世の中の容量の肥大化に伴い求められる容量も増大の一途を辿っています。最近では無料で5GB程度の領域を提供し、容量増加の場合は課金が必要、というビジネスモデルが主流となっています。
「容量無制限」を謳うサービスはことごとくサービス終了に追い込まれているのが現状です。容量無制限で成功しているのは、GoogleとFlickrくらいではないでしょうか?
そんなオンラインストレージサービスの撤退が発表されました。HPが提供するオンラインフォトサービスの「Snapfish」が、2013年6月10日午後3時にサービスを終了します。
全世界に展開するサービスのSnapfishが。しかも日本国内のサービスからだけ撤退するということでさらに驚きました。
Snapfishが撤退するのは国内市場のみ
本日、Snapfishから発表されたのは、Snapfishのサービス終了ではなく、日本国内からの撤退でした。これは正直ホッとしました。
多言語サービス(例えば英語)はそのまま継続されるので、そちらを利用することが可能です。
できなくなることと、これからもできることをまとめると以下の通り。
できなくなること
- 日本国内でのデジタルプリントサービス及びフォトグッズの注文
- 「Snapfish」の日本語でのご利用(ご登録氏名、アルバム名、写真名以外の日本語表示)
- 日本語でのカスタマーサポート
これからもできること
- 米国をはじめ他国でのデジタルプリントサービス及びフォトグッズの注文(ただし、一部商品は国内のものと異なります)
- 「Snapfish」サイトの英語をはじめとする7ヶ国語でのご利用
- 英語などでのカスタマーサポート
国内市場から撤退することで困らない方、困る方
前述のような変更点がアナウンスされていますが実影響はどのようなものがあるのでしょうか?
写真プリントやグッズを購入のサービスをあまり利用しなかった方にはそのまま英語圏でのサービスを利用すれば大きな問題ではないと思います。
一点、注意が必要なのは、snapfish.jp ドメインが使えなくなる点です。以前にシェアなどで写真のURLをメールなどで公開されている方は注意が必要です。
※URLがどのように変更になるのかは不明です。英語圏のサイトに転送をしてくれると嬉しいのですが実際は難しそうですね。
2013年6月10日までに手続きをしよう
2013年6月10日までにA.「アカウントを停止し削除」するか、B.「英語圏などのサービスに移行する」かを選択します。申し込みをしない場合は、後者(B)になるようです。
利用を終了する場合は、2013年6月10日までに写真をダウンロードしておきましょう。一度に50枚までしかダウンロードできない不便さはありますが、オリジナルサイズをダウンロードできるのは良心的ですね。
まとめ
オンラインストレージサービスの突然の終了はよくある話しで驚きも少ないのですが、今回は、日本国内からのみ撤退、ということで驚きました。JPドメインではなくなるものの今後も継続してウェブサービスを利用できるので一安心といったところでしょうか。(プリントサービスなどを愛用していた人には痛いと思いますが……。)
写真を印刷をする習慣は日本では多い方だと思うのですが、価格競争が激化し、折り合わない状態だったのでしょう。その点が残念で仕方ありません。HPにしかできないサービス内容や連携サービスを提案し続けられなかったのも日本市場撤退の要因となってしまったのかもしれません。
やはりオンラインストレージサービスは依存度に注意しながら利用したいですね。