2011年一本目のアプリは「PictShare」(230円)をご紹介したいと思います。
iTunesリンク
iPhoneで撮影した写真はカメラロールに入ります。通常、写真共有サービスへアップロードする場合、iTunesでMacやPCに同期の後、アップロードする必要があります。iPhoneから写真共有サービスへ直接アップロードするためには、アプリを利用する必要があります。
そこで登場するのが、「PictShare」。FlickrやPicasaなど複数の写真共有サービスへiPhoneの写真をアップロードできます。「PictShare」は写真共有サービスへのアップロードに特化した作りとなっているため、かゆいところに手が届くアプリに仕上がっています! 同様のアプリをいろいろ使ってきましたが、Ver1.0にして既にこの完成度。今後の発展に期待したいところです。
では、早速アプリをレビューをしたいと思います♪
起動するとアルバムが表示されます。撮影年月で分けられていて見やすいです。
まずは、アップロードする写真共有サービスの設定をしましょう。「設定」をタップします。「一般設定」の「サービス設定」をタップしましょう。
対応サービスはVer1.0現在、「Flickr」、「Picasa」、「Facebook」、「Twitter(Twitpic, yfrog, Plixi)」、「フォト蔵」。各サービスのログイン情報を入力、またはPictShareからのアクセスの許可設定をします。
「アルバム」の「2011」をタップしてみました。日付別に写真が表示されます。これも見やすいっす。
「サイズ変更」でサムネイルの大きさを変えられます。一度に多くの写真を見たいと時は、サムネイルのサイズを小さく、写真の内容を確認したい時はサムネイルのサイズを大きくしたりと、これは重宝します。標準アプリにも欲しい機能ですね〜。
アップロードしたい写真をタップして選択後、「送信」をタップ。一度に複数ファイルを選択できます。他のアプリでは一度に設定できないものや、一枚しかアップロードできないものもあります。この機能はさりげなく嬉しい機能です。
アップロード設定画面です。
画面上部に送信する写真共有サイトが表示されます。ここではFlickrを選択しています。送信する写真の解像度、位置情報送信の有無、公開設定などを設定できます。
この画面で設定する項目は写真ごとではなく、送信するファイル群すべてに適用されます。個人的にはFlickrでは「タグ」もここで設定したいと思いました。
また、設定項目は送信する写真共有サイトにより異なります。写真共有サイトごとに、設定が保存されるのも便利です。Flickrではオリジナルサイズで、Picasaでは640pxで、という設定を保存しておけます。これも便利です。
余談ですが、ここの設定は全ファイルの初期設定だけで、写真ごとにも公開範囲や解像度などより細かく設定できると便利になるかなと思います。ただしインターフェースが煩雑になるので難しいところですね。
「編集」をタップすると送信するファイルの詳細設定画面となります。
この編集画面ですが、よく考えられているな、と関心しちゃいました。実に使いやすい。
画面左側に送信するファイルの一覧が表示されています。ドラッグ&ドロップで送信の順番を並び替えられます。
写真をタップすればファイル個別の設定ができます。タイトルや説明などを入力できます。画面上部の「+」タップで写真を拡大表示、「×」タップでアップロード対象から外されます。この辺が直感的でいいですね〜。
「戻る」でアップロード設定画面に戻り、「送信」ボタンをタップすれば写真共有サイトに写真をアップロードできます。
写真共有サイトに投稿中(登録中)の画面です。アニメーションをして楽しいです(^o^)。PictShareはバックグラウンド対応なので、ここで他のアプリに切り替えてもアップロードが継続されます。この種類のアプリはバックグラウンド対応は必須ですよね〜。
送信が完了すると、次にどうするか?が表示されます。なるほど、これはいいですね〜。アップロードした写真のURLをTwitterやFacebookに投稿することもできます。(写真をアップはしません。)
URLそのまま表示されるのでbit.lyなど短縮サービスに対応してくれるとより便利になるかなと思ったり。
* * *
以上、駆け足で「PictShare」をご紹介しましたがいかがでしょうか?本日、1月4日に公開されたアプリですがいきなりレギュラーアプリに決定しちゃいました。
今後はマルチアカウント化や対応サービスの充実が予定されているとのこと。TwitterでDropbox対応をして欲しいな、とつぶやいたところ、itokさんより「がんまります」とコメントをいただけました。これは楽しみです(*^_^*)。Dropboxに対応すれば写真共有サイト以外にもMacやPC間とのデータのやりとりもこれ一本で完結しちゃう訳で、まさに鬼に金棒ですね。
Ver1.0の時点で細かな不具合が報告されていますが、主機能においては問題無く動作しています。今後の機能追加、ブラッシュアップが超楽しみなアプリです!!
最後に、PictShareの「ここがいい!」と「ここがうーん」な点をご紹介しておきたいと思います。「うーん」な部分は今後のバージョンアップで改善される可能性があります(*^_^*)。
PictShareのここがいい!
- アップロードのバックグラウンド対応
- 一度にアップロードするファイルを選択できる
- アップロード順を変更できる
- 編集の一つの画面でファイル個別の情報を編集できる
- サムネイルサイズを変更できる
- 複数の写真共有サイトに対応
PictShareのここがうーん
- Driobox未対応
- Flickrのアップロード設定画面でもタグを一括で入力したい
- スクリーンショットを取ると落ちる
- 編集画面でアップロードした写真を削除した後、アルバムに戻っても写真選択変わっていない
PictShare – multiple photos uploader 1.0(¥230)
iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 4.2 以降が必要
PictShare – multiple photos uploader 1.0
カテゴリ: ソーシャルネットワーキング
価格: ¥230
更新: 2011/01/04